9/4 玉藻公園 披雲閣にて
マエカブ演劇フェスティバル2016
次女と先日WSで知り合った方と参戦!
11時スタートに間に合わなかったのが
残念でしたが、出来るだけ観て回りました。
思い出してチマチマ書いてたら
長くなったけど(笑)感想です。
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★(劇)アリクイロケット
「たとえば山月記のようなものがたり」
山月記といえば、昔、
教科書で読んだことある。
とある山中での話が、畳数枚の上で!
軽やかなテンポで
絶えず笑いが起こっていた。
原作は中島敦。
オタクならここでハッとする、
某アニメのキャラクター中島敦の
元になっている。
虎に変身するのは、ここから
きてるのかと次女も納得(笑)。
文学の、ひとつ勉強にもなったかな。
★西藤将人(劇団ハタチ族)
「one person play」
一人芝居、不思議な感覚。
一人で同時に複数の人を演じてるのは
落語みたいと、次女。なるほど。
とあることを尋ねる人と、
それに答えている人がいて。
その人が、観ている自分達に向かって
話しかけているように感じた。
いつの間にかその芝居の中の人に
なったような感覚。
内容が重いから、それを受けとる
こちらも凄いエネルギーが要る(笑)。
でも、そういうの好き。演劇ならでは。
個人的には、マスク常用者として…
のっけからガツンときてた。
明日世界が終わるとしたら…
観てる人も、それぞれの抱えた背景と
答えを思い浮かべたのかな。
いわゆる体験型じゃないけど、
一方的に観るっていうより
これは体験に近いと思った。
★お昼休憩~~
観たいのは山々だけど連れもいるし
ぶっ続けはキツい💦
飲食販売へGO!
大書院という大広間では、
後ろの方に机がたくさん並んでいて
そこで飲食できるようになっていた。
次の演目まで時間がなかったけど
残りを食べながら観ることができた。
ちょうど、次が
オススメされたものだった。
★坂口修一
「風当り、宵の葉擦れ」
扇風機職人……て、あるかい!
心の中ではツッコミ満載の世界(笑)。
ほとんどしゃべらない妻とのやりとりが
絶妙で笑えた。
おひねり制(気持ちを包んで渡すもの)を
劇中でうまいこと挟んでくるのが
めっちゃオモロイ感じで
そういう楽しさもあった。
一つの演目では長い1時間、
あっという間。
★コーヒー休憩~~
どうしても飲みたかった
アロバーのニトロコーヒー!
販売場所を探してGO!
ココでの写真をSNSにアップして
見せたら100円で飲めるのはお得。
そして、こちらも
観た方よりオススメされた
↓
★INAGO-DX
「しじんのうた」
詩人のような彼に
ラブレターの書き方を教わる友達。
学生の日常のひとコマみたいな
ノリで始まり観ているうちに
どんどんエラいラップにヒートアップ!
韻を踏むって、楽しい。
観てるこっちも騒ぎたくなるくらい!
けれど ハッとする、
あぁそういうことだったんだ。
言葉にならない言葉、あるよね。
知っていて書けたりもするけど
現実には表に出すのを
ためらうこと、あるなぁ。
そんな背中を押してくれる。
★半熟姉妹[想い出]
「想い出~Tの誘惑~」
朗読劇。黒いドレスのお姉さま4人。
部屋を探して、ちょっと遅れたけど
話の状況は分かった!
失踪した旦那様について、
奥さまから依頼された
探偵や助手も交えての話あれこれ。
自称 美人で敏腕な助手が若干的外れ(笑)
なのにそれによって二転三転
話が転がっていくのが面白かった。
★劇団シアターホリック
[さしみチーム]
「姥捨て」
父の遺言を巡って姉妹のあれこれ。
そんな父は実際出てこないけど、
介護が大変そうなことは うかがえる。
介護とか、昔の家の土壁ネタとか(笑)
昔ながらの諸々事情に
どっぷり浸かってる人には
あるあるな感じかも。
言葉の端々に、現実の
日常の痛みが思い出された。
けれど、妹の彼氏の存在、和む(笑)。
血縁関係は何かとこじれる。
全く違った立場の人が入るっていいな。
などと個人的に見聞きしたアレコレ
思わず振り返ってしまった。
そして今これからの現実を思う。
色々と限りはあるけれど
何かを諦めるより
何かを選ぶことができたらなと。
★特別企画 即興リレー劇場
「太郎と美和子の恋愛物語2」全7話構成
幼少期から晩年まで
人生を7つに分けて即興劇!
劇団をシャッフルした面々
数人ずつでバトンタッチ。
数分の時間制限あり!
凄~~い。
どんな方へ転がるのか予想つかない。
ドキドキワクワク、時にヒリヒリ。
それでも誰かが転がしたものを
誰かが拾って また転がしていく。
たまに無茶ブリ、面白い。
ストーリーがあるものなので
難しいとは思うけど
そこは芸達者な方々の集まりなので
観てる方は楽しめた!
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玉藻公園 披雲閣にて
演劇のフェスティバル。
祭だ、フェスだ~~!
暑い中、皆さまお疲れさまでした。
7つの部屋で、開け放たれた場所で、
ほぼ同時に進んでいくお芝居。
それほど広くない畳の間、
演じてる人が近い!
他の部屋の声や音も混じったり
廊下を歩く人もいて
何だか混沌としてるけど
それだけに境のない感じ。
時には演じてた人が すぐ近くで
別の芝居を観てるとか!
また、遠方の劇団もたくさん
それぞれに特徴も違っていて
バラエティーに富んでいた。
これは一日で全部観るのは無理…
二日でもなかなか(笑)かもしれない。
行き当たりばったりの為
かぶって観られないものが
あったのは本当に残念💧
これからも また
見たことないもの、見てみたい!
そんなワクワクをくれた
カブフェスありがとう!