VIVA セレッソ大阪

僕の大好きなセレッソ大阪を中心とするサッカー観戦記

夏場の連戦再開に向けて

2021-08-07 15:31:00 | セレッソ大阪
東京オリンピックサッカー競技は今日の男子決勝で終わります。いよいよJ1リーグ再開です。セレッソはボトムハーフに落ちましたが、今の順位をキープできるのか、降格争いをするのか気になります。僕の予想では限りなく降格争いですが、先ずは再開後の仙台と横浜FCとのホームゲームが重要だと思います。両チームが下位であることもありますが、今後のスケジュールがタイトであることも理由です。

1.セレッソのスケジュール
今後のセレッソのスケジュールは以下のとおり、13連戦となります。
8/15 J1第24節 8/18 天皇杯ラウンド16 8/21 J1第25節 8/25 J1第26節 8/28 J1第27節 9/1 ルヴァンカップ準々決勝(H) 9/5 ルヴァンカップ準々決勝(A) 9/8 J1第19節 9/11 J1第28節 9/15 ACLラウンド16 9/18 J1第29節 9/22 J1第32節 9/26 J1第30節

今のセレッソはU24日本代表と同じく毎試合同じスタメンで、毎試合同じぐらいの時間帯に同じ選手が交代出場するので体力的にキツいサッカーです。このため勝てない試合後が続くとしんどいですし、監督交代のタイミングもないです。(今のセレッソの強化部には監督交代の選択肢はなさそうですが…)

2.サッカーの違い
近年Jリーグではプレーモデルに基づいてサッカーをしているチームが増えてきていることもセレッソの苦戦を予想する理由です。

東京オリンピックでU 24日本代表が劣っていたのは、個人の力ではなく、組織の力で負けたと思います。スペイン戦、メキシコ戦で、日本にはただ頑張るだけ、ただ耐えるだけという時間帯が少なからずありました。この点もセレッソと似ています。セレッソも選手は頑張っていますが、クルピ監督のサッカーにはプレーモデルがないので、ただ頑張るだけ。夏場の連戦は特にキツいと思われます。

この問題はセレッソだけでなく、日本全体での意識の問題も多いかなと思います。この点について、田中碧選手のコメントがgoal.comに掲載されています。



「ここ4、5年、個人個人が成長する重要性が言われて、強度だったりインテンシティだったりデュエルだったりという言葉が言われるようになり、各々が意識してやっていたし、その結果個人は凄い強くなったと思う。でも1対1では勝てるかもしれないけど、11対11で勝てるかと言われたら、この2試合含めて完敗だと思う」〉
「2対2だったり3対3だったりになったときに相手はパワーアップするけれど、自分たちは何も変わらない。それがコンビネーションという一言で終わるのか、文化なのか分からないですけれど、サッカーを知らなすぎるというか……。彼らはサッカーをしているけれど、僕らは1対1をし続けているように感じるし、それが大きな差になっているのかなと感じている」〉

川崎で無敵のサッカーをしている田中碧選手にとって、『日本はサッカーを知らなすぎる。彼らはサッカーを知っているけど、僕らは1対1をし続けている。そこが大きな差。』に感じたのでしょうね。

セレッソのファン、サポーターは、『2対2だったり3対3だったりになったときにパワーアップする』ことを2019-2020シーズンで実感し、2021シーズンで『自分たちは何も変わらない。それがコンビネーションという一言で終わるのか、文化なのか分からないですけれど、サッカーを知らなすぎるというか……。彼らはサッカーをしているけれど、僕らは1対1をし続けているように感じるし、それが大きな差になっているのかな』を感じているのでわかります。

昨年秋から何をもって攻撃的なサッカーだと説明ができない強化部の姿勢を見ていると過去のいいシーズンと悪いシーズンの繰り返しを思い起こさせられ、とても不安にならざるを得ません。

いい意味で悪い予想を裏切ってくれることを願うばかりです。