陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

レッドクリフ

2009-04-13 08:59:11 | Weblog
昨夜、テレビでの レッドクリフ part1 を見た。
観たではなく、見たと書く。
一言でいうと、三国志を舞台になぞらえたアクション映画だった。
金を使っている、というのだけは分かる。
途中からは、タバコを吸うために外へ出たり、風呂に入ったり。

「三国志の完全映画化」というキャッチコピーではあるが、
完全映画化と表現すると、三国志全体をカバーした中での赤壁の戦いかと思いきや、
そうではなかった。
また、「赤壁」と表現した方がワタシや多くの日本人にとっては遥かに具体的なイメージになるのでは?

映画の中では、「赤壁」の地名が、戦いの前から既にあったかの様な取り扱いをしているね。
会話の中で使われ、曹操が指示を出している地図にも「赤壁」と記されてあった。
その方が分かりやすいといえば分かりやすいけれども。。。
例えれば、江戸を舞台とする時代劇で「東京」と表現するのと同じ。
古い地層から遺物が出て、その土器なりにBC5000年と書かれているからといって、
まさか、「やったぞ! 紀元前5000年の土器だ!」という人はいないよね?
それとも、いる?

また、この戦いで曹操が敗れたことから、三国鼎立状態になったから、
その意味では重要な出来事だが、
曹操の力が弱まった訳ではなく、拡大を食い止めた戦い。
その証拠に、この戦いの後も、曹操の力は衰えていない。

今一、今二の印象が残る映画だが、それ以上を期待するのは所詮無理というもの。
しかし、この時代は、日本では卑弥呼の時代だからねぇ。
三国志に触れるたびに、その彼我の差を感じさせられる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サクラ チル | トップ | IOC委員? オリンピック? »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事