陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

施政方針演説

2010-01-30 19:41:59 | Weblog
オバマの一般教書演説、ハトヤマの施政方針演説と、続きましたなあ。
両者がよく似ているので驚きましたぞ。
何が似ているかって?
そりゃあ、勿論、「空虚な絵空事」という点にですよ。

報道では、理念先行と評しているが、
なるほど、言い方もあるものですなあ。
まさに、この世は「修辞」次第でござります。

▼オバマ:「米国はひとつの国、ひとつの国民として進むことで繁栄してきた」
⇒正しくは、「米国は、搾取の連続で繁栄してきた。かってはインディアンを、次に黒人を、
更には移民を、そして今は世界の弱小国を」

▼オバマ:「勤労への誇り。それは米国の価値だ」
正しくは、「強欲。それは米国の真髄だ」

▼オバマ;「雇用創出の真の原動力はいつも企業だ」
え? 企業以外に主たるエンジンがあるんですか? 米国には?

▼オバマ:「大した仕事もせずに2期務めるよりも、1期でも本当によい大統領でありたい」
街の声:「1期で充分だから、絵空事ばかりを言わず、少しは仕事らしい仕事をしたら?」
「何だか、あの、能なしカーターと似てきたゾ」

片や日本では、

▼ハト:「いのちを、守りたい」
-それは結構なことでござりますよ。
誰も反対は致しますまい。
で、具体的に何をするのでござりましょうや?

▼ハト:ガンジーの「7つの社会的大罪」
-これも、もっともなこと。
ワタシも異論なんぞ申しませんぞ。
また、「労働なき富」のイヤミも申さないこととして、
それで、どういう政策に取り組むのでござりましょう?

過日も触れたが、
政治家は、思想家とは違うんだからね。
理念と共に、具体的な施策を打ち出し、それを実行することが仕事なんでござりますよ。
実行が伴わない理念は、ソレは絵に描いたモチでござりますよ。
国民は、ビジョンや夢は不可欠だが、それだけでは生きられないのでござります。
勿論、逆の、理念なき施策も無意味でござりますがね。

何? 誰もジブンの気持ちを分かってくれない?
そりゃあ、そうですよ。
世の中、そんなものでござりますよ。
二人とも、それなりの時間を生きてきたんだから、そんなことは先刻承知でござりましょう。
ワタシなんぞ、カミさんだって分かってくれませんぞ。
マ、それはどうでもいいのだが、
その理念を実現するための施策を、そしてその実行をオネガイしますぞ。
ワタシはそれを見たいのでござります。
どう対処するのかを。
但し、膨大な財政赤字をお忘れなく。

ワタシの現状&課題である「貧すれば鈍す」をどう打破するか、
その参考にさせてもらいたいのでござりますよ。
え? 具体策はこれから考えるって?  
ご両人、それはないのではござりませぬか?
コメント
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