岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

田植の高等テクニック

2019年06月04日 | 百姓

令和元年6月4日(快晴)

今日も快晴で30度越か?畑が乾き過ぎで本宮圃場を耕起したら土埃がモウモウで体中誇りまみれで、顔が炭鉱夫のような真っ黒になってしまった。先日、定植したねぎがクタッとなっていて可哀そう。お湿りが欲しいね。

今日の農作業は朝飯前に田んぼに除草剤を散布しました。田植時の同時散布なんだけど、今年は何故かかなりの量が余っていてそれを草が見える圃場に散布しました。ヒエが結構見える圃場もあってやっつけたいね。

朝食後は昨日に続き田んぼ畔の草刈りをしていました。残り60アールぐらいまで草刈りをしたんであとは半日作業ですね。

 

上の田んぼでは60町歩オジサンの若い従業員さんが田植えしています。昨日アドバイスしたように水を張って田植えして居ましたので今日は田植え機の嵌りはありませんでしたね。60町歩オジサンからも同じ並びなんで田植え機が嵌らなかったかと聞かれたんで「それは無いよ、ダブル車輪の場合、水を張らないで田植えすれば車輪に土を抱き込んで走れなくなる。水を張れば車輪の抜けが良くなって、車輪に泥が抱き込まないので田植え機が嵌らなくなるよ」と教えてあげたんで実践していましたね。

奥地圃場の草刈りをしていたら、60町歩オジサン軍団がやってきて代掻きを始めました。何故か自分の田んぼの周りに60町歩オジサンの田んぼがあるんですよね。今回も不耕作の田んぼを復田して田植えするということなんだけど、自分ちの上でなく下だったので水源的に良かったね。草刈りを全くしない人なので変わらないですけどね。自分が境界の草刈りをしたら喜ばれてしまったよ。

さて、掲題についてですが、T君の田植えをじっくり観察しました。先ずは田植え機に木の枝を積み込みます。そして田植えを始めて田植え機が深場に差し掛かると田植え機の上から前輪の前と後輪の前に木の枝を差し込みます。すると田植機が前のめりになっているのが水平になるのが判ります。田植機の嵌る寸前のタイミングを計るのが絶妙でタイミングをみて木の枝を田植え機の上から差し込みます。すると田植機はしっかり走ります。田植に枝は邪魔しません。自分だったら、田植え機がズボッと嵌ってヘルプ!!ですけどね。


此の芸当はT君しか出来ないでしょうね。奥さんも当たり前のように見ています。これがT君家の正常な田植え風景なんですね。素晴らしい!田植機から枝を差し込んでるところをズームで撮ったんだけど遠くて解り難いね。あからさまに近くで撮るわけにもいかないのでこんなもんで勘弁です。


農業って奥深いもんですね。毎年、驚きの光景が見られるんで百姓人生って楽しいね。でも、自分の何処の圃場の周りでもキャタピラーオジサン、60町歩オジサン、T君、M君、JR君と楽しいキャラクターの田んぼがあるのは何故なんでしょうかね?不思議な巡り合わせですな?

明日も百姓はやりますが、急な用事で東京に行かなければならなくなったのでブログは少々、お休みします。

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コメント
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