陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

東電の工程表:目標は変更なし

2011-05-18 08:52:37 | Weblog
東電の工程表は、「6~9カ月で冷温停止に持ちこむ」目標は変わっていませんなあ。
うむ。立派でござりますよ。
発表した副社長の武藤何某は「炉心溶融は工程表に影響しない」と言いきったですからなあ。
自信がおありなのでござります。
「影響しないんだから、数々の疑問に答える必要なし」なんだそうでござります。
傲慢そのものの態度でござりましたよ。

2カ月たって隠蔽できなくなり、1号機のメルトダウンだけを認めたが、
やはり組織が隠蔽構造そのものですなあ。
未だに2・3号機は認めていませんからなあ。
「敗退」を「転進」といい、「敗戦」を「終戦」という、
その遺伝子を今もって持ち続けているとは、ご立派としか言いようがござりませぬ。
勿論、どうしようもないアホと同じ意でござります。

大本営発表- (♪ 軍艦マーチの音色 ♪)
「我が原子炉は一部に損傷ありといえども、敵を見事に撃退し、所定の成果を収めつつある」
パチパチパチ 
お、放射線でかすむ空に東電の社旗がはためいておりますなあ。
希望の社旗でござります。
今朝も放射能まじりの空気がうまいですなあ!
今日も一日、元気で下請社員に原発作業をやらせましょう!
みなへの説明・釈明は、適当にごまかしておきましょう!
その内に事態が変わり、うやむやになってしまうでありましょう。
うむうむ。
素晴らしい見識でござります。
経営者のあるべき姿勢を体現しているのでござりますよ。

マ、原発避難の皆さん。
もうあきらめた方が宜しいですぞ。
いろいろ想いはあるだろうが、
こんな当事者(東電・政府)に期待をしてもムダというもの。
元の家に戻って住みたいという希望は当然ではあるが、残念ながらもはや賢明とは言えませぬ。
受ける苦痛や更なる被害が重なるだけでござります。
東電にプレッシャーをかけ続けながらも、新しい道を模索すべきでござりましょう。

勝手なことを言うなとお叱りを被るだろうが、
しかし、空虚な期待や希望は、何ももたらしてはくれませぬからなあ。
ここを間違うと、人生そのものを間違ってしまうかも。

ワタシなんぞも、期待と希望の下で人生を歩み、見事に大失敗をしてしまいましたからなあ。 
期待や希望は、単なる願望でござりましたよ。
大失敗学の提唱者&実行者がご忠告申しあげる次第でござります。
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