ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

習慣

2007年04月10日 23時11分26秒 | なべ日記(雑記)

会社への往復と原稿執筆。
あまりに遊びの無い一日にちょっと辟易したので
帰りに家電店に寄って物欲をちょっち刺激して過ごしたりした私…。

デジカメコーナー…。
最近欲しいもの、ぶっちぎりの第一位「デジタル1眼レフカメラ」を
ちょっと眺めてみます…。
欲しい機種はすでに決めておりますが、やはり悩みは
交換レンズをどのように選んでいくか…。
欲しいレンズは4本…、でも実質最初の投資で買えるのは3本が限界…。
いや2本かな?
どのように組み合わせるかが問題です。
問題はもはや本体ではなくレンズに移っています…。

カーナビ。
地図を見るのはけして苦手じゃないので、
買うなら渋滞情報が得られる低廉なVICS対応機…ってことで
SONYから新しく出たポータブルナビが気になるこの頃…。
しかしVICS込みで8万弱…。
デジタル一眼レフカメラが欲しい今に、そんな額を地図に投ずる気には
なかなかなれない…。


などと悶々としてお店を後にします。
結局買って帰ったのは0.05mmと0.1mmのピグマを各2本、
書き味の良さそうなシャーペンを1本、
消しゴムMONOを3個、
そのあとに文房具屋に寄って…ですが(^^;)


体調は一進一退です。
熱や関節、筋の痛みは治まってきましたが
咳と鼻水が酷くなってきました。最低~。

早く治ってほしい一心で加湿器使用。
普段は原稿が湿気ると嫌なので乾燥させておく私の部屋ですが
原稿やカメラ、本などを湿気のこないところに片付けてスイッチオン。

今日も原稿はここまで。
早く寝て明日に備えますです。

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再起動が不完全です

2007年04月09日 22時45分01秒 | なべ日記(雑記)

体調は何とか回復…と言いたいところですが
正直まだいまいちです。
とにかく…体中が痛い…。こんなこと言ってると
”ガ●の使い~”の山●邦正さんみたいですね(^^;)

今週はやることがたくさんあるので倒れる訳にはいきません。
という訳で今夜は原稿もそこそこに寝ることにします。
ちょうどキリのいいところまで進んだことですし…。

F1マレーシアGPのこととか、SONYから出たポータブルナビの話とか
いろいろ書きたいことはありますが、またの機会に…。


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寒暖の差の激しい季節ですので…

2007年04月08日 19時36分02秒 | なべ日記(雑記)

昨日はオフ会に行ってきました。
目的は静岡県で導入が計画されているDM…げふげふげふ、
…じゃなくって私が主催させていただいている
クラブFavoritesの今年初オフ会に行ってきたのです。
画像は参加してくださった方が「あなたは鉄道ファンだから…」ということで
いただいた資料です。

昨日芦ノ湖まで来ていただいた皆様、お疲れ様でした。
相変わらずの話がころころ変わるオフ会ではありましたが
楽しく過ごすことができました(^^)
特にいろいろカメラを眺めることができて幸せでした(笑)

天候がめまぐるしく変化し、冷え込みが厳しくなる中での開催でしたが
今日を利用してゆっくり休養をとって頂ければ良いなと思っております。
またオフ会実施いたしますので
良かったらぜひ参加してみてください。


実は今だから白状いたしますが、昨日は朝起きた時に
「ん? これはもしかして体調がイエローなんでないかい??」という状態でした。
往路のクルマ運転中に「これはもしかしたら降下中かもしれん…」
そして芦ノ湖スカイラインで昼食を食べる頃には
「夜には赤信号かな…」という状態になっていました(^^;)

とは言え、オフ会主催者が開催中に辛そうにするなどというのは
野暮の極みです。
わたなべ自身は得意だと思っている「お芝居」に突入。
元気モードで何とか乗り切りました(つもりです)

帰路も同乗のD氏がいましたので
「あのさぁ、具合悪いんだ」とかは言えないので猿芝居続行(笑)
富士五湖道路など有料道路フル活用で帰宅。
エアコン使用でほど良く暖かいはずの車内が自分にとっては灼熱になったり
厳寒になったりする状況から、現状は黄色から赤信号になったなぁ…と。
八王子付近で状況がさらに悪化し「LED化でさらに明るい赤信号」になったことを悟り
あきるのICから日高IC程度ですら有料道路を使う体たらく(汗)
有料道路に乗ったあたりで意識が朦朧とし、手足の先が痺れ出したので
「これは熱が37~8度じゃすまないぞ~」と。
こうなったのは後にも先にもインフルエンザの時だけです。

猿芝居を続行し、D氏をなんとか送り届けると
ふらふらになって帰宅、足の速いS2000で良かった…(涙)
あと30分余計にかかってたら、きっとリタイヤでしたよ。

自宅に転げ込み、「ただいま」を言ったらそのまま布団に直行です。
2階の自室が遠いこと、玄関で寝たかったです(苦笑)
何とかは風邪引かない…の諺通り、私が熱でひっくり返るのは滅多にないことなので、
親や弟達が心配して解熱剤を飲ませ、アイスノンやひえぴたを用意し、
加湿器とエアコンで部屋を快適に調整してくれました。

そのおかげで苦しんだのは夜半までで、そのあとは何とか眠ることができました。
朝起きた時にはすっかり熱は下がっておりました。
熱が長引いたらダメージが大きくなるところでしたが、早い時期に解熱剤を飲めたおかげで
ダメージを最小限にすることができました。

昨日の天候で風邪を引いた方は居なかったでしょうか?
居ないことを祈りますが、もし体調を崩された方がいらっしゃいましたら
ぜひご自愛ください。


そんな昨日を過ごした後の今日は
体調こそ戻ったものの、体の節々がちと痛むので、家で大人しくしておりました。
仮面ライダー電王とプリキュア5、F1マレーシアGPが見られたから
良かったです。

F1ですが、昨日のオフでもいろいろお話を伺いましたが、
その話を踏まえて見る事が出来たので面白さ倍増でした。
F1に限らずレースTV観戦オフなんかも出来たらいいのにな…。
(何でTV観戦かというと、レース場だと
 のんびりお茶してお話しながら見る雰囲気にならないからです)


明日からまた一週間。
忙しくなります。
体調を整えて再スタートです。

皆さんもお体の具合には気をつけてお過ごしください。


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撮っておける時に…

2007年04月06日 19時40分45秒 | なべ日記(雑記)

昨日書いた通りに今日は有休をいただきました。
今日も…という感じ。今週の実働は3日。少ないです。

桜の写真を撮る…とも書きましたが
期待通りに晴れてくれました。
ありがたいことです~。


犬の散歩を終えてからカメラを持ち、家から5分の某公園に行きます。
引っ越して2年、さわりしか見たことが無かった公園でしたが
すげー立派な公園でした。
カメラを持って園内を2時間弱のプチハイキングとなりました。
あんがいたのしいかも~。
またカメラ持って行きましょう。

肝心の花の写真は…うむむ。
花の写真はあまり撮ったことがないですが
難しいですね。日々是勉強。
背景画材としては何とかなりそうです。


ハイキングでほど良い汗をかいたところで
クルマにガスを入れに行きます。
明日は箱根まで行くので事前に入れておくのです。

帰宅後は車両点検と清掃。明日のために体裁を繕わなくては(汗)
2台まとめてですが、だいぶ暖かいので苦にならず。

夕刻までしばらく庭掃除。
冬の間に飛んできて吹きだまった枯葉を片付けたり
さっそく出てきた雑草をやっつけたり。
せっかく芝が青くなっても手入れが悪くては…。

それらを全部やっつけてから原稿、
急げ急げ…。


明日は久し振りのFavoritesオフ会です。
お会いできる皆様、よろしくお願いいたします。
道中気をつけてお越しください。


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さくら

2007年04月06日 00時46分26秒 | なべ日記(雑記)

ぱっと咲き、潔く散る桜は日本人の美意識に強く訴える花です。

来週以降、仕事が忙しくなることが明白なので
明日は有休をいただきました。
桜の花を撮ってきたいと思います。
…来年以降の背景画材として用いるのさ(爆)


週末はオフ会ですが、車両準備も少し余裕を持ってできそうです。
S2000は2週間ほど動いていません。
ちゃんと各部を見ておかなくてはなりません。
ガス入れて、各部をチェックして…。
天気が良かったらちょっと走り回ってみたいです。

オフ会は久し振りです。
いろんな方にお会いできるのが楽しみです。


ともかく

明日は絵をやらなくちゃ…。
旅日記という名の駄文に思いのほか時間をとられちゃったので(^^;)

今冬コミ、来春のそうさく畑、コミティアに出ることができるように
今から頑張らなくっちゃ。
…そういってずいぶん経っているのにね(汗)

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旅日記 ~山陰・神戸~ ごあいさつ

2007年04月04日 22時32分50秒 | なべ旅行記

今回の鉄道旅行をちょっとまとめて
読み物風にしてみようかと…。
文章書きの練習ですね。
(あくまで文章書きの練習として書いております
 このあと本編UP…という訳ではありません、すいません)

ちょっといくつかに分けて書き込みますので
お暇な方は読んでみて下さい。
練習ですので読み難かったらごめんなさいです。

それではよろしくお願いいたします…。

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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月30日 (1)

2007年04月04日 22時29分15秒 | なべ旅行記

■西武新宿線 特急小江戸44号 狭山市駅 20時37分発■

ドキドキします。いつ以来でしょう…。 
夜行列車で旅に出る…なんてのは。

今回の旅先は神戸、三宮。
そして山陰線の餘部橋梁です。
いったん三宮を通り越し、山陰線を経由して姫路、三宮へ戻ってきます。
2泊3日、総工程約1800kmの旅になります。


1週間の仕事を終え、先ずは急いで帰宅。
風呂に入り、ご飯を食べて、身なりを一応整えて出発。
家にいた親が最寄り駅まで車で送ってくれるとの事。
助かります…(^^)

20時37分の特急レッドアローで高田馬場まで。
この時間の上り特急だから車内は空いています。
落ち着いた雰囲気で旅のスタートが切れるのは
正直にありがたいです。


高田馬場でJRに乗り換え。
ここからが往路の切符になります。
東京発姫路行き、東海道、山陽、伯備、山陰、播但線経由。
予定通りなら明日の夜7時過ぎまで、約1100KMの旅路です。
帰路としているのは新神戸→東京。
姫路から三宮までは私鉄利用の予定。

東京駅に着いて、階段を上がりきったところで
これから乗り込むサンライズ号のアナウンスが流れてきました。
間も無く赤とベージュに塗り分けた車体がホームに滑り込んできました。
キオスクで缶ビールとリザーブ缶を買っていそいそと乗り込みます。
おつまみは事前に準備済み。ここだけは年の功かな?と。

今夜のお宿は10号車の20番、B個室寝台「ソロ」。
正直ちょっと狭いですね。
本当はもう少し広い個室を取りたかったですが、春休み中ですから
指定が取れただけありがたいと思わなくては…。
それにこれには乗ったことがないですし。

個室の中で、荷物をちょっと広げたところで
車内に流れる車掌さんのアナウンス。
「まもなく発車します。お見送りのお客様はご注意ください」
…いよいよです。

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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月30日 (2)

2007年04月04日 22時28分24秒 | なべ旅行記

■東海道本線 寝台特急サンライズ出雲号 東京発22時00分■

定刻通りに列車は東京を出ました。
銀座や有楽町のネオンが窓を過ぎていきます。
この景色、本当に久し振りです。
寝台車に乗って旅するのは何と4年ぶり…、
北海道旅行以来です。
ソロ個室のベッドの上にでんと座り、久し振りの感慨に酔いしれます。

品川の駅を出たあたりで缶ビールを開けて、
車内の明かりを落し気味にしてみます。
こうすると夜でも表が良く見えるのです。
個室の特権ですね。

そうこうしているうちに横浜駅到着。
2階席なのでホームにいる人から中を覗かれる感じはありませんが
帰宅を急ぐ人々の前でビールを飲んでいるのは
ちょっと気恥ずかしい感じです。

列車は満席、しかも客席のほとんどが個室である為か
車内改札には手間取っている様子です。
ようやく回ってきた車掌さんも見るからに忙しそう。
「お疲れ様です」と声をかけて切符にハンコを捺してもらいます。
切符を見た車掌さんがおっしゃるには
伯備線から山陰線を東へ特急を利用して乗り継ぐ場合、
伯耆大山駅と米子駅の間の運賃は不要という特例があることを
教えてくれました。
忙しいのに親切にありがとうございます。
米子に着いたら駅係員に言って、払い戻してもらって下さいとのこと。
飲み物代くらいは捻出できるのかな?


列車が熱海に近付くと、車窓には海が広がってきます。
灯りを落としていると、夜の海に月明かりがきらめいているのが
良く見えます。
大きな窓は屋根まで回り込んでいます。高くにある月も良く見えます。


今から向かう方向には、何故かいろいろな思い出があるのです。
良い思い出もあるし、苦い思い出もあるし…。
恥ずかしながら失恋の思い出もあったりします。
そういうのもあって、これから向かう先は自分にとっては
特別な気持ちになる場所でもあったりします。
西行きの夜行に乗って、灯りを落として車窓を眺めていると
「あのコは元気にしているんだろうか?」といつも思うのです。


とりとめのない事を考えているうちに列車は長いトンネルに入りました。
丹那トンネルなんだろうか?

日付も変わりました。さあ、眠らなくては…。
ブラインドを下げたら、月明かりはさえぎられ
個室は真っ暗闇になりました。
目を閉じ、レールの音をぼんやり聞いているうちに
私は眠りに落ちていったようでした。


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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月30日 (3)

2007年04月04日 22時27分25秒 | なべ旅行記

●おまけ B寝台個室「ソロ」上段 (サンライズEXPタイプ)●

今回泊まった個室寝台です。
鉄道ファンならばご存知かと思いますが、サンライズEXPには
B寝台の個室が4種類あります。
「ソロ」はその中ではもっとも廉価な客室になります。

見ての通り、室内スペースはミニマムです。
「ソロ」は北海道や九州行きに他のタイプもありますが
それに比べても多少窮屈な感じがします。
車内は木目調で、照明などは上手く使ってあるために
他の「ソロ」タイプに比べて車内が明るく、温かみはありますです。

車体中央に通路があって、それに対して左右対称に個室が並びます。
ドアを開けると急な階段がありまして、それの上にベットがある形です。
写真向かって左の屋根上付近に手荷物収納スペースがあるので
今回の私の荷物程度ならばそこに納められました。
階下席にはこの収納スペースがないので、ソロに乗るならば
階上席の方がお勧めです。

狭いには狭いですが、ベッドの上に座って座敷の上にいるような
気分でいれば案外快適なものです。

ベッドは横幅が狭いので、仰向けに寝ていると腕がずり落ちます。
安眠するには同じ場所で確実に寝返りが打てる技術を
要するかもしれません(笑)

正直なことを言えば
サンライズEXPに乗るならB寝台個室「シングル」がお勧めです。

本音を言えば昔からある個室じゃないB寝台が一番楽しいですけれど。
個室には「どちらへ行かれるのですか」からはじまるふれ合いは
なかなか始まりませんから…。

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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (1)

2007年04月04日 22時25分40秒 | なべ旅行記

■米子駅着 9時11分 サンライズ出雲号■
列車が止まり静かになったところで目を覚ましたように思います。
ブラインドを開けて外を見てみると、ちょうど上郡駅に停車中…。

久し振りの寝台車でしたが、良く眠れたように思います。
夜中に一度、やはり同じような感覚で目を覚ましたら
深夜の名古屋駅に停車中でしたが、それ以外はよく眠っていたと思います。

もう一度ころんと横になって、うとうとしていたら
車内におはよう放送が流れました。
「定刻で運転しております…。あと20分ほどで岡山につきます…」
寝台車の朝は早いのです。


岡山には6時27分着、ここから車内販売が乗ってきます。
コーヒーが欲しいので、身支度を整えて部屋の外へ出ます。
車内販売を行なうミニロビーは
私の個室からそう遠くないところにあります。

岡山では電車の前半分、四国の高松行き車両を切り離すので
多くの乗客が降りていきます。
それは乗換えでも下車でもなく、列車の分割作業を眺めるため。
私も一応表へ出て、遠巻きに作業を眺めてみます。


その向こうでは車内販売員が一生懸命お弁当や飲み物を
車内に運び込んでいました。

その運び込まれたお弁当や飲み物たちですが
あっという間に売切れてしまうのも過去の経験で知っています。
車内に戻ると早くも数人が朝食のお弁当を求めに
ロビーに来ていました。
車販嬢は大急ぎで準備をすすめていきます。

列車は再び走り出しました。ここからは列車はちょっと短くなります。
山陽本線最後の停車駅・倉敷を出る頃には車内販売がスタート。
販売が始まる頃には小さな行列ができていました。
どんどんお弁当が売れていきます。
私もコーヒーを注文。あまり高い買い物でなくてごめんなさい。


列車は高梁川という川を左手に見ながら中国山地越え。
景色はどんどん山深くなっていきます。
ミニロビーを覗くと、全ての売り物が早くも売り切れ、
車販嬢は片付けと売り上げの確認をしていました。
新見へ到着。
ここで車販は終了、身軽になった車販嬢は下車していきました。

いよいよ山深くなり、景色が右へ左へところころ変わります。
個室からは左右両方の車窓は見えないので、
荷物をまとめてミニロビーへ移ることにします。

ミニロビーには私の他は年配の男性が一人居るだけです。
声をかけてみたところ旅行がご趣味で、今回は松江の美術館に行かれるとの事。
車窓を眺めながら、今までにしてきた旅の話や私のカメラのことなど
いろいろとおしゃべりをしながら過ごしておりました。

山を越え、車両の走り方も軽やかになったような気がします。
車窓左手に戻ってきた川の流れが今までと逆、進行方向と同じになりました。
いつの間にか分水嶺を越えたようです。
車窓左手の川は高梁川ではなく日野川になります。

車窓からお花がたくさん見えて綺麗です。
菜の花畑が多いのですね。黄色が目に鮮やかでした。

ほどなく右手に大きな山が見えてきました。
伯耆富士とも呼ばれる大山(だいせん)です。
見えるとほぼ同時に車内放送でも案内が流れました。
今まで山陰に何度か来た事はありますが、大山はいつも雲の中でした。
見れて嬉しいです。

日野川が伯備線から離れると、一気に平野となって開けてきます。
米子の市街に近付いてきたようです。
スピードが落ちて、左にカーブ。右手に自動車教習所が見えると
山陰線に合流です。

先ほどまで沿って走っていた日野川を一気に渡って米子市街へ。
サンライズ出雲号は定刻通りに米子到着。
11時間11分の寝台車の旅は、なかなかに楽しいものでした。

忘れ物はないかな?
最後にもう一回、一晩お世話になった個室をのぞきこみます。
財布、携帯電話、切符、カメラ、そしてリュック。
みな揃っています。大丈夫。

ドアが開くと久し振りの米子の空気が流れ込んできました。

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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (2)

2007年04月04日 22時24分22秒 | なべ旅行記
 
■山陰線236D 倉吉行き各駅停車 米子発9時27分■
一夜の宿だったサンライズ出雲号がホームから
するすると出て行くのを見送ります。
あの列車は終点の出雲市まで、あと一時間ほど走っていくことになります。

昨日サンライズ号の車掌さんから聞いたとおり、伯耆大山→米子の切符が
払い戻されるかを確認しに窓口へ行ってみます。
窓口駅員は説明はすぐに飲み込んだ様子、
ところがなかなか払い戻しに応じてくれません。
私には必要がないのに「ここで下車してくれ」みたいなことも言います。
最後は払い戻し手数料がかかってほとんど戻ってこないから
意味がないよみたいな事まで言ってきます。
しぶしぶ払い戻しには応じましたが、片道しか払い戻さないの一点張り。
列車の時間も迫っていることですし、止む無くそれで窓口を後にしました。

払わなくて済む筈のものを払わされたのに、払い戻し手数料がかかるってのも
いまいち腑に落ちない話です。
国鉄が分割民営化してだいぶ経ちますが、お役所仕事っぽさは
あいかわらずな感じに時々見えるJRです。



気を取り直して4番線に移動。
ここからは各駅停車を乗り継いで、山陰線を東に向かいます。

車両は新型のディーゼルカー(キハ121型)です。
何年か前に山陰線乗り通しの旅をした頃には昔懐かしい車両が現役でしたが
今はずいぶん変わったようです。

車両は1両だけ。車内はそれなりの乗車率で、席はあまり空いていません。
こういう場合はすっぱりと席に座ることを諦めるのも手、
私は車両最後部のデッキにて過ごす事に。
幸いにして後ろへ流れ去る景色を見ることができますです。
うん、わるくない。


伯耆大山までは今来た道を戻る形になります。
伯耆大山を過ぎると伯備線が右手に去っていき、頭上の架線がなくなります。
ここからは電化されていない区間です。
柱や電線がないので周囲がすっきりしているように感じます。

大山口を過ぎた辺りから車窓に日本海が見えてきます。
海岸沿いに風力発電の風車がいくつも立てられています。
今日は曇りなので日本海も鉛色ですが、
晴れていたら丘陵地帯の向こうに海、そして白い風車ですから綺麗でしょう。
名和、御来屋あたりではそんな海がだいぶ近くに見えます。
御来屋駅のホームにある古い貨車を改造した待合室…、まだあった。良かった。

大山のふもとの丘陵地帯を列車は快調に飛ばしていきます。
昔のイメージがあるからすごく飛ばしているような感じがします。

右手には大山が見えています。
けれど山頂付近にはさっそく雲がかかってきています。
さっき見れたのは、やはり運が良かったのですね。
流れ去るレールを見ていたら、いつの間にか大山も小さくなっていました。


米子に着いたあたりでは薄日も差していましたが
倉吉に近付くにつれて薄暗くなってきました。
ここに来て天気が急に心配になってきました。傘はあるけれど…。

天候には関係なく列車のペースは順調、
倉吉駅の手前まで快調にきました。
が、何故か駅の間近にきたところでぴたりと停車。
工事だか何かの関係のようです。
この後の接続は時間に余裕があるので心配なし。
ちょっと車内がざわついた頃に再び列車は動き出しました。

1両のディーゼルカーが止まるには申し訳ないくらい長いホーム。
私たちを乗せたディーゼルカーが入っていくと、その先にも同じ顔のディーゼルカー。

折り返しの時につないで行くのかな?と思ったら
おでこの表示幕に「鳥取行き」と書いてある…。
このあと乗る予定の列車みたいですね。

長いホームのはじっこに申し訳無さそうに停車。
乗っていたたくさんのお客さんは急ぎ足でホームのずいぶん先にある
跨線橋に吸い込まれていきます。
次の列車までは時間もあるし、私も売店をのぞきついでに
コンコースまで行くことに。
行列の後をついて行きます。

振り向いてみると、乗ってきた列車の方向幕は
既に「米子行き」に変わっていました。


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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (3)

2007年04月04日 22時23分22秒 | なべ旅行記
 
■山陰線238D 鳥取行き各駅停車 倉吉発11時14分■

コンコースに行っては見たものの、特に目新しいものはなく、
またすごい数のお客さん…、このあとここを出る「スーパーはくと」に乗る
お客さんたちのようです。
身の置き所が無さそうなコンコースでしたので、
大人しく発車まで車内で待つことに…。

スーパーはくと号はこっちより後からやってきて、大急ぎで車内整備を行なうと
これまた大急ぎでお客さんを乗せて倉吉を出て行きます。
はくと号は韋駄天列車と聞いていますが、その噂に違わぬ轟音を立てて
出発していきました。


待つこと暫し、がらがらだった車内にもいつの間にか5割の席が埋まりました。
それなりの数のお客さんを乗せて、列車は倉吉を出発。

ここからの車窓は先ほどまでのなだらかな丘陵地帯とうって変わって
けっこうトンネルが続いたりする変化にとんだ車窓になります。
またこのトンネルが煉瓦作りのいいトンネルで、見ていて楽しいです。
私にとって、鉄道旅行の一番の楽しみは車窓の風景なので
変化に富んだ風景は本当にありがたいです。

倉吉を出ると、すぐに松崎。
ここからバスに乗ると、日本のハワイ、羽合温泉に行くことができます。


今回は席が空いていたので、途中までは席に座っていましたが
先ほどまでいた最後尾にまたまた逆戻り。
立っているのも眺めが楽しいので苦にならず…(^^;)

建屋が増えてきて、何故か一気に高架となり鳥取駅到着。
県都・鳥取は高架駅なんです。

到着は定刻の12時01分、お昼ですよ。

ホームにおそば屋さんアリ。
そこで名物駅弁の「元祖かに寿司」を発見。

これをお昼にしようかな?
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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (4) 

2007年04月04日 22時21分42秒 | なべ旅行記

■山陰線532D 浜坂行き各駅停車 鳥取発12時18分■
鳥取から浜坂まで行く各駅停車はまたまた1両。
先の列車の着いたホームの反対に鎮座していましたが
すでにだいぶ席は埋まっていました。
弁当は買っちゃいました。しまった…かな?

この列車に使われているのは、またまたキハ121。
ちなみに先の倉吉→鳥取の列車もキハ121。
同じ車両が続きます。
勝手が同じなのは助かりますけれど。
…というわけでまたまた車両の後ろのデッキにて過ごすことにしました。
ちょうど出っ張ったところに腰掛けて弁当も食べられそうだ…。
お弁当の包みを眺めていたら電話が。
明日のそうさく畑にご一緒する予定だった方からでしたが、
どうやら無理になってしまったご様子。残念。
明日はその分まで楽しんでこなくっちゃ。


鳥取を出てから次の福部駅まではいきなり11kmもあります。
高架を走っていたのがいつの間にやら山すそになり
一気に山の中に入って行きます。
山陰線の車窓は本当に変化に富んでいます。

山すそに入ったところでお弁当を紐解きます。
元祖かに寿司は初体験。
一緒に旅した友人が食べてるところは見たことありますが…。
かに寿司の名に偽りなく、生姜をまぶした酢飯の上に
錦糸卵とほぐしたカニの身がたくさんのっています。
生姜のおかげで後味さっぱりの美味しい駅弁でした。
ごちそうさま。

弁当をほおばっている最中に止まった福部駅で
鳥取方面行きの列車とすれ違い。
その屋根を見るとなんだか濡れているようです。
さっきからいつ降ってもおかしくない薄暗さだもんなぁ…。
腹をくくるようです。

大岩駅の手前で建設中の大きな土手が車窓左手に見えました。
位置関係的にもしかしたら山陰線の線路付け替えなのかしらん?
その大岩駅の付近には線路沿いに桜並木。
付け替えだとしたら何と勿体無い…。

窓にぽつぽつと雨粒がついたり消えたりしながら走り続けますが
決定的に降りだす事はなく。ぎゃくに浜坂に近付くにつれて
明るくなってきたような気も…。

結局浜坂まで本格的に雨が降りだす事はありませんでした。


山陰線はこの浜坂で運転系統が途切れるそうで、
あまり接続が良くないと聞きます。
かつて山陰線を旅した時も、ここで小一時間足止めされた記憶があります。

けれど今回は13分待つだけでの接続です。
今回の旅で最小の待ち時間です。

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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (5)

2007年04月04日 22時19分33秒 | なべ旅行記

■山陰線174D 豊岡行き各駅停車 浜坂発13時17分■
米子から乗り継ぐ度にお客さんの密度が下がってきたこの旅ですが
ここで様相が一変…。

浜坂で乗り継いだ列車はすごい数のおじちゃんおばちゃんで
席は埋め尽くされ、大騒ぎとなっていました。
車内のにぎやかな関西弁に、あらためてここは関西の文化圏なんだなと実感。

私が下車する予定の餘部駅にはあの有名な餘部橋梁があります。
これが架け替えられることになって以来、鉄道ファンだけでなく
多くの一般観光客もツアー等で訪れていると聞いています。
噂には聞いていたがこれは確かにすごい混雑だ…。
何人かツアーコンダクターと思しき人がいたので、ツアーは一組ではないです。

それに加えて鉄道ファンも何人かいたのですが
賑やかなおじちゃんおばちゃんの前では何と大人しく見えることか…(笑)

浜坂を出て、次の久谷でいきなり列車交換。
窓にぬっと現れたのは大きなディーゼル機関車。
その後ろは何と昔懐かしき客車です。
側面の列車種別の札受けには「快速 おもいでのあまるべ」の表記が…。

もしかしてイベント列車かな??
今回時刻表は軽く目を通したくらいで、乗り継ぎはメモをもってきただけ。
インターネットの時刻表にも「快速」が載っていたのは気付いていたけれど
まさかイベント列車だとは思いもしなかった…。
ちなみに今、日本の路線上には機関車が客車を引くタイプの列車はほとんど無く
山陰線でも今は機関車無しで走るディーゼルカーのみなのです。
こういう列車が走るというだけで全国からやってくるというのが鉄道ファン=てっちゃん。

春休み、餘部橋梁架け替え、イベント列車…。
…嫌な予感がする。



そんな不安を乗せて列車は餘部駅へ到着しました。


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旅日記 ~山陰・神戸行き~ 3月31日 (6) 

2007年04月04日 22時18分15秒 | なべ旅行記

■餘部駅 餘部橋梁■
餘部駅へ到着。

嫌な予感は的中…。 
ホームには人、人、人、たくさんの人! とんでもない人数。
餘部は本来無人駅で、いない筈の駅員が何人もいるだけでなく
警察官までいる!
なんてこった…です。
ここまでのお祭りになっているとは。リサーチ不足…、失敗です(^^;)


とは言え人は多いものの、混乱は無く、何とかなりそうな雰囲気。
もうじき特急が餘部橋梁を通過するので撮影ポイントとして有名な
餘部駅上の展望台へ上ってみます。

展望台も鈴なりの人です。
案外行儀がいいのは意外でもあります。

何とかポジションが確保できたところで列車がやってきました。
JR職員が笛を吹き鳴らし、注意の放送が流れます。
そして列車が鉄橋に差し掛かると
周囲から一斉に"シャッターシャワー"が浴びせられます。

私もここぞとばかりシャッターを押しまくります。
何とか老雄・特急はまかぜ号が餘部橋梁を渡る姿を
カメラに収めることができました。


鉄道ファンにもいろんな種類がいて、乗るのが好きな「乗り鉄」や
模型が好きな「模型鉄」 切符やグッズ集めが好きな「収集鉄」など
たくさんの種類がありますが、
当然のように撮るのが好きな「撮る鉄」という方々もいらっしゃいます。

撮る鉄の方はこの後も撮影を続けるようであまり動きがありませんが
ツアーや一般の方々は列車が去れば動き始めます。
餘部の鉄橋は何度も渡りましたが、まじまじと見るのは
今回が初めての私です。
私も展望台を降りて、鉄橋見物に行くことにしました。

おそらく雨天時には下ること自体が大変そうな
山道を下っていきます。
この道が駅に通じる公的な道なんだそうです。
これでは高齢者の方はなかなか利用できないでしょうね。

下りながら木立の向こうに鉄橋を眺めます。何て大きな鉄橋なんでしょう。
老朽化や天候による運行障害など課題があるとは聞いていますが
これを壊してしまうというのは勿体無い気もしますです。

”山道”の登り始めには立て札がありました。
 「餘部駅 この先道なりに徒歩5分」
確かに5分は必ずかかりそうです。

下から見上げるとさらに立派な餘部橋梁です。
橋桁もそうですけれど、橋脚(トレッスル)の何と立派なこと。


ぐるりと橋のふもとを回って、海沿いの方にも回ってみました。
いい眺め…と思われるところを見つけました。
ここでもう一本列車を撮っていこう…。

川があって、それが海に注ぐ間近のところです。
人は多いし、賑やかだけれど雰囲気は和やかです。
親に連れてこられた子供たちは鉄橋そっちのけで水遊びをしています。
今日は暖かいからちょっと水に濡れても大丈夫でしょう。
ちょっと風が強いですけれどね。

架け替え、取り壊しなどという言葉から、もっと悲壮感みたいなものが
あるのかと思っていたけれど
橋もこれだけ賑やかにしてもらえればむしろ幸せなんじゃないだろうか…。


隣に来た人とちょっとお話。
どうやら次に来るのはあのイベント列車「おもいでのあまるべ」号らしいです。
今の鉄橋が健在のうちにもう一度ここに来ることができるかは分かりません。
それに工事はもうスタートしています。
餘部橋梁のこの姿をもう一度見る機会はおそらく無いでしょう
まさか餘部鉄橋で見上げる最後の列車が客車列車だというのも
不思議な気がします。


予定よりちょっと遅れて列車がやってきました。
「ピーッ!」という機関車の汽笛が谷あいによく通ります。
列車が来たのに合わせるように曇った空からも薄日が差してきました。
ゆっくりゆっくり列車は餘部橋梁を渡っていきます。

周りから一斉にシャッターの音、カメラを持たぬ人は皆鉄橋を見上げます。
私も何度かシャッターを切り、そのあと列車を見上げました。

列車に乗ってる人が手を振っていました。
こっちからも大きく手を振り返します。


列車はゆっくりと京都方のトンネルに消えていきました。



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