なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

Nothin' But The Music  ー 音楽は最高の人生の手引書 ー 

2015年03月31日 | Music & Life 




最近改めてZUYAさんの人生を形成している要素として“音楽の(ブルースの)の重要さ”を強く感じる

ZUYAさんは長く自分が 『 Minority (マイノリティ) 』 であることに“自分らしさ”と言うものを感じて生きていたのだが、ふと気づくとここ数年ですっかり自身が最も忌み嫌っていた 『 Majority (マジョリティ) 』 に身を落ちつけている 

このように述べてしまうとまた一部の方に反感を買いそうだから(笑)、“自分らしさを感じない”とでも書くべきかな。ZUYAさんの“現実的な”友人や知人は皆理解してくれているから、その結論に至った経緯・要因を改めてここで書く必要はないだろう


今回はいつも以上に“休養期間”が延びてしまっているが、いつも以上に魅力的なエキサイティングな事象がいろいろと起こっている。もちろんそれらには不慮の事故だった 『 ぎっくり腰 』 、そして半分は過失である 『 高血圧 』 も含めてである


その最先鋒になったのは間違いなく 『 Fender USA の求人募集&応募 』 であり、その後色々なことが動き始めた。友人(いや“恩人”とでも言うべきかな) Big Dave Mclean のドキュメンタリー映画 『 Ain't About The Money 』 、そして先週末の竹田和夫氏のライブに至るわけだ

こうなるとその流れはあらゆる変化を生み出す。昨日のニューヨークのご婦人との出会いもそうだ


Big Dave McLean(ビッグ・デイヴ・マクレーン)について少し書こう

彼の青春時代はビートルズなどのロック旋風の真っ只中であったが、商業的、ムーブメント的な音楽には目もくれず(耳かな?)、マディ・ウォーターズやジョン・ハモンド等との邂逅を経てブルースに全ての人生を捧げ続けているカナディアン・ブルースマンの草分け的存在

“農場で扱き使われてブルースの真髄を極める~”なぁんて奇妙奇天烈な考えを持ってカナダに渡ったZUYAさんであったが、彼と出会って農場ではなくブルース・クラブでプレイする道へ。そして、その後の恩師・大沢博美との出会いにもつながって行く...(偶然にも2人は同じ年)

彼の長年の夢であったミシシッピへの旅を機会に彼のドキュメンタリー映画が作られるという話を以前から聞いていた。彼とは何度もステージに呼び込まれ話も色々した。その Dave の格も素晴らしい作品が出来上がったことは心から嬉しく思う

日本で公開なんてことは先ずないだろう。でも、そう言う点も彼が広大なアメリカ大陸にいる多くの優れたのブルーズマンの一人であるが所以なのかもしれない




『 Ain't About The Money 予告編より 』 (日本未公開)


ZUYAさんは世の中すべての人に自分の考えを知ってもらおう、理解してもらおうなんておこがましい考えなど一度も持ったことはない。もちろんこのブログを通してそう言うことをする気も毛頭ないわけだ。そういう行為はZUYAさんに言わせるとまさに“宗教的思考”なのである。他人に自分の考えを共感させることによって自己満足(自己の幸せ)を求める輩だ
 
“自分の考えに共感する人”を友とすべきであると言うのが、 『 ZUYA教 』 の真髄なのである(あれ?“教”っておかしいだろ...)

と言っても“反社会的になる”と言うわけではなく、“協調性を兼ね備えた上での個々の自立を目指す”とでも言うべきか


先週末に観た竹田和夫氏のライブ。数年振りに拝聴させて頂いたが、素晴らしいテクニックでエモーショナルなフレーズ連発する。時にはかなりのスピーディなーフレーズも飛びだすのだが、その時頭の中で“何か”が弾けた


ZUYAさんは巷に数多くいる 『 速弾き狂信者 』 に共感を覚えることはまずない。“速弾き”と言うのはあくまでも表現方法の一つであり、それが“全て”でも“究極”でもないからだ

その昔,マディ・ウォーターズを中心に白人と黒人の優れたミュージシャンが一堂に会した 『 ブルース・サミット・イン・シカゴ 』 と言うTVライブがあった


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この中で“早く弾けることなんて重要ではないんだよ。何を持っているか大事なんだよ!”とマイク・ブルームフィールドとジョニー・ウィンターが語っているシーンがある。二人とも平凡なギター・プレイヤーからすれば十分に 『 速弾きプレイヤー 』 なのだが

竹田氏のギター・ソロを喰い入るように観て(聴いて)いた時、今まではその二人の会話を本当に理解していなかったことに気づいた。そう遂に“真意”がわかったのである


世の中についても同じことが言えるのではないのかと思うわけだ。残念ながら世の中には“有名な会社で働いている”とか“良い車、良い服を着ている”ということでしか人を判断できない輩がいる(もちろんZUYAさんはそう言う輩は相手にはしないが)

ただ冒頭に述べた“マイノリティであること”について少し書き加えておくと、“存在感のないマイノリティはただの空想(夢)の世界の存在”でしかないと言うこと

つまり自分自身を光り輝かせる努力、或は行動をせずに自己分析に勤しんでいるだけではダメだと言うこと。ZUYAさんの目指す 『 マイノリティ 』 は 『 マジョリティ 』 を凌ぐ存在の物でなければならない。ただ単に“百分率”の話ではないのだ。そう、常に向上心を持ち自分自身を磨き上げ続ける能力があってこそ 『 マイノリティ 』 である価値が生まれると言うものだ

それを少しずつ心の奥底から再び引っ張り上げて、“周りに気取られず、自分の感性を信じてこれからも生きて行きたい”と思う今日この頃のZUYAさんでございます


皆さま、素敵な春をお過ごしください~


らしく...あくまでもZUYAさんらしく...

2015年03月30日 | Funny Life


谷中・天王寺にて



今日は素晴らしく良い天気でしたね


花粉症の方には“ツラい一日”にだったに違いありません。幸いZUYAさんは目がショボショボする程度でなので...

いろいろ考えることが山ほどあるのですが、現実逃...いやいや“気分転換”に散歩に出ました

ZUYAさんの大好きなコースで、駒込から千駄木、谷中を通って上野へ抜けた。もちろん行く先々、桜三昧である


途中、谷中霊園の辺りで年配の白人女性に道を訊ねられた

『 Do you speak English? (英語は話せますか?)』

先日の“不本意な電話面接”が一瞬頭をよぎったが、もちろん

『 Yes, I do. May I help you? 』

と自信を持って答えたZUYAさん

聞けばアラン・ウエストと言う“アメリカ人日本画家”の画廊を探していると。ZUYAさんは行ったことがあるので、いろいろと話をしながら連れて行ってあげることに

こちらのご婦人、休暇を取って念願の日本にニューヨークから一人旅だとか。“上野でとても素敵な旅館に泊まって...”と話すに話す。年配の女性のお喋り好きは世界共通のようですな

東京の後は箱根、京都、奈良と訪れるそうな。“あなた、英語はどこで覚えたの?”と言われ、自信を持って“カナダで”と答えた

“あなた、とても上手に話すわね。とても親切だし素晴らしいわ”と


このご婦人はとても面白い点に気づき質問してきた。

“何で日本の人たちはマスクしてる人が多いのかしら?”と。

“Good Question”と言ったものの 『 花粉症 』 ...って英語で何て言うんだったっけと思い出せず、色々他の語で周りくどく説明してると

『 Oh, allergy! (アレルギーね) 』 と教えてくれて

“そうそう、それそれ!”と暫しの間、日本の下町でお年は召していらっしゃるが素敵なニューヨーカーと楽しい時を過ごした

その後また外国人カップルに道を聞かれ...谷中で人気のZUYAさんでした  


通勤電車並の人混みの上野公園を通りぬけ日本橋へ。なかなか観にこれなかったクリント・イーストウッドの最新作 『 アメリカン・スナイパー 』

実に彼らしい完璧な映画でした。戦争物なので目を逸らしたくなるような場面がいくつかあったが、さすがクリント。実に巧く表現してある。前作 『 ジャージー・ボーイズ 』 の華やかなエンディングとは違い、厳粛な雰囲気を醸し出すエンディングが斬新で良かった(エンドロースの後半部分は完全な無音)

映画館から出るともう陽は落ち、日本橋という街の雰囲気が全くZUYAさんにマッチしないなぁと思いながら家路についた



上野公園にて




More Steps... (もうちょい...)

2015年03月29日 | Life



ソメイヨシノ発祥の地(2015/3/28)


昨日の汗ばむような陽気は


東京でも一気に桜を開かせました きましたね




体調も安定して来たので散策へ


駒込~巣鴨~本駒込~上野~秋葉原


ランチタイムを挟んで


秋葉原〜湯島~本郷~白山~巣鴨~駒込


やっといつもの感じを掴めそうですね




スタート/ゴール地点に戻った時


わずか6時間ほどで倍の数ほどに花が広がっていました










今日は日中は穏やかだが、午後遅くに雨だとか


皆さまも春の便りを感じてみてはいかがで~ ?




Have A Wonderful Day ~




今夜は 『 竹田和夫トリオ 』 を観た...

2015年03月28日 | Music




今夜は現在日本ツアー中の竹田和夫氏を観に


高円寺の 『 次郎吉 』 へ




ツアー中に幾度もメンバーが変わるのは


アメリカやカナダではよくあることだ


お客さんも色々な“音”が堪能できる




今夜はこのツアー初めての顔合わせで


ドラムに樋口晶之氏、ベースに栃原の兄貴だ




ZUYAさんが店に着いた時にはまだ席が選べたので


迷わずステージ前の席に陣取る




悲しいかな、よりによって“高血圧”中で


せっかく良い音楽にお酒も食事もNGとは...


その分も今夜はいつも以上に演奏を楽しんだ




息を飲むような演奏が続き


ZUYAさんは喰らいつき見過ぎて


何度も拍手のタイミングを逃した




1stステージではまさかの『 Members Only 』 が~


Bobby Bland の数ある名曲の中でも


ZUYAさんが最も好きな曲だ




2ndステージは更にボルテージが上がり


又もやフェイバリットの 『 Ain't Nobody Business 』


もう最高な音色で聴かせてくれる




時々、竹田さんの“永遠のギター小僧っぷり”が窺えると


思わず“ムフっ”としてしまうZUYAさん




そしてZUYAさんが個人的に嬉しかったのは


優二兄貴の弦がいつもと違うことに気づいたこと


どうやらまだ“耳は生きている”ようだ






然るべき時に...いやいやそんなことより反省を...

2015年03月26日 | Funny Life

ときどき 『 言霊 』 と言うものについて考える 


“良い言葉を口にすると良い事が起こり、反対に不吉な言葉を口にすると災いが起こる”と言うやつだ。何のことを言っているかというと、当ブログの名前の一部である“なんてこったい”のことだ

元々はこの数日間 『 デモ面接 』 を行ってくれたカナダ人の親友の一人であるジーナに、 『 Oh, My Got! 』 は日本語で何と言うのかと聞かれ、“おぉ神よ~”ではいまいち冴えないと思い“なんてこったい”を教えたところ彼女の非常に奇妙かつ愉快なイントーネーションが印象に残り、数年後ブログ新規開設の際に使うことにしたわけだ


この“なんてこったい”と言うのはどちらかと言えばネガティヴな意味合いで使われるのではないだろうか。例えば突然、尾野真千子に“あんたのことめっちゃ好きやで~ ”と言われ、“なんてこったい!”って言うやつはいないだろう...  

反対に道を歩いていてドブに落ちたら(最近ドブってあるのか?)...“なんてこったい”の一言であろう


そういう点から考えると 『 喜怒哀楽を自身を中心に楽しむ 』 と言う補説がある当ブログだが、残念な話題が占める割合がかなり大きいのではないかと

特にここのところZUYAさんらしからぬ実に世俗的な“厄”なんて物に惑わされているから、このようなネガディヴなイメージが湧き上がってしまうのかもしれないが


高血圧をこれ以上悪化させないようにとの医師の助言を受け、一昨日から一日中家に籠ることは止めて、最低30分は散歩に出ることにした(失職する度に近所の目が気になり外出を必要最小限に控えてしまう習慣があるので...)

散歩の道すがら、“新しいネーミングとは格あるべきか”と考えてみた


『 なんでそうなるのZUYAさん!! 』

『 ぶっ飛ばそうぜZUYAさん!! 』

『 いい感じだよZUYAさん!! 』

『 羨ましいぜZUYAさん!! 』

『 最高だぜZUYAさん!! 』


全くもって現在失職中の41歳の男が考えるべき事象だとは到底思えない。巷には春が訪れ桜がちらほらと目に入り、人々は厚い上着を脱ぎ捨て新しい季節を迎え入れようとしているのに

いやいや待てよ。ひょっとして“ZUYAさん”と言う逆さ言葉から来るネーミングに問題があるのでは...



          



少しは反省しよう

昨日の電話面接に関しては、文字通り“不意打ち”を喰らったことは抜きにして全く太刀打ちできなかったのは否めないし今後にどう活かして行くのか反省はせねばならない


今思えばカナダから帰国後、 『 英語 』 と言うものを武器に職についたことは2度あった 

1度目は 『 年末年始の御歳暮出荷作業 』 に応募するも、カナダにいた経歴から店頭での販売員に回された時。麻布十番にあるこのスーパーは場所柄お客の中には各国の大使館関係者も多く、ZUYAさんのお得意のユーモアを交えたフレンドリーな接客英語トークが功を奏し休憩時間にまで“ご指名”がかかるほどであった

2度目は人形町にある忌まわしき高級ホテル内のフィットネス・クラブのスタッフ。ZUYAさんが最も嫌う“醜い人間関係”に我慢ならずあっさり止めてしまったが、外国人宿泊客やホテルの外国人スタッフとは気があったが、どうしても日本人スタッフとその他の“貴族”達に馴染むことはできなかった


そして今回は身の程知らずの完全なる外国の会社にチャレンジしたわけである

しかも“営業”と言うことで、今までのようなお友達ライクな“日常英会話”ではなく“ビジネス英会話”を必要とされるセクションであるのにだ。募集要項に 『 entry level 』 と言う表記はあったが、これはあくまでも営業業務に関してであって、英語力なんてのは朝飯前である必要があるのであろう

って考え出すと淋しくなってくるので反省会はまたの機会に...



ライヴ!
クリエーター情報なし
Pヴァイン・レコード



久々にZUYAさんのブルーズを“ブルーズで吹き飛ばしてもらおう~!”と選んだのは、 Magic Sam の『 Live 』 である

“ブルース・マニア”を気取っていながら、このアルバムを聴いたことがないなんて奴がいたら、そいつは間違いなく“もぐり”だと断言できるほどの名盤(笑)。Buddy Guy や Otis Rush らと共に50年代から60年代にかけて、シカゴで凌ぎを削ってブルース・シーンを盛り上げた戦士だ。多くの音源を残しているわけではないが、その功績はあまりにも偉大である