岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

トマトの播種作業を見学に行ってきました

2014年03月04日 | 百姓
平成26年3月4日(晴れ)
朝は超寒く、日中は暖かかったね。

今日は岩手の農業の友達がトマトの播種作業をするということで、見学兼勉強に行ってきました。

岩手に向かう途中、道路が圧雪状態でツルツルしていてスピードを上げられず、普段なら2時間で行くところを3時間かかってしまった。
途中、正面衝突やらひっくり返っている車など事故車が数台あって皆侮ったなと思った次第。日中は融けてしまうんだけど朝は夜に軽く降った雪でも放射冷却でアイスバーンになっているんだよ。

ホラ、岩手山が雲も無く綺麗ということは寒いということなんですよ。車の温度計がマイナス3度でしたので日陰はもっと寒い筈。侮ってはいけませんよ!



さて、1時間も遅刻してしまったが、友達がほとんど作業が終っていたにも関わらず、自分に実演して見せるために3トレイ残しておいてくれました。イヤー、気を遣わせてしまったな。
ということで実演してもらいました。
128穴のセルトレイには培土が既に詰めてあってそこに種を播種するためにへこます盤を使って培土をへこまします。




種はお椀に入れてありました。確かに種が小さいし、紙袋で来るので下手すると溢してしまう可能性があるのでお椀が良いかもしれませんね。
ただ、手で播き始めたので一寸、予想外で、作業効率が悪いんじゃないかと思って自分がやっている葉書と竹串の方法を提案してみました。




急なことで葉書が無いのでカレンダーの表紙を折って葉書大にし竹串に代わりに鉛筆でまいたら効率が良いということで採用です。




種まきはあっという間に終わり、次は覆土です。これは自分でもやっている方法です。




覆土が終ったら水分を与えるためにドブ付けします。水ではなくぬるま湯を使っているということでした。これは新しい発見です。芽が出やすくなるんじゃないかな?
例えば、昨年余ったねぎの種も発芽を促すためにぬるま湯に漬けてから播種すると発芽しやすくなると部会長さんが言っていたんで同じ原理かな?




水分が行き渡ったら温床線のうえにトレイを据え付けます。自分も「夏秋トマト 栽培マニュアル」を購入したんで温床線はマニュアル通りですね。自分も温床線を検討したんですが、ハウスに電源を引き込む工事をしていなかったし、工事は夏場に済ませて於かないとだめなので、蒸気発芽器を採用したんですよ。




トレイを並べて置いたら新聞紙を被せます。そしてその上から水を散水して濡らし、培土が乾かないようにします。




その後、室温にもよりますが農ポリでトンネルにし、更にシルバーシートで覆います。
ただ、今日は晴天でハウス内は温度が上がり過ぎるような気がしたんで被せなくても良かったような気がしました。これで播種作業は終わりです。納得です。勉強になりました。新聞紙を使うのは別の友達もやっていたので定番の作業なんですね。去年は自分も新聞紙を使いましたが、今年はシルバーシートのみにしました。何故か、新聞紙が乾くとずれたり、ハウスの横を空けておくと風邪で飛んだりして集めたり並べ直すのが面倒だったからです。




培土はこれを使っていましたが、その後に別のネギ農家さんを尋ねたら同じメーカーさんのネギ培土を使っていました。岩手のメーカーさんらしく培土はここと言っていましたね。袋にはJAと印刷されてあるのですが秋田は全然違うものです。JAによって培土の種類が全く違うんですね。不思議?




さて、もう一つ、今回は教えてほしくて伺ったのですが、それは、灌水チューブの使い方です。自分は使ったことも無く、農大で見たきりでうる覚えだったので、友達がトマト栽培で使っているので教えてもらいました。具体的には灌水チューブで無く点滴チューブを進めてくれました。そして、具体的に敷設方法も教えてくれましたので良く解りました。
これは排水口で2口になっています。一畝に苗の両脇から灌水する方法です。




送水をどうするか?友達はプロらしくしっかりした灌水設備を作っていて流石ですが、自分はスナップエンドウと今年はハウス内でトマトを若干、栽培してみようかなと思っている程度なんで簡易な方法は無いかなと思案していたら、水中ポンプを進められたんで採用しようと思っています。写真のポンプは一寸、小さいようですので、農器具屋さんに相談してみようと思います。




点滴チューブです。自分は初めて見るものです。点滴の穴は20CM間隔と言っていたような気がしますが、自分のスナップエンドウは10CM間隔に定植するんで穴の間隔が10CMの購入しなければなりません。




チューブのエンドはどうするか気になっていたんですが、エンドを止めるパーツがあるとのことです。




エンドのパーツを取り付けて、さらに紐を付けて固定するということでした。ここまで教えて貰ったら、自分でも多分、出来るかな??



点滴チューブのメーカーと製品も教えて頂きました。忘れるといけないので巻いている段ボールも頂いてきました。完璧です。



やはり、何事も実践している人に聞くのが一番、勉強になりますね。本当にありがとうさんでした。
今日も、良い一日でした。

ただ、自分のハウスも気がかりで、トンネルのポリは剥がしてあったんですが、この好天ではハウス内の温度は40度を超えているだろうし、帰りは夜になるんで零下になっていたら、ネギ苗にダメージを与えるし、気が気でなかったんです。昼の暑さは判りませんが、夜22時に帰ったらトンネルの温度が11度だったんで寒さは回避したんですが、昼は何所まで上がったんだろう?心配です。暗いので明日点検します。

友達の後、岩手のネギ農家さんを3軒回ったんですが、その状況を明日、掲載しますかね。良い話を聞いてきましたよ。

張っているんで、プチットお願います。
 ↓↓↓
百姓の場合はこちら




登山の場合はこちら

人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ねぎの播種作業 | トップ | 大規模ネギ農家さんの見学 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

百姓」カテゴリの最新記事