以下、以前の日記のレスにて話そうと思った事でございます。
ちょっと前にニュースで
「ハイブリッド車は低速走行時に音がせず、接近に気付きにくく危険だ」
というニュースがありました。
エンジンを止めたままうろうろ走り回れるのは主にプリウスなんでしょうけれど
インサイトにも付きましたからね…。
T/Hどっちにも関係ある話で。
そのニュースを見ながら
「こないだまではうるさいうるさいと文句言ってたくせに
静かになったら今度は静かすぎるだと?
この組織とマスコミは何が言いたいんだ!
だったらよく聞こえるように大爆音で路地裏走り回ってやろうか(怒)」
と激怒しておったのですが…まぁちょっと待て待て…です。
確かに耳の不自由な方にとっては、接近音が無いというのはしんどいですし
実際にあんな鉄の塊に前触れ無くぶつかったのでは死んでしまいます。
健常者にとっても見通しの悪い交差点で音も無く出てきたクルマに
ビックリしたことも多々あるはずです。
ハイブリッドのモーター走行モードでなくとも、通常のガソリン車でも
静かな車両は静かです。
周囲騒音のレベルや本人の注意の向きなどによっては
ニアミスは多々起こっていると思います。
(実際自分もそれで一度はねられそうになったことがありますし)
自動車などの移動物体を認知するには人間の五感のうちでは
視覚、聴覚に頼らざるを得ません。
そのうちの聴覚が役に立たないのであるなら
それは問題であるといえるでしょう。
そもそも自動車の騒音が問題になったのは
低周波などに代表される耳につく類の音と、
騒音を伴う振動などの不快要素が大きかったからであって
無音を求められたというよりも、不快騒音を減らす事を求められていたというのが
実際のところでしょう。
(例えば排気音・実際の音以上にその音に混じった低周波に
不快を感じたことはありませんか? 例えば早朝のアイドリングなど…)
そう思えば必要最低限の音を「情報」として周囲に提供することは
”自動車のエチケット”として必要なことなのかもしれません。
ハイブリッド車が静かに過ぎるならば、確かに「音」は必要なのでしょう。
さて、表題の、そして問題の「音」です。
先のニュースでは「車が通ります、ご注意クダサイ」という直球なガイダンスや
小鳥のさえずり音などを例に挙げておりましたが
これもなんかなぁ…と思った次第です。
大規模工場などでは、既に構内用バッテリーカーなどに
存在を知らせるための”チャイム”がついてる場合が多いです。
バッテリーカーは静かなんで、工場内での出会いがしら衝突を避けるために
こうしているんですが
「きんこんきんこんきんこんきんこん……」と(笑)
街中を走るクルマが皆こうなったら喧しい上に間抜け極まりないです(^^;)
それに結局うるさいと言われてしまうでしょう。
ハイブリッド車に付ける音については、こちらもいろいろ思うところがありまして
「音を付ける」方向で考えるのであるのなら
むしろその音を楽しんでしまえばいいのではないかと考えました(^^;)
基本的にはインバーター音をそのまま表に出せばいい気もしますけれど…。
電車でもVVVF音愛好の方は多いので、むしろ好まれそうな気がします(^^;)
ただ、それも一部でしょう(笑)
だからこんなのはどうでしょう??
POWERスイッチを入れると停止~20km/hくらいまで
以下の例に挙げたような音が鳴るようにして…。
速度や車両状態に合わせて音にもアレンジが入ればなお良いでしょう…。
例:ガミラス戦艦の音、超巨大ミサイルの推進音、
フェラーリの音、ポルシェの音、F1の音、ロータリーの音、
愛息の声、愛妻の声、好きなアニメキャラ・声優さんによる声、
お囃子の音色、落語、ししおどしの音、流水音(便所か?)
…ガミラス超巨大ミサイルの例で言えば
動き出しの際に「じゅっぽーん!きゅいいーん…」と発射音がして
その後は「うぎゅるうぎゅるうぎゅるうぎゅる…」と音がする訳です
そろそろ走ってる間はずっと「うぎゅるうぎゅるうぎゅるうぎゅる…」と
音が鳴っていて速度が上がるとフェードアウトするのです。
そして速度が落ちてくると徐々にまた「うぎゅるうぎゅるうぎゅるうぎゅる…」と
音が鳴り始め、停まると「ずが!ぎょーん!じょごじょごじょごじょごじょご…」と
炸裂した時の音がする訳ですね(^^;)
冥王星→地球間・約50億キロを一時間ちょいで飛んでくるという
未曾有のスピード(およそ光速の20%)を時速20キロ以下で味わえるのですから
いい時代になったと思えるのではないでしょうか(^^;)
そしてF1…、これは名門フェラーリF1の音をサンプリング、高いでー(笑)
メインスイッチを入れると「きょよよよよ…、うぅわん!おあーーー」と
エンジン始動音に続いて甲高いアイドリング音が流れ出します。
でも車両はプリウス(笑)
そして停止中は「おあー、わんわんわんわんうあーーわんわんわんわんうあー」と
定期的にブリッピング音まで入れてくれて、まさに雰囲気はF1のピット…。
でも車両はプリウス(笑)
そして動き出しの際はシフトレバーを動かしたのに合わせて
「おぉあぉううううう…おぅおぅおぅおぅううううああああああーー」と
F1マシンが動き出す時の音でクルマが動き出してくれるという訳です。
でも車両はプリウス(笑)
走行中はF1マシンのエンジン音です。速度にあわせて微妙に変化します。
アクセル開度に合わせて音色が変わるなど、今のデジタル技術の前なら朝飯前!
オプションのサウンドエフェクトエクステンドで走行音も100km/h超までカバー。
これでドライブすれば貴方も気分はまさしくF1ドライバー!
でも車両はプリウスです(笑)
エンジン音シリーズは他も似たような感じで(^^;)
ペリフェラルポートの音を立ててアイドリングするプリウスを
交差点で見る日がやってくるかもしれません(笑)
逆に愛息や愛妻の声をクルマにさせてみてはどうでしょう?
可愛いわが子、愛する妻、その声が通勤中のクルマからずっとするのです。
朝行く時には「おとーさん、がんばってネ」「あなた、今日もお仕事頑張ってね」
帰宅時には「はやくかえってきて、おとーさん」「帰りの運転気をつけてね、あなた」
おとうさんの安全運転意識はきっとエベレストより高くなることでしょう(笑)
クルマの近隣にいる人も幸せ家族のオーラによって、クルマに必要以上に
注意を払ってくれるでしょう。
むしろ表でも幸せ家族全開なのはちょっと怖いので、きっと避けてくれます(^^;)
問題は愛車の代替時にヘンに愛着が生まれて、手放せなくなる事態が
予想されることです(笑)
好きなキャラ、好きな声優さんの声…なんてのは痛車好きな方々には
たまらんのではないでしょうか(笑)
もちろん子供さんも大喜びでしょう。
「安全運転だってばよ!」とか「安全運転なのはお前だ!」とか
「別にアンタたちのために安全運転してるんじゃないんだからねッ!」などという
ツンデレっぽいプリウスが路地裏を走ることがあるかもしれません(^^;)
…初音ミクの声で歌いながら走る…なんてのも出てくるんだろうなそうなれば(汗)
これも上記パターンと同じく、クルマが手放しにくくなるかもしれません(^^;)
例を挙げるのはこれくらいにしますが、このように考えれば
ハイブリッドやEVに音をつけて走るのも
なかなかに面白いかもしれません。
それぞれの個性が出せるのも、各自の個性を大事にするこれからの世相に
合っているかもしれません。
こんないろいろな音を発するクルマたちが路上にあふれたらさぞや楽しいことでしょう。
想像してみてください―
とある交差点であなたは信号待ちをしています。
クルマがいろいろな音を発しながら集まってきました。
「ちゅんちゅんちゅんちゅん…」「おとーさん、きをつけてね」
「うぎゅるうぎゅるうぎゅるうぎゅる…」
「ぶうわんうわん、ばおん」「あなた、今日も頑張って!」
「今は濃いお茶が一番怖い」「がしゅんしゅんしゅん…じゃらららー」
「くぅわん、わん、おあーーあんあんあん…うーおあ」
「てんてけてんてけちんちんちんちん…」「じょろじょろじょろじょろ…」
「ぱぅおあーん…べっべっべっべっべ…」
「ちょろちょろちょろ…かこーん!」
…煩そうだな(爆)
おあとがよろしいようで(^^;)
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