不動の人気を誇る「水戸黄門」。
このところ、朝日の夕刊でシリーズでとりあげられている。
確かに、
あの、最後の場面で「これが目に入らぬか」と印籠を出し、
悪人はじめ、一同が「はゝ~」とひれ伏す。
この部分が、いかにも日本人らしい。
「こんなふうに世直しができないものか」という仮託がこめられている。
現実にはあり得ないからこそ、なのかも知れない。
内容を変え、
ここが決めどころと印籠を出したが、
「なんじゃ、それは?」と、印籠は足で踏みつぶされ、
黄門、助さん、格さんはコテンパンにやられ、
「かくして正義は敗れたり」でオワリとする内容にしてみたら? と思いますぞ。
今回も、やられてしまったという形で、
いつも、誰からも相手にされない、プアな黄門様、という設定に。
体制にとっての反体制も、
しょせん、傍流というだけのハナシで、
その外にいる者から見ると、(広い意味の)体制としては同じ。
葵のご紋の印籠も、結局は体制の権威をバックにした象徴。
悪人をやっつけて、全てが万々歳。
ではなくて、
悪代官が何故にはびこるのか?
幕府や藩主の統治能力や仕組みに欠陥や問題があるのではないか?
それは何か?
番組で、そういう論及をしたら、どんな番組になるんやろね。
数回は面白くても、続かないでしょうなあ。
今のパターンだから続くんでござろうなあ。
プアな日本人にとっては。
このところ、朝日の夕刊でシリーズでとりあげられている。
確かに、
あの、最後の場面で「これが目に入らぬか」と印籠を出し、
悪人はじめ、一同が「はゝ~」とひれ伏す。
この部分が、いかにも日本人らしい。
「こんなふうに世直しができないものか」という仮託がこめられている。
現実にはあり得ないからこそ、なのかも知れない。
内容を変え、
ここが決めどころと印籠を出したが、
「なんじゃ、それは?」と、印籠は足で踏みつぶされ、
黄門、助さん、格さんはコテンパンにやられ、
「かくして正義は敗れたり」でオワリとする内容にしてみたら? と思いますぞ。
今回も、やられてしまったという形で、
いつも、誰からも相手にされない、プアな黄門様、という設定に。
体制にとっての反体制も、
しょせん、傍流というだけのハナシで、
その外にいる者から見ると、(広い意味の)体制としては同じ。
葵のご紋の印籠も、結局は体制の権威をバックにした象徴。
悪人をやっつけて、全てが万々歳。
ではなくて、
悪代官が何故にはびこるのか?
幕府や藩主の統治能力や仕組みに欠陥や問題があるのではないか?
それは何か?
番組で、そういう論及をしたら、どんな番組になるんやろね。
数回は面白くても、続かないでしょうなあ。
今のパターンだから続くんでござろうなあ。
プアな日本人にとっては。