月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

2025.1.13 「よこぐし」のアートマネジメント講座 第1回 参加

2025-01-16 16:07:11 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

今年度も参加してます!

令和6年度
「よこぐし」の
アートマネジメント講座
〜わたしとあなたのための
小さなワークショップ〜〈全4回〉

第1回
1/13(月・祝)13:30-16:00
丸亀市役所 201.202会議室
.
.
講師
・長津 結一郎さん
  (九州大学大学院
   芸術工学研究院准教授)
 ★あらゆる領域をつなぐ文化芸術の
  特性について、話を聞いてみる。
.
・松岡弘樹さん
  (丸亀市まなび文化課
   市民会館開館準備室長)
 ★文化芸術の公共性について、
  話を聞いてみる。
.
……………………

昨年度もあった講座。
今回は講師も変わって
この日は全4回の初回。
市役所の会議室にて座学でした。
.
━━━━━━━━━━
.
まずは行政の
松岡さんのお話から

*配布資料の内容とメモより

●講座の長期目的

 街の魅力向上
 住民のウェルビーイング向上

 ・街の魅力は人の魅力
  ( 創造的、行動的、利他的 )
 ・ウェルビーイングは、
  他者との多様な関係( 価値交換 )
.
.
●住民の課題やニーズは
 極めて多様で複雑
 ・人や立場によって
  相反する意見もある
.
.
●対話が必要
 単なる会話や
 意見の出し合いではなく
 異なる意見のすり合わせが必要
 しかし、そもそも対話は難しい

●気づきのきっかけ
 福のり子( 京都造形芸術大学教授 )
  講演会
  「アートなんて役立たず?」
  ・固定概念を広げることで
   新たな気づきがある
  ・対話
   分からないけどあなたの考えは
   納得できる…というところまで
.   
●ワークショップ(参加型事業)
 アウトリーチ(劇場外事業) 実施
 ・小学校低学年 
   コンテンポラリーダンス×学校教育
 ・高齢者(認知症)
   認知症×演劇
 ・社会福祉
   コンテンポラリーダンス
    ×社会福祉施設

  ※ 思い込みをなくす
   気づきや成果など
   一定の評価あり
.
●最後に
 ・まずは自分ごとから
 ・他者の自分ごと( 異なる価値感 )を
  聞いてみる
 ・共感できなくても、
  理解できるまで聞いてみる
 ・自分ごとを他者の自分ごとから
  新しい「コト」を作ってみる
.
━━━━━━━━━━━━
.
次に
芸術工学研究の 長津さんのお話

●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
●芸術文化の価値感って何だろう?
●アートマネジメントの視点
●ワークショップの持つ視点
●最後に
.
…………
.
●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
.
 ・高校時代の経験
  →アートマネジメントとの出会い
 ・音楽を通じて色々な人が関われる
  場をつくる
 ・AARサイクル 大切
  A:Anticipation
   (こうなるといいな を考える)
  A:Action(とりあえずやってみる)
  R:Refrection(ふりかえってみる)
    ↑Cycle:みんなで考える
 ・やってみて振り返るを
  続けていたら
  いつのまにか知らないところに
  たどり着いた
  “わらしべ長者”みたい!
. 
.
●芸術文化の価値感って何だろう?
.
 ・アートマネジメント
  →芸術活動を支える活動
 ・芸術が持つ波及効果
 ・イギリスの研究プロジェクトの
  成果など
 ・気づき→理解が深まる
 ・芸術が社会につながる?
  社会が芸術で広がる?
 ・出会った人たちとかかわることで
  自分も作品も変化していく
  ( 相互関係 大事なのでは?) 
.
●アートマネジメントの視点
 ・芸術と社会をつなぐ
  アートマネジメント
 ・アートもマネジメントも
  人から始まる
  ( 吉野さつき
『アートマネジメントと社会包摂』)
 ・広い意味でのアートマネジメント
 ・どうデザインしていくか 
  場をつくるか
 ・合理的配慮→理にかなった調整
  ①当事者からの要望 
  ②建設的対話 
  ③具体的な調整
  →ふまえて、できることを見つける
   双方が無理しないやり方で
 ・こんな場合どうしたらいい?
  →考え→調整
  →新しいやり方、方法、
   文化になって
 ・アートと社会の間に立ち、
  手綱をさばいて( マネジメント )、
  自分も変わる。
.
●ワークショップの持つ視点

 ・参加者による体験的な活動に
  基づいた共同の学び
 ・色々なワークショップがある
  WS 1.0…到達目標あり
      プログラム準備
  WS 2.0…おおまな目標 
       成果予想できにくい
  WS 3.0…文脈に応じた目標設定 
       長時間かけて
  ※それぞれに 
   メリットデメリットある

 ・安全な場で、
  アートと社会がつながることで
  さまざまな波及効果が生まれる。 


 ・〜な場

   全員が参加できる

   相互作用のプロセスに注目する

   芸術家のやりたいことの
   本質がとらえられる

   参加者がいつのまにか
   芸術の本質を体験

   芸術文化の新しい魅力に気づく

   人と人、人と団体の接結点になる

   新しいコミュニケーションが
   生まれる


●最後に

 ・公共文化施設の「公共性」
 ・なかなか両立するのは難しいが…
   多様性…ダイバーシティ
   包摂…インクリュージョン
 ・みんなに共通なものは
実現可能か?
  いろんな工夫を凝らす
  開かれた「公共」文化施設。
  考えていく
……………………
.
※紹介された著書( 長津 結一郎さん )

『舞台の上の障害者
 ─境界から生まれる表現─』
  長津 結一郎 

『この国(近代日本)の芸術――
〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
  小田原のどか他

『文化事業の評価ハンドブック
 新たな価値を社会にひらく』
 文化庁×九州大学共同研究チーム他


『アートマネジメントと社会包摂
 アートの現場を社会にひらく』
  九州大学ソーシャルアートラボ
   
━━━━━━━━

次回からの講師
古賀今日子さんも居られて
最後に少しお話されていた。

“目の前の人のために”
“その人を楽しくさせたい”

そんなことが
ひいては広い世界のために
なるんじゃないか
…というような言葉

とても胸に響いた。

次回からも楽しみ!



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2024.12月 ご飯写真 | トップ | 1.17 阪神・淡路大震災 30... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等」カテゴリの最新記事