月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

10/1 映画「ハドソン川の奇跡」

2016-10-02 23:08:34 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


10/1 映画「ハドソン川の奇跡」

テレビを見て驚いた
あの航空機の不時着水のニュース。

離陸間もなくエンジンに鳥の群れが突入
両方とも止まってしまうという危機。
そんな中、近くのハドソン川に着水、
死者も出なかったという報道を
よく覚えている。


それが映画ということで
感動的な物語かと思いきや
予告では機長に何かの疑惑。
これは一体どういうことかと
気になっていた映画。

皆が知っているような結果には
間違いないけれど、
離陸から208秒で
川に着水するまでの過程を
あれほど調べられるとは。

そんな疑問に目が離せなかった。

********

できるだけ
ネタバレしないよう心がけつつ感想。
↓↓↓

不時着水は かなり危険な選択なのだ。
素人的な考えではピンとこなかったが
その難しさなどが分かった。

だからこそ
それ以外の選択肢がなかったのか
審議するのだろう。
もとの空港へ引き返すことや、
近くの空港への緊急着陸の可能性を
調べなけれぱならないのだろう。

データに基づいたシミュレーションと
実際との間には違いがあった。
それは何故なのか。
不時着水は誤りだったのか?

それは映画の本編で…ということにして

印象的だったのは
”視認“という言葉。
実際に目で見て確かめる。

事故が起こった時、
幾度かの場面、場面で
誰かが口にしていた記憶がある。

レーダーから消え、
川へ不時着水すると管制官に伝えられ、

絶望的な選択でありながらも
そうなったからには
できる限りの手を尽くす。

周りの船、救助の連絡など
飛行機関係以外の機関に
即座に連絡を取り
実際に目で見て何が必要か
判断のもとに動こうとしていた。

そんな場面があったように思う。


自分は
目で見て判断しているだろうか。
限られた報道で
物事を判断していないだろうか。
大きな流れに左右されていないだろうか。

そんなことを考えさせれた。

感動的な奇跡だという
騒ぎに目を奪われて
本質的なことを
見落とさないようにしたい。


機長は、自分の力だけでなく
全員の力だと言っていた。
成功の要因はチームプレー。

そうかもしれない。
どれかひとつが欠けていても
あの生還はなかったかもしれない。


そんなことが
静かに胸に迫ってくる。
ひとつひとつの積み重ねが
奇跡を生むのかもしれない。
偶然ではなく
より必然に近いもの。

あの機長は、管制官は
救出に関わった人たちは
毎日の仕事に
どのように携わってきたのだろう。

何も起こらない日常が
いかに大切であるかを教えてくれる。

奇跡の素があるとして
皆そういうものを持っている。
普段は眠ったままだけど
日常の中で育っていれば
いざという時にパッと目覚めて
動いてくれるのではないだろうか。


もちろん
目に見える結果に繋がることは
それこそ奇跡なのかもしれない。
それに至らなかったとしても
その素はきっと生きていて
いつか来る時を待っている。

だから大切にしてほしいと
温かい思いが伝わってくるような、
自分にとっては
そんな映画だった。


監督 クリント・イーストウッド
主演 トム・ハンクス


監督の作品、
劇場で観たのは
「スペースカウボーイ」や
「グラン・トリノ」
それも良かった。
何だか映画の底に流れているものが
自分に合うように思う。
他にも色々あるけど
観てないものも結構あるので
また観てみたい。
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10月1日(土)のつぶやき

2016-10-02 04:37:18 | 日記等 未分類
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