ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

α900

2010年10月25日 18時47分09秒 | SONY α900

                                      
                                      
                                    
                                   

突然ですが、新しいカメラを導入いたしました。
SONYのα900です。




先日購入したAF28mmF2は、実はこいつのために買いました。


実は夏頃から購入を考え始めるようになりました。
はっきり言って安い買い物ではありませんでした。
でもどうしても今のうちに手に入れておきたかったのです。

本当は先週初めに到着していたのですが、
友人D氏こそ先に買うべき人だったので、彼への報告を済ませてからの
日記掲載&購入報告といたしました。

あらためて友人D氏へ。
先に買っちゃってゴメンナサイ。
でも思いきれる時に思い切らねばとても買える物ではなかったのです(汗)





何故いきなりこんなのを買ったのかといえば、
それはα55が非常に良くできたカメラだったからです。



以前にもOVFとEVFについて日記を書いた事があります。
 ・自分の理屈的には、デジカメは最後はEVFを理想と考える
 ・自分の心情、好みの問題としてOVFはどうしても外せない
というのが自分の立ち位置です。

私がデジカメに大きく踏み込むきっかけとなった
コニカミノルタ・Dimage A2はある意味で理想的なカメラでした。

A2が備えた高精細なEVFによる撮影は快適そのものでしたし、
ライブビューのおかげで私のようなビギナーでも積極的に絵作りに参画でき、
写真が「ただ撮るだけのもの」から、自ら作品作りに「積極的に参画」するものへと
変わっていったのはA2の存在があったからでした。

パナソニックのG1登場時は
A2のブラッシュアップ版と言えるカメラの登場かと思いましたが
相変わらずEVF機ゆえのファインダー像の消失時間の問題があったため、
高性能にはなったものの、EVFがOVFを本格的に駆逐するのは
まだまだ先のことと思っていました。



ただ、今年のα55の発売でその予想は間違っているのではないかと
思い始めました。

まだ未完成な部分は多々ありますが、
かなりの部分でEVFのネガを潰してきたα55に、
大きな可能性を感じると共に、予想される対策が投じられれば、
一気にOVFを駆逐する…少なくともAマウントにおけるOVF機は
駆逐どころか今後一切出ないのではないかと思い始めました。

例えば…ベリクルミラー搭載のEOS1N・RSのファインダーは
明るいものではありませんが十分実用に耐えます。
ただし今はEVFという飛び道具があります。
これよりもファインダーへ送る光を減らしてセンサーへの光量を優先しつつ、
専用のEVF用センサーを用いてEVFの明るさをゲインアップし、
センサーとEVFを完全別個に駆動できるような機体が出れば、
EVFの画像消失問題は完全に解決します。

EVF像の繊細さや撮像結果との正確さを両立したいなら、
メインセンサーからの信号でもEVFを動かせるようにして、
トゥルーファインダー+スポーツファインダーとする手もあります。

とにもかくにもこういった方向性がソニーから示され、
これからもこの技術を磨いていくとアナウンスがありました。
今後出る中級機も同じ技術で作られることは、もうPRされています。
最上位機については明言を避けたものの、
マーケットにおけるシェアや開発リソース、今後投入できる開発ダマを考えれば
OVFにどれだけ注力してくれるかは自ずと分かろうものです。

そして…OVF、特に凝った高性能なOVFのコストは
とんでもなく高いと言われています。
コストカットや低価格化が叫ばれる昨今です。
EVF化は時代の流れであると思っています。


おそらくα900はまもなくディスコンになるでしょう。
そしてトランスルーセント機の拡充に力を入れる間に
最上位機は不在の状態が続くでしょう。
α700の例で言えば2年ほどその状況が続き、
その間にトランスルーセント機が主軸になれば、
α900の後継機もEVFで作られるようになるかも知れません。

そして最悪のシナリオ…
ソニーがAマウントを捨てる日が来た場合も、
同じく後継機など現れる筈もありません。
(いまだにこの可能性は無くは無いと思っています)


そうなってからではもう遅い―
わたしがそもそもSLRカメラを欲しがったのは、
レンズの像を自分もそのままのものが見られるからだ―

EVFは確かに優れているが、レンズの出してくる像を自ら見ることはできない―
それができなくなったら俺はどうすればいいんだ―



私はα900はある意味完成されたカメラだと思っていました。
究極とも言える2400万画素オーバーのフルサイズセンサー、
それは全てのレンズ性能を余すところ無く受け止めることができる筈です。
画素ピッチもα700より大きく、RAW現像さえすればISO1600まで
常用できる性能を持っていることは確認済みです。
そしてフルサイズ機ならではの大きさを持ち、
且つ世界最高の見え味を誇るファインダーを持っています。
そしてフルサイズ故に、全てのAマウントレンズを隅々まで生かして
使うことができます。

仮に改良が成されたとしても、飛躍的なOVFの性能UPは先ずありえませんし、
AFの改善が成されたとしても、精度は今でも必要十分以上の精度を持っていますし、
速度についてはそれこそトランスルーセント機に及ぶはずもありません。
連写速度もデータ量や機構を考えれば難しいでしょう。
ましてや新センサーなどの大玉があるとは思えません。
せいぜい動画追加やGPS追加か…。
そして今の性能に自分は不満を感じていないのです。
(基本なんでも使い手が頑張ればいいと思う方なので…)





ツァイスからカメラに入った自分ですが、ミノルタにも強く惹かれた自分です。
Aマウントはそういう意味では最高のマウントです。

自分にとって必要にして十分以上の性能を持ち、
大好きなAマウントレンズを全て、余すところ無く使いきれるカメラ。
そして何より「史上最高のOVF」を持つその機体を見逃すことは正直できませんでした。





…と言う訳で今の時期の購入となった訳でございます。

レンズも十分有る訳ではありません。
28mm、そして70-200mmは確保しておりますが、
まだ「必要十分」ではありませんです。




ただ…あまり気張らずに楽しんでいこうと思っています。

28mm、70-200mm、これに標準の50mmがあればシステムとして一応格好はつきます(^^;)
そして50mmはシグマにしてもソニーにしても、そんな異常に高いものではありません。
そして十分以上の性能を持っていると聞きます。
間違いなくヘタッピの私には十分以上のものでしょう(^^)

ズームレンズによる高ハンドリングや超望遠領域は、引き続きα700に受け持ってもらいます。
メインはあくまで700です。
そういう意味では900は”サブ機”の立ち位置になります。

2400万画素…というとどうしても解像度の高いレンズを…と思ってしまいますが、
逆に「2400万画素あるから、どんなレンズでも受け止められるんだ」と思えば
レンズ選びもむしろ自由度が高いとも言えるでしょう。
そしてAマウントのレンズは、そう高いものばかりではないのです。

APSサイズのイメージサークルを持つDTレンズを付ければ勝手にクロップしてくれます。
また撮像範囲をAPSサイズに強制でクロップもできます。
そういう意味では恐れずにDTレンズを900にくっつけてやるのもアリでしょう。

「全てのAマウントレンズ」が使えるα900なのですから…。



高い買い物でしたが、楽しみの範囲は確実に広がったと思います。
まだちゃんと撮ってやる機会は無いのですが、次の週末辺りには
いろいろ撮ってみたく思います。




しかし…予想外の贅沢しちゃった…(汗)
しばらくは旅行も買い物も慎まないと…。
50mmだけは何とかしてあげたいけど…(^^;)

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