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四国学院大学
アートマネジメント公開講座
基礎講座 第3回
『地域における芸術劇場支援
―地域アーツカウンシルの役割―』
講師:杉浦幹男
(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
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地域で何ができるのか
気になるお話を色々聞けた。
気になったところを書いていたら
長くなってしまったけど、感想を。
⚫自分の地域がいかに評価されるものか
知らないことが多いとのこと。
そうかもしれない。
外に出したり、外の人が訪れたりして
その良さを知らされることがある。
同じ県内でも、知らないことは多い。
小さいけれどその土地ならではの
ものはあると思う。見つけたい。
⚫社会の問題、子どもの貧困や高齢化など色々あるが、文化を媒介にして互いに支え合う社会の在り方をどう作っていくか。
福祉的な問題は、多くの人の目に触れる
機会が少ないのではないだろうか。
その分、様々な分野が連携していけたら。
⚫沖縄の活動の紹介。その地域性から、
戦争や平和についての発信など。
戦争を体験した人が減っていく中、
伝えるために文化・芸術の力は
大きいと思った。当事者でなくても、
芸術文化活動を通して感じたり考えたり
理解していける部分はあると思うので。
⚫東京オリンピック・パラリンピックに向けて文化プログラムが始まっている。
地域に向けて文化庁の補助金等の支援。これからの4年はアーツカウンシルを
育成するチャンスとのこと。
地域内だけでなく、外の人も取り入れて
進んでいけたら。
⚫地域の中で文化的な価値を再発見していく。
すでにそこにあるけれど、
見えてないもの、あるだろうか。
あるはず。そういう考え方は
いいなと思う。人においても同じかも。
何も取り柄がないと思っていても、
それは見えてないだけで、
みんな何かの力を持っている。
そういう見方ができれば、
もっと生きやすくなるのでは。そんな
考え方や発想を生むための活動は、
たぶんどんな人にも必要なことかと。
⚫地域において残していくべきものは何か。残されることによって何が起こるのか。地域の愛着、地域内の交流、地域間での交流等。
自分自身、結婚して古い地縁団体に
入ることになったが、
残していくべきものについて
考えることが多い。
形だけでなく生きたものとして、
自分たちにとって必要なものとして、
どうあるべきなのか。
どうにも考えが及ばないことも沢山で、
身近な今後の課題でもある。
⚫大事なのは支援がある時だけではなく、それが終わった後も続けていくための仕組みをどう作っていくか。
続けていけるもの、仕組み、
やはり話し合うことからなのか。
そういう場が必要。
⚫その土地その土地で必要とされているものは違う。地域の社会的な問題が解決されるか。地域の人がやりたいことを実現していくコーディネーターが必要とされる。
悩み困る事はたぶんそれぞれ。
それでもその地域性があって、
それらに繋がる何かをどう見つけるか。
これには専門性が必要なのだろう。
長期的に取り組むことも。
なかなか自分の周りでは
話題に上がらない内容だけど、
身近に関わる問題だと思った。
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講座の後、懇親会に参加。
講師の方、県外の方、地元の方
色々なお話が聞けて良かった。
後半はほとんど
各地の美味しいもの話だったかも(笑)。