陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

坊主バー

2009-02-20 08:46:32 | Weblog
テレビなどで何度か紹介されている様だが、坊主バーなるものがあるそうな。
坊主が経営するバー。

バーを経営する坊さんが、客との会話の中で、人生相談の様なこともするとのこと。
坊主といえば、寺の敷地を利用した、駐車場、マンション、幼稚園などの経営かと思っていたけどね。
(それもどうかと思うけど。)

今や、坊主の世界も何でもありですなぁ。
お釈迦さんが今の仏教界をみたら、びっくりだろうねえ。
坊主バーの宗派では、飲酒も妻帯もOKだそうだから。

おおむね、宗教は、独自の教義をかかげる、カリスマ性ある開祖から出発するが、
それが教団などの組織になると、開祖の魅力や元始の教義からどんどん離れてゆく。
つまり、堕落の始まり。
全ての宗教・宗派は、組織となることで必ず堕落する。例外はない。
その堕落のなれの果てが、坊主のビジネス。
いかに屁理屈を並べても。

坊主も、ごくごく少数を除き、殆どの者にとっては「職業」なんだろうねぇ。
坊主は、もともとは「修行」する人を指すと思うけど、今はビジネスをやるための修行?
それは今に限らず、昔から同じか。
奈良・平安の律令制下においては、坊主は「国家公認資格」で、役務や納税・兵役が免除だからすごいよね。
一種の特権階級。
なるほど、希望者も多い訳だ。
希望者が多いから、国家が許可制とした。
この国家公認の坊主は、とどのつまりは体制に奉仕することが求められる訳で、
そもそも日本の坊主というのは何なの? という話しになる。
中には、国家の許可なく僧となる農民などもいて(私度僧)、身分秩序のバイパスの側面もあったが。。。

一人一人の坊主だけでなく、
宗教法人を隠れ蓑にした大がかりなビジネスが、今も昔も花盛り。
皆さん、宗教法人ほど儲かるものはない、といわれていることは知ってるよね?
ワタシも、いっそのこと宗教ベンチャー「プア大貧教」でも起こし、教祖に転進しようかね?
そういう宗派だったら、ワタシは立派な有資格者!
その節は、皆さんは信者として入会してください。  
豪華な入会プレゼントをはずみますぞ。

=追記=
宗教ベンチャー「プア大貧教」は、どんなご利益かあるかって?
勿論のこと、入信し、寄進が多いほどに、プアから脱することができます。
入信しない者は、罰を受け、プアの身に落ちるのよ。
超リッチな者ほど、超プアに。
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