陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

見習うべき根性

2009-11-26 08:54:28 | Weblog
数日前の帰路、
電車の中で、大きな声で話をしている若手のサラリーマンがいた。
「ボーナスが出んかったら、会社を辞めたるわ。。。。」

聞こうとしたわけではないけれど、上の言葉が耳に入った。
社会に出て数年の連中の模様。
若いということはいいですなあ。
ジブンを知らず、世の中を知らず、それでも何とかやってゆける、ということは。
ボーナスがないのは、ジブンたちの稼ぎが少ないからだと思うけど、
ジブンの稼ぎの多寡とは無関係の、タナボタのハナシみたいですぞ。
家族をかかえ、ローンをかかえた世代だと、困ることも多かりきだろうけど。

ワタシも同じ様な時代があったのかも知れないけど、
或いは、今のワタシも似た様なものかも知れないけど、
ワタシも一度その様に、無邪気に言うてみたい。
ワタシにはボーナスなんぞ18年間ご縁がありませんからなあ。
そう、ワタシの稼ぎも少ないのよ。

けど、上の若い人はまだマシかも。
日航のOBのことを連想しましたぞ。
会社が自力でやってゆけん様になって、
対策の一として企業年金減額の提案があっても、
昔、会社が約束したジブンの権利を主張する。

主張は当然ではあるが、それは会社が自力でやっているときのハナシ。
存続にはヒトのカネが必須という事態に、自分のフトコロだけは守ろうという姿勢は、
なかなかマネができない、見上げた根性ですぞ。
(と言いつつ、自分がその立場にあったら、どうなるか分からんけど。)

世の中、企業年金なんぞ縁が無いサラリーマンが 80% もおるというに、
それらの者がおさめた税金を含むカネでジブンのサイフを維持しようとは、
なかなかのものですなあ。
そうした根性が欠けるワタシには、日航OBは見習うべきお手本ですぞ。 
コメント
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