12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

上海バンスキング

2007年09月12日 07時44分26秒 | Weblog

 

昭和10年代、20年代の国際都市・上海を舞台に、ジャズに生き死んでいったバンス(前借り)キングたちの自由奔放な青春を描く。

• 松坂慶子 マツザカケイコ (波多野まどか(マドンナ))
• 風間杜夫 カザマモリオ (波多野四郎(シロー))
• 宇崎竜童 ウザキリュウドウ (松本亘(バクマツ))
• 志穂美悦子 シホミエツコ (林珠麗(リリー))
• 平田満 ヒラタミツル (弘田真造)

 こんな演劇に代表されるような雰囲気を、何故か小生は記憶の底に持っているのである。

戦前の日本人にとっては、上海は夢の世界・自由奔放・やりたい放題・一攫千金・・・であったろうと、小生は勝手に推量しているのである。
よく判らないまま、この頃の爛熟(デカダンス)に対する郷愁(ノスタルジー)を感じるのである。

生まれてもいなかった頃のことが、なぜだか無性に懐かしく思われるのである。
それ故、今日のエネルギッシュな超近代化された上海より、旧時代の趣が残る「外灘(わいたん)」に惹かれるのである。

 追記:
アヘン戦争後の南京条約(1843年)締結後、英(1845年)、米(1848年)、仏(1849年)が上海に租界とよばれる居留地を設けた。
日本も、日清修好条約(1871年)以後租界に参入したが、対米英開戦(1941年)後、日本軍が租界を占領し、約100年にわたる租界時代は終わった。

上海人はこの100年にわたる租界時代に、海外の文化、生活様式に接し、独立心・冒険心が旺盛となり、さらに、今日の外資導入による経済発展の土台となる、国際人としての感覚を身につけたようである。


強力ワカモト

2007年09月11日 05時09分01秒 | Weblog

本日は、「強力ワカモト」の宣伝をすることにした。

中国・香港での二連敗後、今回は如何なることかと不安ではあったが、小生は幸いに無事にすんだ。
しかし、ツアーバスの中やホテルなどで、正露丸の臭いがした。 総員二十数名のうち、半数くらいがおなかを壊したようである。

この現象は、ヨーロッパ方面では、大変珍しい現象だと添乗員が話していた。
この不調の原因は定かでないが、場所柄から考えると、腐敗や細菌が原因というより、むしろ欧州の硬質水が原因のような気がする。

 以下の情報は、添乗員さんからの受け売りである。

 腐敗や細菌性下痢に対しては、「正露丸」が適し、他方硬質水による場合には、正露丸は殆んど効果が無く、「強力ワカモト」が適しているという。

それ故、東南アジアなどの衛生状態の悪い地域への旅行には、「正露丸」、そして水の悪い先進国地域には「強力ワカモト」持参がお勧めとのことであった。

今後は、旅のお供に「強力ワカモト」も加えることにした。


埋没コスト

2007年09月10日 05時49分32秒 | Weblog

8月30日付「損得勘定」に「通りすがり」さんから、下記のコメントを頂戴した。

 “ 「その1」の費用に関しては、朝刊のチラシを見ようが見まいがかかってしまう費用→固定費となります。
厳密に言うと修理代、部品代については朝刊のチラシを見てB店に走ってしまえば、若干なりとも消耗するものですから、部分的に計上しえるものでしょうが誤差です。

細かい計算は私も性に合いませんのでザックリ言うと、かかるのは燃料代のみ!→15円

 A店とB店が3km以上の差異がなければ、車でゴーゴーです。
3km以上差異があっても、車に乗るのは楽しいので、結局ゴーゴーなんですけどね。 ”

すばらしい会計理論をご存知です。この方は、会計管理の達人ではないかと思いました。 小生あわててインターネットで調べてみた。

「 サンクコスト(埋没コスト)について

過去にコストをかけた資産を利用することが、未来の支出を少なく済ますに役たつなら、それを利用することに意味がある。

あくまでも、未来の支出を減らせるかどうかが判断基準なのであって、過去のコストを回収できることが判断基準なわけじゃない。 」

とありました!・・・勉強しました!判ったつもりになって、以下の記事を書きました。

1. 購入した車は、その代金など一切を支払い済みである   
     =過去のコスト=埋没コスト---> 損得勘定から除外すべき

2. ガソリン代のみが発生する費用―――> 故に、損得勘定はこれのみで判断すればよい。

 「通りすがり」さんのお説が正しいのです。ご教示ありがとう御座いました。

1kmにつき15円以上安いところがありましたら、安物買いに走りましょう。


水辺の町ルッツェルン(Luzern) カペル(Kapell)橋周辺

2007年09月09日 05時55分03秒 | Weblog

      

ルツェルンはスイスのほぼ中央に位置し,北はチューリッヒ,南はアルプスを抜けてイタリア方面へ、西は首都ベルンやインターラーケンへと交通の要所.

フィーアヴァルトシュテッテ湖を中心にリギ山やピラトゥス山等のスイス観光の黎明期から親しまれた景色があり,まさに,街・湖・山が一体となったスイスをコンパクトにまとめたような昔からスイスを代表する観光地.

スイスにはアルプスの町あるいは村が多いが、ルッツェルンは川と湖に沿って発達した水辺の町である。
山にこだわらない観光客には、美しい街並みや8月から9月にかけて開かれるルッツェルン音楽祭など、スイスでも特異な観光都市である。

スイスの建国の父・救国の人と言えばウイリアム・テルである。
悪代官の難題で息子の頭にリンゴを載せ、これを弓で射抜けば罪を許すといわれ、見事にリンゴを射落とした話しは有名。
しかし、この人物は実在の人ではない。それにもかかわらず彼の活躍した町はルッツェルンということになっている。

 

        

ルッツェルンの顔は何と言ってもカペル(Kapell)橋。1333年に完成したロイス川にかかる屋根のある橋で、長さは約200メートルである。
中央やや左の赤い屋根の建物は、八角形をした貯水塔。 木造の橋としては世界で最古を誇ったが、惜しいことに1994年に火災で全焼した。現在の橋は復元されたもの。
        

      この写真は、橋の天井部にある板絵の一枚である。

 この町を訪れた観光客の殆んどはカペル橋を渡る。橋の上流・下流には、花、食料品、土産物などを売る屋台が並んでいて、ぶらつきながら見物するのも旅の楽しい思い出になる。
このカペル橋の下流にもう一つのシュプロイヤー橋があるが、人気ではカペル橋に及ばないようだ。

 

参考:観光地図

 

 

 


兼高かおる

2007年09月08日 05時35分17秒 | Weblog

 

8月のある日、NHKラジオ深夜便で偶然お声を聞いた。
美人である、お声もすばらしい、対談するアナは上がりっぱなし、いつもの流暢な語り口はいずこやら、しどろもどろ。

“現存するフィルムが最新の技術で鮮やかに甦る!放送史に残る紀行番組の金字塔「兼高かおる世界の旅」がついにTBSチャンネルで放送を開始!どうぞお見逃しなく!”というのを見つけた。

放送予定  8月26日放送  第338回「首都の歩み」(1967年1月22日放送分) とあったが、26日(日)のTV欄を見ると“世界陸上“、放映予定は無い・・・地方では見れないのか?!

「兼高かおる世界の旅」は、世界各地の、その風俗文化歴史や地理物産などを紹介する、初の本格的海外取材番組としてスタート。

日曜の午前中は、この番組を見なければ1日がはじまらないとまで言われるほど視聴者に浸透していた。彼女自身の持つキャラクター、進行役・芥川隆行氏とのやりとりも絶妙で、個人名を冠した番組としては最も長い、31年もの長寿番組となった。

訪れた国の数は150カ国あまり、地球を180周した計算になる。サルバドール・ダリやケネディ大統領などの著名人から極北の村人や砂漠の民とまで語り合い、気球でのアルプス越えやジャングル踏破などの冒険にも挑戦。

民間人の海外渡航が自由にできなかった時代、「世界をお茶の間に運ぶのが私の仕事」と言う言葉通り、女性の目で見、女性の手で世界に触れてきた貴重な旅の数々が、この番組にたっぷりとつまっている

貌と独特の“~ですの”調の上品な「山の手言葉」の解説が作品の品位を高め、多くの視聴者を惹きつけ高視聴率を保ち続けた。
番組のテーマ曲は映画『八十日間世界一周』のテーマが使用されていて、番組の雰囲気を盛り上げていた。

 あの頃は、一台のTVを家族全員で見ていた。
子どもたちに話すと、よく記憶していると懐かしがっている。

何とかして、もう一度見たいものである。 

追記:
兼高 かおる(かねたか かおる、1928年2月28日神戸市生まれ- 本名:兼高ローズ)

• 1958年 スカンジナビア航空が主催した「世界早回り」に挑戦し、73時間9分35秒の新記録(当時)を樹立する。
• 1959年から1990年まで、兼高かおる世界の旅のナレーター、プロデューサー兼ディレクター。
• 1985年 兵庫県津名郡津名町の淡路ワールドパーク内に「兼高かおる旅の資料館」が開館し、名誉館長に就任

 • 1986年 横浜市山下公園にある横浜人形の家館長に就任 (~2006年5月30日 後任は石坂浩二)
• 1991年4月29日 紫綬褒章受章
• エコツーリズム推進協議会会長
• 兼高かおる旅の資料館名誉館長
• 日本旅行作家協会会長


男性限定版

2007年09月07日 07時02分15秒 | Weblog

 本稿は男性限定版・女人禁制版である、「男性のみ」ご覧頂きたい。


写真は、「ノイシュバンシュタイン城から遥かに雪のチロル山脈」を遠望したものである。

ノイシュバンシュタイン城のトイレで用を足していると、お隣さんから、
「なんとすばらしい景色であることか!」と感嘆の叫びと共に同意を求められた。
(これが、掲載の写真である、かくも雄大な景色を眺めながら用を足していたのである)

横を見ると、小生と大差ない上背の男性、頭髪は灰色なのか白髪なのか判別困難、されど“ふさふさ”である。
しかも、小生よりはかなり若そうであり、胸板は随分厚いがっしりしている。

「ロスから来た」という。米国人であった、身なりは紺色のジャージのようなダサイものを着ていた。
「遠くから来たのだな」と云うと「お前はどこからか?」と訊く、「日本からだ」と云うと「そちらも遠方から来ている」と返してきた。

「日本のどこだ?」と訊くから、「岡山だ」と答えたが、当然知る由もない「知らん」と云う、そこで「広島を知っているか」と云ったら、「知っている」と云う、「広島から約250km東だ」と云うと、なんとなく判ったような素振りをした。

丁度、用足し完了。「グッドラック、バイバイ」と分かれた。

これはあまりにも平凡なありきたりな場面であるが、本当のところ小生は、今回の旅で何十回目かの難渋に直面していたのであった。
過去にも何度か類似の経験はあったが、今回ほど気になったのは初めてであった。

何かといえば、「便器の高さが高すぎるのである」、裕に日本の標準より15cmくらいは高いのではないかと思う。

小生は、胴長短足である、それ故、背伸びをするかしないかのきわどい境界に位置している、毎回とても難渋したのであった。
子供用を使用するときの楽なこと、ほっとするのであった。

観光を一大産業にという政策なら、「胴長短足人種」に対する配慮をもう少しして貰いたいものである。


アンチエイジング

2007年09月05日 07時21分27秒 | Weblog

最近の流行語である、アンチエイジングの実践法について、一言。

その1:活性酸素の除去

老化が活性酸素によって起きているといわれているのは、読者の良くご承知のところと思う。
そのため、活性酸素を除去することが、アンチエイジングに大切であることは、いうまでもない。

 野菜は日焼けをしない、それは、野菜が日焼けに耐える成分を多量に持っている証である。

それ故、野菜を食べることは、活性酸素除去に有効であると信じられれている。

その2:メタボリックシンドローム老化の防止

 動物は、食が十分であると世代交代が安心して出来るという認識になり、次世代に早く譲ろうと死が早くなるとのこと。

反面、飢餓の認識に立つと、少しでも長生きをして、子孫への引継ぎを確実にしようとするという。

んな理由から、「カロリーを抑えると寿命が延びる」ということが、科学的に証明されはじめた。

これらの、二つのことから、 「腹八分目で、目を若く保とう」という、眼科医がいる。
耳を傾けるのに値するような気がしている。

追記1:
その2の項を読んだとき、自動的に頭に浮かんだ言葉がある。

「00人の子沢山」である。 昔の人の言うことは、真理をついているようである。

追記2:
クローン羊などの生物複製化技術の成功は、細胞を飢餓状態にし、これによって眠っていら遺伝子を目覚めさせたことだという。

* ご案内: 明日より当分の間、木曜定休日とします。

 

 


答えの無い問題

2007年09月04日 05時15分59秒 | Weblog

世界的な遺伝子学者の村上先生のお話の続編。
先生は、「ワカランコトがワカッタ」時、大変な喜びを感じておられるようである。

「試験は、一定の時間内に、一定の答えを出すもの、研究とは、答えの無い問題を解くことである」とおっしゃるのである。
我々の人生は、まさにこの通りである。「自分にしかない人生を、自分なりに解いて、自分なりの答えに、たどり着く」のであろう。

 そこで、先生は、「人生は ニコニコ顔で 命がけ」と教えた偉い先生が居られたと、おっしゃるのである。
その通りである、「生きること」は、誰にとっても、「命がけ」である、これは「当たり前のこと」である。

 このような、「当たり前のこと・決まりきったこと・判りきったこと・・・」は、俳句では、無駄な表現として、削除するように指導されている。

そこで、自分用に言い換えた。

「人生は ニコニコ顔で マイペース」

小生は、生来「ちゃらんぽらん」に出来ている。
マイペースでちゃらんぽらんな人生貫徹に向けて、生きていくのである。


EUの通貨統合

2007年09月03日 05時55分19秒 | Weblog

 NHK子供ニュース '98/05/10 放送より一部抜粋。
 EU、ヨーロッパ連合とは、国と国との境をなくして、全体がひとつの国のようになること。  EECとかECから、EUは、それがさらに発展したもの。 
第二次大戦後、再び戦争で殺し合うことにならないように、ひとつの国になればいいじゃないか、という考え方が生まれた。

参加している国は15、人口は計3億7500万人 EUとは、どんなものか? 隣の国に入るのは、いつでも自由。外国人も、いったんEUの中のどこかの国に入れば、あとは、EUのどこの国に行くのも自由。

 税関もなくなったから、EUの中で商品の売り買いも自由。そこで、安い品物を買いに、人々が国境を越えて買い出しに行くことある。こうなると、安くて良い品物でないと売れなくなるから、みんなが競争して良い品物を作ろうとして、結局はEUの人たちみんなが、安くて良い品物を買えるようになる、という考え方。  

同じヨーロッパでも、イギリスはポンド、ドイツはマルク、フランスはフランというように、使っているお金が違っていた。せっかくEUの中を自由に行き来できるようになったのに、お金をそのたびに両替するのは面倒で、銀行や専門の店に手数料も必要となる。

  そこで、‘99年から、EUの中のお金は「ユーロ」というお金にする、これを通貨統合と言う。 EUには15の国があるが、「とりあえず入るかどうか様子を見る」という国や、「経済の状態が良くないから、良くなってから入ってね」と言われた国もいて、結局11の国が来年から「ユーロ」を使うことが正式に決定。そのためのヨーロッパ中央銀行は、ドイツのフランクフルトにできている。

以上が、週間子供ニュースより抜粋・修正したものである。
現在はいたって順調なように見受けたが、統合直後の現地住民の混乱はいかばかりかと、拝察するのである。

壮大な実験が行われているのである。今後もこの統合が発展維持されることを祈るのである。

この極東アジアでも、いづれの日にか、この種の実験が始まることであろう。生きてこの目で見られるのであろうか。

補足:以下は、2007年3月の外務省のHPより抜粋した、EUの通貨統合に新規参入できる資格・条件の基準とでも言うべきものである。

(参考)経済収斂基準
1. 物価:過去1年間、消費者物価上昇率が、消費者物価上昇率の最も低い3か国の平均値を1.5%より多く上回らないこと。
2. 財政:過剰財政赤字状態でないこと。(財政赤字GDP比3%以下、債務残高GDP比60%以下)
3. 為替:2年間、独自に切り下げを行わずに、深刻な緊張状態を与えることなく欧州通貨制度の為替相場メカニズムの通常の変動幅を尊重すること。
4. 金利:過去1年間、長期金利が消費者物価上昇率の最も低い3か国の平均値を2%より多く上回らないこと。

健全な財政状態の国でなければ、この通貨統合に参加できないのである。
既に参加を認められた国々が、将来経済不振に陥るなどしたら、如何なことになるのであろうか。


リニアモーターカー

2007年09月02日 05時55分27秒 | Weblog

 

磁気により浮上する「リニアモーターカー(磁気浮上式鉄道)(和製英語)」に関しては、日本の東海旅客鉄道(JR東海)や欧米諸国では「マグレブ」と呼ぶことが多い。

上海トランスラピッド(上海マグレブ 上海磁浮示范运营线)は、浦東国際空港にアクセスするリニア大国ドイツの技術で造られた磁気浮上式鉄道。

浦東国際空港駅と上海市郊外の龍陽路駅の間、29.863kmを7分20秒で結ぶ。
営業最高速度は430km/hである。

常設実用線の磁気浮上式鉄道としては、英国、ドイツに次いで世界3番目、万博等での期間限定の実用線を含めれば、ハンブルグ(1972年)、筑波(1985年)、バンクーバー(日本のHSST-03/1986年)、岡崎(1987年)、熊谷(1988年)、ハンブルグ(1988年)、横浜(1989年)に次いで世界で8番目の営業運転を行った。

運賃座席区分は、普通席と貴賓席。2005年現在の運賃は、片道で普通席50元、貴賓席100元。当日往復券を購入すると2割引、当日の航空券を提示すると片道普通席が40元と割引になる。

あるサイトより引用した記述。 “リニアモータカーは、市内への中間点となる滝陽路駅より浦東空港までの約30kmを7分11秒で結んでいます。最高速度は430km/hです。

乗車の感想を一言で言うと「速いな~ 磁気浮上形にしては騒音が大きく(新幹線よりは静かと思います),振動もかなりある」です。“
その通りであった。

追記:色々な記事があったが、最近のものを少しばかり引用した。
バッテリー故障?で火を噴く  これ以前にも上海のリニアは細かな技術的トラブルが頻発、営業成績の不振と相まって関係者の苛立ちが高まっていた。
先頃は一種の団体割引の導入で運賃を片道30元(日本円約420円)と試験運転開始時の5分の1にまで値下げする措置を発表、営業面の課題も深刻化している。  

そこへ営業運転中の火災という重大事故の発生で、内部には「ドイツからの技術供与を見直すべきだ」との意見が広まっていると地元メディアは伝えていた。まさに泣きっ面に蜂というか、そんな状態に追い打ちをかけたのが今回のドイツでの大惨事だったのである・・・以下略

上海-杭州間リニア建設一時中止、再開の目処立たず 2007/05/27(日) 06:14:01更新

上海―杭州リニア、環境保護総局が環境アセス受理 2007/06/14(木) 18:28:07更新

新技術の宿命である。多種多様な問題を、一歩一歩克服していかねば、本当の実用品にはならないのである。
今後更に発展することを祈るものである。


夏休み

2007年09月01日 06時34分33秒 | Weblog

 小生のヨーロッパとの付き合いは、英国からの技術導入に接した20代前半から始まった。
設計法を教えてもらい、我々の作った図面をチェックしてもらった。

その頃一番困ったのは、彼らのとんでもなく長い夏休みであった。
7月中頃から、たいてい1ヶ月くらいは、仕事をホッチラカサレルのであった。
(国内の大半の会社が、同じように困ったはずである)

早く図面を出せと工場から厳しく督促されるあまり、自分達で勝手に設計し、それを現場に流し、その後の彼らのチェックで手直しを要求されると、大目玉を喰うことになる。

なぜこんなに長い夏休みを取るのか、誰に聞いても、「そりゃー習慣じゃー」としか答えてくれなかった。

初めてヨーロッパの夏に訪れてみて、どうもこんなことが理由ではないかと思ったのである。
以下に書くことは、何の根拠も裏づけも無い、小生の当てずっぽうである。
この点を心してお読みいただきたい。

北海道より北に位置する北部ヨーロッパは、真夏の正午でも太陽は日本の3時頃の高度、気温は十度から二十度台である。
(大胆な例えで言うならば、日本の気候から6・7・8・9月を除いた5月と10月が、彼らの夏{7・8月}なのだと思う、反面冬は厳しいのであろう)

 この気候は、この地方のあらゆる生命にとって最も活動的であり自己の生命を謳歌する季節である。
来るべき厳しい冬に備えて、生命の充電時期であろう。

それ故、仕事などはホッチラカシ、生きていることを全身で謳歌し行動しなくてはならない時期であると思えたのである。
即ち、この貴重な生命の充電時期をうまく過ごさないと、その種の滅亡に繋がるという、何物にも変えがたい貴重な季節だと思ったのである。

 こう考えると、日光にあたり屋外で活発に行動し英気を養うという、北ヨーロッパ人の夏休みに対する行動形態が理解できるような気がするのである。

日本の南部では、夏は熱帯性気候である、時々熱帯地方を上回る厳しさに遭遇することすらある。

それ故、我々は、本来の夏休み(体の休養を中心とした生活)を過ごすべき環境にあるといえる。

我々に最も適した過ごしかたをすればよく、何もバカンスまで真似ることはないのだと思った。

 一言に「夏休み」といっても、「ところ変われば・・・」である。