目が覚めた時、はっとした。
“しまった運転中だった!!”
がばっと身体を起こすと高速バスの座席。“そうか、もうレンタカー返してバスに乗ってたんだっけ
結婚して以来毎年2回、すっかり体の弱った祖母に会いに行くことはZUYA夫婦の年間行事となった。正直、(“崖っぷち夫”のおかげで...)現在我が家の家計は火の車だが、普段の生活を切り詰めて今回も無事顔を見せることが出来た。もちろん正確にはZUYAの祖母であるわけだが嫁は非常に興味を持ち、そしてたくさんの優しさを彼女に惜しみなく与えてくれる。毎回道中で喧嘩をするけども、家に戻って来ると行って良かったなぁと思うわけであります
実はその嫁よりももっと感謝しないといけない方もいる。以前一度だけ大先輩の栃原優二さんと“YAMATO”なるユニットらしき物(?)を組んだ時に同じくメンバーであったVoの松下年見さん(鈴木聖美さんの楽曲の作詞等で活躍)だ。
不肖ZUYAは長い間家族とは絶縁状態にあった時期がある。ちょうどその真っ只中にそのユニットによるライブがあり、そしてその彼女に随分真剣に“家族の大切さ、有り難さ”を説教された時がある。その後数年間も家族との関係は変わらずで、いろいろな人に同じようなことを言われたが、その時の心のこもった話だけがZUYAの頭の片隅から離れなくなったわけだ。ようやく家族と再び連絡を取るきっかけとなったのは、もちろんZUYAが結婚を決めた時だ。その際手紙を書くときも彼女に言われたことを思い浮かべながら自分の気持ちを母に全て書き出した覚えがある
不思議なもので、その結婚を決める時でも迷いに迷い最後に決め手となったのは優二さんの言葉であり、家族との絆を(まだ完全ではないが)取り戻せたのは年見さんのおかげなのだ。この幻のユニット“YAMATO”(各々の名の頭文字から取った...)では音楽を通して人間的に大きなものを得たように思える。
『 ヤマトよ、永遠に~! 』 である
さて、話を木曽路への旅へ戻そう。
往路復路共に高速バスを利用し岐阜県恵那市へ。いつものトヨタではなく料金が安いが、酷く事務的な対応のマツダでレンタカーを借りる(その車もかなりシビア...)。昔と比べて寂しいくらいバス路線も本数もないのでレンタカーは必須だ。恒例の夫婦喧嘩と墓参りを済ませ、祖母のいるデイケア・サービスへ。普段は“通い”らしいのだが、今週は4泊との前情報をキャッチし雨が降り出す中向かったわけだ
毎回思うことだが“身内の訪問”と言うのが少ない現実問題の中、我々が行くと他の利用者から恐ろし程の羨望の眼差しを浴びる。みな家族に会いたいのだろう
1時間半ほどの滞在を終え、宿泊先である下呂温泉へ。色々事情があり祖母の家に泊まることは出来ないのだ。前回の訪問時は同じ飛騨の高山に向かったのだが、その時は通り過ぎただけだったのだが何か心に残る物があり今回の宿泊地と決めた。下呂の町に良く合うなかなか“こざっぱり”とした旅館に素泊まりで泊まり、夕食は地元の居酒屋へ。これの方が安くて美味い
とにかく平日の雨の夜ということもあり人がいないいない。町中の何処の足湯も貸し切り状態、
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ぷりっぷりっのさしみこんにゃく
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あまごの唐揚げ
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このネーミング...購買意欲をかき立てられるのか(笑)
翌日は朝からまさに豪雨
朝市に行くも店は半分しか出ていない...。
とにかくもの凄い雨。下呂に来る途中で見つけた“ガン封じの寺”と言う所へ立ち寄り、早々に東濃エリア(岐阜県東南部)に戻ることに。金錫山(きんしゃくざん)地蔵寺には 『 延命地蔵願王菩薩 』 と言う胎内に全長15cm程の別の地蔵を持つ珍しい佛像。その辺りの謂れから“内臓疾患に強い”らしい。その他に境内には様々なご利益のある仏像がある。ZUYA夫婦が驚いたのはカーテンが掛けられている地蔵があり、捲ると“完全18禁”の2対の仏像が...。これはぼかしを入れて掲載をしようかと思ったが、またクレーム等が付くと嫌なので残念ながら
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通称“ガン封じ寺”にて
さてそこからまたまた豪雨の中、中山道の名所“妻籠宿・馬籠宿”へ。本来はセットで行くべきだが、時間が無く今回は馬籠だけ。それでも訪れたのは15年振り、風景、味共に堪能。
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中仙道の名所、馬籠宿。
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地の物詰め込んだ定食。五平餅まである。
その後は祖母の待つデイケアに再度訪問し、しっかり握手とまたの訪問の約束を交わし帰路に着いた。で、疲れてバスの中でうとうとしてしまい...
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皆様、ご家族を大切に~