初めてのことだったが、このツアーでは、前日に添乗員さんから「確認電話」が入った。
予定通り出発できるか?何か質問は?など親切なことであった。小生としては、有難く感激物、色々教わり「初めてのヨーロッパであることを告げた」。
彼に、いつも電話をするのかと聞いたところ。
会社の規則では、電話は添乗員の判断で任意だとのこと、几帳面な性格なのであろう毎回しているようである。
お宅は、“ お一人参加 ”なので電話するべきかどうか迷いました、というのである。
時々か、しばしばか知らないが、“一人参加者”のお宅に電話し、ご家族が電話口に出て、「旅行のことを知らない場合」には、色々と厄介なことになるようで、気を使うというのである。
(特に、男の一人旅は胡散臭く思われているようである)
なるほど、そうゆうこともあるだろうなと合点し、思わぬ苦労があるのを知った。
経由地点の上海では、現地の中国人観光ガイドが付いたので彼の出番は無かったが、ドイツ・スイスでは、観光ガイドの仕事でも彼の独壇場であった。
本当に観光ガイドが好きで・やらずにおれない性格のようで、また誠によく勉強しており、面白い説明を随所で楽しませてもらった。
(添乗員指名制度ができるといいのにと思った)
あとがき;
この添乗員さんは、トラブルの無い順調なツアーは退屈だという、トラブル対応に生きがいを感じているという変わった人物でもある。
忘れ物・落し物・旅程の遅れ、病気などなど様々なトラブルが発生すると、俄然元気が出て、張り切るタイプと自己評価をしていた。
帰りのフランクフルト空港で、どうしたことか、急にチェックインコンピュータが不調になり、搭乗券発券に随分時間がかかったというトラブル以外は、非常に順調に旅程が進んだので、添乗員さんにとっては、物足らない旅行だったであろう。