京都には何度か行っているが、40数年ぶりで清水寺を訪れた。
高校の修学旅行以来である。
早朝の清水寺は静かだった。
いつも心の奥にあったのは「音羽の滝」だ。
ここの水は「延命水」とも言われ、当時こぞって「ひしゃく」を奪い合うように飲んだ。
あらためて訪れると滝は昔のままだった。
早朝から多くの修学旅行生が、私たちと同じに滝の水を飲んでいる。
昔の修学旅行で一番の思い出はこの音羽の滝だった。
国宝の本堂、あの今年の漢字を発表する舞台だ。
「清水の舞台」・・・今、大改修が行われている。
感慨深い気持ちだった。