月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

8/25 瀬戸芸 男木島 パフォーマンス 『WONDER WATER 男木島ver.』

2019-08-29 17:48:29 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


8/25 瀬戸芸 男木島
パフォーマンス
『WONDER WATER 男木島ver.』

出演:ホワイトアスパラガス
衣装:ひびのこづえ
音楽:川瀬浩介
場所:男木島・男木漁港周辺
北加茂神社 横の浜辺
時間:11:15~11:55

男木港からしばし歩いて
集合場所の北加茂神社へ。
こちらも海に面したところ。
会場は砂浜。海に向かってコの字の客席。
前の方の列はプラ段シート、
後方は段ボールのイス。
舞台は、砂の上に敷かれた
白いシート状の上らしい。

早々に席に着く。
照りつける日差しがジリジリ痛い(笑)。
キラキラ眩しい。帽子を目深にかぶり
汗を拭いつつ待つ。

開演!そして、
おもむろにやって来た不思議な物体。
丸くてふわふわ動く集合体?!
透明な風船を包むのは
水色、青、紫、ストッキングのような
伸縮素材?に水玉の穴。
よく見ると中には人が。
身にまとうようになっているのか。
そこに居るだけで不思議な存在感。

始まりは幻想的に。
でもだんだんとコミカルに。

小さなボールを自由に操りながらも
時々おちゃめな動きや表情。
何よりボールが
生きているかのように動く様は、
小さい子の心をくすぐるようで、
ボールが宙を舞う度に
歓声があがっていた。
客席の大人からも思わず笑い声が。

ボールやリングなど
ジャグリングだけでなく
パフォーマンスも素晴らしい。
海の生き物を思い起こさせる動きや
アクロバティックな動きにも
おお!と感嘆の声。

他にも色々な衣装で登場。
いそぎんちゃくみたいなものや、
ヒレがついた魚のようなものや。
風に吹かれてたなびく様が
なんともいえず素敵だった。
後で聞いた話だが、
衣装製作のひびのこづえさんが
海に潜って見たものを元に
考えたのだとか。

そのままの形ではないけれど、
特徴をとらえた部分や色づかいも
素敵だと思った。

最後は、くらげ。
白くて丸いものがふわふわと宙に浮き。
それまでのコミカルな雰囲気とは
うって変わって…
ひっそりとした表情や
ゆ~っくりとした動きが、
まるでくらげ。
海の世界に引き込まれる。

始まる前は眩しいくらいの浜辺だったが
始まってからは薄曇りになり、
吹く風もあいまって
幻想的な雰囲気になっていた。
しかし、くらげの最後の方には
少し日が射し、
くらげのてっぺんがピカリと光り…
天然の照明が何ともいえず良かった。

そして舞台のラストは
アップテンポのリズムや歌に合わせて
手拍子。客席の一体感、楽し。

すごく身近に感じられた。
(最後のあいさつで)
サーカスの学校で学んだと
お話されていたお二人、
ホワイトアスパラガス。
たぶん高度なことをされていた
と思うけど
観ている時はそんなことには気が向かず
ただただ楽しさに引き込まれ
心踊る一体感を味わえた。

二人が途中で
海に入って行ったのには驚いた。
ジャグリングしたり逆立ちしたり。
ウェットスーツを着ていたのは
そのためか?(笑)

最後の方、
オリジナルの歌や、振り付けも
親しみやすくていいなと思った。

とにかく、
波打ち際ならではの舞台だった。
鍛練された技術や身体だからこそ
それを活かしきれるのかな、と。

自然の中でやるということは
天候など含め、条件は様々に変わる。
同じ条件の舞台はひとつとしてない。
演じる方も観る方も。
その凄さ、楽しさ、難しさ、
色々考えさせられることもあった。
が、汗を流し共に過ごすだけでも
不思議な一体感があった。
まさにライブ。体感できる作品だった!

瀬戸芸 公式
『WONDER WATER 男木島ver.』
https://setouchi-artfest.jp/event/detail319.html
コメント
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