まんがを描くとき、一枚絵を描く時。
私は音楽をかけることが多いです。
というかほとんどの場合でかけています(汗)
新作のイメージを練る時に…それこそ主題歌じゃないけど。
その作品のイメージにピッタリというか
それこそ脳の中にプロモーション映像を想像するような過程がありまして、
そのために音楽を探す事もたくさんあったりします(^^;)
先日も「あのCD何所へしまった??」ってことで
クロゼットから大きな段ボール箱2つを引っ張り出して捜索です(笑)
また「聞いたことあるけど、どうしてもCDで欲しい」って
買うことも多いし、
逆に曲を聴いて「こんなイメージの作品はどうだろう?」って
アイデアを書いてまとめておく事も多いです。
余談ですが、写真を撮るときもそういうアプローチをする事が多くて
「~~のイメージで」って撮る事が多いです。
例えばボサノバが聞こえそうなイメージで…とか。
多分そういう人って他にもたくさんいるのでしょうけど。
とある映画監督なんかもそうなんじゃないかなぁ…と思う時があります。
有名作の「秒速~」もそうだし、先日公開された「言の葉~」も
とある楽曲を題材にしてインスパイアしたものなんじゃないかなぁ…と。
いい意味で…ですが
極端なことを言えば「秒速~」って最後の話のその主題歌が流れるシーンこそが
コアみたいに思えるし、
もっと極端に言えば予告編の映像で見せるべき部分は見えちゃうというか。
先日公開した作品も予告編のPVがある意味で本編なんじゃないかと。
写真的なものよりも、むしろ音楽性みたいなものが。
音楽への強いリンクというか、音楽と切り離せず同時に存在するかのような。
そういうものを自分は強く感じます。
音楽より音楽みたいなアニメ…と言えば良いのかも(^^)
その曲のPVよりもっとPVな作品として完成させているのかもです。
そういう関連性は自分としては好ましいと思います。
自分も見ているところは同じかもしれないですから。
ただ…
アニメなら挿入歌などとして直接そういう表現ができるけど
(もちろんヘタがやるとどえらいことになるだろうから簡単ではないはず)
まんがの場合はこっちの表現力の如何にかかってくるので
相当の表現力がないと読み手に音楽は聞こえないのかな…と(^^;)
自分が聞いていて、作品のイメージとして作品の向こう側にいる人にも聞いてもらいたい音楽…。
「音楽が聞こえる作品」をいつか描きたいものです。
今はまだ描けない、描けていない。
でもいつか必ず。
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