
六義園にて
長年のペーパー・ドライバー歴に終わりを告げたのは8年ほど前だろうか。そう所帯を持って以来、運転手を買って出ることが多くなり、今では“運転”を生業にさえしているわけだが、時々“珍プレー”を見せる辺りが実にZUYAさんらしい
今では野を超え山を何処へでも行くZUYAさん。それでもあまり使わないのが首都高速の“環状線部分”だ(同じようなドライバーは多いと聞くが...)
昨日のことだが、ZUYAさんの職場で同僚がちょっとしたミスをしてしまい、“なんちゃって責任者(いい加減なと言う意味ではなく何故かリーダー的な立場に立たされているということです~)”のZUYAさんがお客様の所へ商品を届けることになった。終業時間目前であまり乗り気がしなかったのだが、住所が 『 台場 』 と聞いて“やる気”が出た。そうZUYAさんは“自分の運転”でまだ一度もレインボーブリッジを渡ったことがないのだ
とにかく素晴らしい夜景も観れるし志願してみると、上層部の許可がおり“上(高速)”で行けと
ZUYAさんは首都高の環状線部分は本当に数回の経験しかないので、スマホのナビをセット(もちろんホルダーで固定してあります)していざ出陣。職場の最寄りの入口から高速へ、ビルの谷間を縫うように道路があるのでまぁ驚くほど曲がる曲がる
でも、渋滞もなく走りは順調。あっという間にレインボーブリッジにさしかかる。いやぁ素晴しい夜景だ。“こりゃあ、お得な仕事だぜ~”なぁんて景色に見とれて気分上々でいると、お台場が目前に迫って来た。出口を確認しようとスマホに目をやると、まさかの電源が落ちて再起動状態ではないか!
慌てふためくもご存知のようにスマホは直ぐには立ち上がらない...
スマホがあるからと職場を出る前に地図でちゃんとルートを確認しなかったZUYAさん。ようやく立ち上がるとナビが 『 左の出口に進んでください~ 』 って、たった今過ぎた所やないか!


え

え

え
おいおい、どうすんだよ~と考えている間に無情にも湾岸線に進入...お台場が後ろに遠退いていく...知ってるんだよ、この道は羽田・横浜方面に行くやつだろ...さぁて困ったぞ。どうするよと考えている間に海底トンネルへ。とにかく一番近い所で(高速を)下りて引き返すしかない
本来下りるべき出口から2キロも先の 『 大井 』 で下りて一般道を使って方向転換、再び高速に乗るZUYAさん。再び海底トンネルへ...
流石に隣の出口だから今度は確実に高速を下りて目的地であるタワー・マンションを発見。ようやく一安心。マンションの入口は直ぐに分かったのですが反対車線なのでもう一度回り込んで前に付けようと“とある場所”で何気なく左折したらまさかのレインボーブリッジへのアプローチの道路...
え

え

え
おいおい、どうすんだよ~と考えている間に無情にもレインボーブリッジに向かって坂を上って行く...
一方通行だから戻ることも出来ない。一般道と高速とに分かれる所で咄嗟に一般道を選んだZUYAさん。“これってETCの履歴で会社にばれて笑い者になるのでは?”と考えたわけだ
そして都心へ向けて“人生2度目のレインボーブリッジ”を堪能...するどころではない。どうするんだよ、まだ配達もしてないのに...何しにお台場へ?
芝浦側のループをぐるぐると地上に下りたZUYAさん。再び一般道で方向転換し、“人生3度目のレインボーブリッジ”を渡る。もう夜景どころではない、配達を終わらせないと。3度目でわかったのだが、初めにきちんと出口で下りていれば、15分で目的地に着く所を倍以上もかけてしまったZUYAさん。ようやく届け終えて“4度目のレインボーブリッジ”を渡る
会社に戻ると約一時間...
もうレインボーブリッジはお腹一杯です