ホンダのエコカー、”Green Machine 003” CR-Zを
ディーラーで眺めてきました。
結論から言いますと、なかなか”FINE”な新型車でした。
いいじゃん、やっぱやるねぇHonda!
心配は杞憂で終わると思えました。
以前、某H社ディーラーに中学時代のクラスメートが居ると聞き、
そこなら無視されたり門前払いになる可能性は低そうだ…と
そこに狙いを定めて行きました(笑)
無事に元クラスメートのセールス氏を発見し、
何とか新型車を見せてもらえました。
当初の予想で気にしていたデザインのこんもり感は
ぜんぜん、ぜんぜん気になりませんでした。
(↑大事なんで2回言いました(笑))
以下は実車の写真です。
実車見ていて思いだしたことがひとつ…
「ホンダは写真撮るのが信じられないくらいヘタクソだったっけ」
実車はこんもり感はほとんど無く、先ず感じる車高の低さです。
べたべたに低い訳ではありませんが低く這いつくばる感じがあります。
良い感じだと思います。
外観デザインのハイライトは、個人的にはドア後半から始まる
リアセクションの造形だと思います。
かなり凝っているので、気になる方はぜひ実車をご覧になってください。
内装もタイト感あり、過不足無い感じです。
スポーツクーペとしては重要ですね。
これもまた事前の写真からは感じられなかった要素です。
窓形状が効果的で開放感があるので閉塞感はありません。
これも重要な事と思います。
前方視界はこだわったとの事ですが、視界が良くて
なおかつ車両の感じがつかみやすく思えます。
これのおかげで乗るとクルマが良い意味で小さく感じられます。
良い雰囲気です。
簡単に言えば「好きに乗ってきていいよ」と言われたら
「なら遠慮なく…」と言って、峠に向かいたい雰囲気かもしれません(笑)
そういう雰囲気をもっている…ってことが、こういうクルマにとっては重要な事ですが
その時点でCR-Zは十分合格だと言えます。
後方視界はあまり良いとは言えず。
ですがミラーと合わせて必要十分な後方視界はあります。
運転席から見えもしない部分にリアウィンドーを欲するような
気分屋なジャーナリストに口撃されないように…と
心配はしていますが。
先のリアセクションデザインの話と重複しますが
リアウィンドーの寝方がハンパではありません(笑)
ほとんど水平…リヤゲート下側にエクストラウィンドーがありますが
上の方がエクストラなんじゃないかと思ってしまいます(^^;)
なかなかに過激なデザインと思います。
この辺にCR-Xを思い出す方も多いと思います。
エンジンルームとアンダーフロアの写真も(笑)
下回りはフルカバータイプではありませんが、かなりフラットです。
エンジンルームはこんな感じです。
FIT用を転用したエンジンはコンパクトです。
SOHCで重心も低いでしょうから、鼻先の動きも軽いでしょう。
空気を吸う部分…気を使っているようです(^^;)
展示車はナンバーが無いので試乗はできませんでしたが
エンジンをかけ、空ぶかしをさせてもらう事ができました。
これが実はもっとも大きな心配事でした。
駆動軸に固定されたIMAモーターが回転マスとなって
レスポンスに悪さするのではないかと…(汗)
ですが心配は無用でした。
アクセルの動きにビシッと遅れなく反応します。
回転の上がりも下がりも速いです。
これにはビックリ、今までのIMAと違う~!
展示車はCVT仕様で重たいトルコンを抱いているはずですが
6MTならもっと軽く回るでしょう。
これなら6MTで乗っても楽しく走ることができそうです。
正直ホンダと言う会社を見くびっていましたね(^^;)
ホンダの底力を見た気がします。
心配した重量ですが、国内仕様の最軽量仕様で1130kg、
US向けのフル装備状態からすればずいぶん軽い仕上がりです。
競合他車と比べて軽いとは言えませんが、
タイヤもいいの(ポテンザRE050)を履かせてますし、
重心も思った以上に低そうです。
楽しく走れる要素はちゃんと入っています。
タイヤに拘ったのもいい傾向でしょう。
TC2000のラップタイムでライバルに負けたとしても
このクラスでもっとも大切な「操る楽しさ」は
備わっていると確信しました。
肝心な値段ですが、ベーシックなβ仕様ですと230万円を切るモデルも
用意されてます。
フル装備のαになると250万円越えになりますが…
昨今の税制優遇を考慮すれば、グレード選定によっては
かなり買い得感ある買い物に出来るかもしれません。
多少高いのは否定できませんが、それだけの価格に見合う
積極感あるプロダクトだと思います。
私が買うなら…βグレードにオーディオとHIDだけ付いた仕様…
239万円のクルマをチョイスします。
これなら諸経費込でアンダー300万円、頭金が無いプランでも
長いローンなら何とかなる金額であると思います。
そしてこれをベースに、自分好みのCR-Zに仕立てていきたいです。
CR-Z、ひさびさの”FINE”なホンダ車です。
(補足:シビックRユーロも魅力的なクルマでした)
こりゃいいぜ!
乗って走り回っちゃいませんが、これなら何とでもできそうです。
自分はその世代ではありませんが、
バラードスポーツCR-Xを思い出すホンダ車でした。
パワーで押すのではなく、軽快で颯爽と走るCR-Xと
今回のCR-Zを重ねている方は多いと思います。
心配は杞憂に終わったと信じます。
ずっと待っていたホンダファンの皆さん、いますぐローンの申込用紙を握って
ディーラーへ走れ!
そう言えるひさびさのニューモデルです。
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