陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

アンポ、そして日航

2010-01-20 08:59:13 | Weblog
昨日、安保が50周年。
そして、日航が倒産(会社更生法申請)。

勿論、両者に直接の関係はござりませぬ。
たまたま、同じ日になったというだけでござりましょう。

今朝の新聞では、アンポやオザワ氏の話題は脇に追いやられ、
中心は日航。
2.3兆円の負債総額。
金融機関を除く事業会社としては過去最大とのこと。
支援機構は、公的資金枠 9,000億円を用意するという。

ワタシのところを含めて、小・零細会社にはビタ一文用意しないのにね。
用意するどころか、重箱のスミをつつきまわって、ナケナシのカネをとってゆく。
この世は、
大きいもの勝ち、
図太いもの勝ち、
ゴネ得、
が現実なのでござります。

過日、テレビを見ていたら、
政治家だろうと思うが、
「雇用調整助成金は中小・零細企業の命綱、この継続が重要」な~んて言っていた。
コイツは、誰かから聞いたハナシを口にしているだけでありましょう。
分かった様な顔をして。

雇用調整助成金を使っているのは、大企業・中企業なのでござりますよ。
小・零細企業はそこに至るまでもなく、人に手をつけるか、倒産なのでござります。
ただ、その原資たる「労働保険料(雇用保険三事業)」を負担させられるだけなのでござります。

厚労省OBの食い扶持を確保し、
大・中企業を支援する仕組み、
つまり、ここでも、
底辺のものを食い物にする仕組みが出来上がっているのでござりますよ。
雇用の確保という美名のもとに。

日航も、その意味では勝ち組みなのでござります。
何たって、公的資金をドカッと出させるのでござりますからなあ。

そして、それらを支える基盤がアンポなのでござりますよ。
それが、くしくも同日とは、どうしたことでござりましょう。
コメント
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