日本では、最近ようやくバイクの高速道路乗り入れが認可されたのであるが、ドイツでは何十年も前からバイクがアウトバーンを走っていたと聞く。
アウトバーンでは、多数のバイクを見たが大半は二輪車であった。
オカメのようなお面のヘッドマークをつけている三輪バイクが面白かった。
三輪バイクの同好会のツーリングであったのだろう、数十台もの三輪バイクが、一列をなし80kmくらいでゆったりと走っていた。
全数が二人乗りでそれなりに年を取った男女のカップルであった。
一台として同じ三輪バイクがないのである、市販車というよりは手作り三輪バイクといった風情であった。
個性を重視する国民性なのか単なる変わり者集団なのか判らなかったが、こんな生き方もまたよいではないかと思った。
サービスエリアでは、バイク乗りを幾人か見かけたが、皆皮のプロの競技者が装着すると同じライダースーツと大げさなプロテクターを身に着けていた。
BMWに乗っていた一人の男性が、荷台に泥だらけのブーツを縛り付けていた。何をしているのか、とても気になったのであった。
サービスエリアの遊園地では、小さな子供が遊んでいた。両親に断って、写真を撮らせてもらった。