そういえば昨日来客があった中で、
その方と友人Aさんとで話した
ちょっと盛り上がった話題…。
ズバリ「FD3S型RX-7にRENESIS搭載というモデファイは有りか?」
誰もが認めるピュアスポーツカー・FD3S。
個人的にFD3Sの中で最もスタイリングが美しいと思うのが
280馬力化以前の初期~中期型FDです。
…と言っても、外観で主に変わったのは
バンパーくらいなものです。
どの型のFDも格好良いと思いますが、
初期型のスタイリングはクラッシックフェラーリのような優雅さと
現代車ならではのモダンさが融合した
日本自動車史においても屈指の美しさと思います。
ただ…、
あの小さな口…というか発熱量に対して小さいとされる口が
いろいろな議論を巻き起こしたことも事実だと言われます。
後期型の280PS仕様からはバンパー開口部が拡大され
それ相応の対策とされたようですが
デザインにおいても当時の流行が反映され、
初期型の優雅さよりも近代的なイメージの注入の方が
目立つ印象になったと感じております。
一方…。
RX-8に搭載されたRENESIS・NAロータリーですが…。
ターボによる太いトルクやブーストアップなどにおける
パフォーマンスアップの可能性こそ無いものの
9000rpmまで滑らかに、かつ「ビイイーン!」という
ロータリーらしい独特のエキゾーストサウンドを伴って
回転を上げることができる十分以上にパワフルなエンジンです。
このエンジンのパフォーマンスと個性こそが
RX-8というクルマの魅力を支える大本となっていると
私は思っております。
また良く言えばスムーズ、
悪く言えばダラーンと回る感じのあったロータリーが、
緻密なサイドポートの制御の恩恵か、
回転を上げるごとにエンジンが活気付くという
今までのロータリーに無い華やかさも加味されました。
8000から9000に至る最後の一伸びは
S2000乗りであっても「マツダさんお見事!」と
思える楽しさでした。
パワーはRX-8デビュー時のもので250PS。
最大トルクこそ劣るものの、ターボだった初期型の
FD3Sと比較しても、
たった5PSのビハインドでしかないのです。
上記あくまでカタログ値の想定事項ではあるのですが(^^;)
以下本題。
そのRENESISエンジンをFD3Sに移植したらどうだろう?
なかなかに素晴らしいスポーツカーが出来上がるんじゃ
ないだろうかと。
そういう話をしたのであります。
RX-8は素晴らしいスポーツカーですが、
それとは別にFD3Sモデファイの可能性としての話です。
ターボがなくなってしまいますから、FD3Sとしての
パフォーマンスダウンは避けられません。
ただ、1350kgのRX-8において十分パワフルな印象を与える
RENESISです。
ターボ付きで1240kg前後のFD3S、つまりは補機が無い分
軽くなることを想定すれば、
RX-8比150kg以上軽い車体とRENESISの組み合わせになり
けしてパフォーマンス的にひどく見劣りするものにはならない筈。
むしろNAスポーツとしてはかなり上等の部類に入るでしょう。
FD3Sの車体は剛性や強度でいろいろ言われることも多いですが
NA化でトルクが下がった分、各部に余裕が生まれると思います。
仮に今の基準に照らした場合の剛性・強度不足があったとしても
ターボパワーに対応したアフターマーケットパーツを上手く用いれば
FDの初期値よりも軽い状態で、より高剛性のクルマに
仕立てることも理論的には可能です。
パフォーマンスをRX-8同等と定義すれば、むしろ増量も可能で
湾岸~の荻島FDじゃないですが、資金さえあれば
ノーマル同等+αの重量でとんでもないボディを仕上げることも
これまた理論的には可能です。
そしてターボの高い熱量が無ければ、あの初期型のデザイン、
あの小さな口の、優雅なオリジナルデザインのままに
高性能なNAロータリー+FRのスポーツカーとして
成立させることが出来るかもしれません。
(私的にはここ重要です(^^;))
私はロータリーオーナーでも無いですし
上記を実現できる立場にもないです。
けれど可能性を論じるだけでも夢が膨らむ話だと思いました。
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RX-7のNA化ってのは、けっこう事例があるようで
ググったらいろいろでてきました。
でもRENESIS流用というのはあまり見かけませんでした。
RENESISは新しいエンジンでまだまだ高いでしょうけれど
適法性や燃費など考えるとRENESIS流用は
そんなに悪く無い気もします。
電気関連の移植、フィッティングが大変=お金がかかる
なんでしょうけれど(^^;)
以上、与太話でした(^^;)
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