秋を迎え、自然薯(じねんじょ)がたくさんの実をつけ、葉っぱは
ずいぶん黄色くなってきた。
ところで、この自然薯の実のことを「むかご」と言うのだそうだ。
菜園の自然薯にたくさんのむかごがなっているのを見た近所の
おばあさんが、「長男」に教えてくれた。
おばあさんが言うには、このむかごは食べられるのだそうだ。
その話を聞いて、今までは落ちるにまかせていたむかごを、
ツルから一つ一つもぎ取りながら採集してみた。
丼ぶり茶碗一杯のむかごが取れた。よく見ると、確かに小さな
イモのようでおいしそうな実だ。
どんな味がするか、実に楽しみだ。
近所のおばあさんに感謝。
<追記>
ゆがいたむかごは、ちょっと苦みのある里芋のような味だった。
(終わり)
△東から2、3列目の畝
5か所に分けて植え付けたニンニクたちも、現在、136本まで
発芽を確認している。
実に順調な出来だと言えよう。
△手前が新しく虫にやられたニンニク。
ところが、この週末、何者かにより無残にも茎を噛み切られた
ニンニクを発見した。
被害はこれで2本目だ。1本目をやられた時には半信半疑だったが、
おそらく犯人は虫だろう。
普通、野菜に付く大小様々な幼虫を補殺する時、心の中の片隅
には常に「申し訳ない」という気持ちがある。どんなに小さな虫と
言えども、りっぱな命を宿しているからだ。
しかし、今回ばかりは違った。
ニンニクの茎を食いちぎった目に見えぬ敵に対する燃えたぎる
ような「殺意」を感じてしまった。
これ以上、被害が広がらないように、何らかの手を打つ必要が
ありそうだ。
(終わり)