陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

高齢者の所在不明

2010-08-05 08:59:46 | Weblog
ぞくぞくと出てきますなあ。
百歳以上の高齢者の所在が確認できない事例が。

身内は勿論、行政も当然に、或いはそれなりに分かっていた筈で、
足立のミイラ男を契機に、それが表面に出てきましたぞ。

新聞等では、「家族関係や地域・町内会等のコミュニティが機能不全に陥っている」旨を報じている。
一面の事実ではあろうが、そういう事態にどう対処するのかが行政の役割であって、
「そうした事態に対処できていない行政こそが機能不全状態」が正しいと思いますがなあ。

勿論、何でもかんでも行政、という訳ではないが、
しかし、予算を含め、一つの方向を実現しようとすると、
行政が果たさねばならないことは当然にありますからなあ。

テレビで、足立区の職員が電話をしている場面が映っていた。
「厚生労働省からの***で、所在確認の電話を***。。。。」
このお役人様は、何を勘違いしているのでありましょう。
厚労省云々の前に、区役所が住民の現状を把握するのが原点でしょうが。
それを人からの依頼事かの様な口ぶり。
あゝ、役人根性丸出しでござりました。
そういう意識、仕事ぶりなのでござりますよ。
本人は何も気づいていない様でしたがね。

役所の仕事の基本がまるでなっていない、
こういう状態こそが、危機なのでござります。
高齢者住民の所在不明は、その結果なのでござりますよ。
コメント
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