振り返れば、ピンク色のシュウメイギクを一株植えたのが15年前。
その後あちこちから芽吹いてきて、その繁殖力で秋の庭がこのシュウメイギク一色になってしまうことを案じて、全部抜き取ってしまったのが今から10年前のことでした。
時に抜き取ってしまったことを後悔しながら月日は流れていきました。
そして一昨年、以前咲いていたこの場所にシュウメイギクの葉が芽吹いていることに気付き、昨年1輪の花が再び咲きました。
更に今年、シュウメイギク・スプレンデンスの完全なる復活です!
愛らしいピンク色が、初秋の庭に賑やかさをもたらしてくれています。
カラミンサも一時期消え入りそうになりながら、昨年から元気が出てきています。
7月から2ヶ月以上もの間、見事に咲き続けているフロックス!
花後にすぐ切り戻したのが功を奏したのか、黄金シモツケ・レインボーの葉色もとても綺麗です。
後方のタネを付けた立ち姿は、今年始めて花後切り取らずにおいたペンステモン・ジギタリス。
秋の代表格、ホトトギスも咲き始めています。
庭を作り始めてずっと目標にしてしてきたことのひとつに、秋の庭の充実ということがあります。
厳しかった夏の足跡をかき消してただ清々しく秋を受け入れて咲き誇る植物たち。
ようやくその目標に自分なりに少し近づいてきていると思える昨今です。
連日のようにもたらされる台風大雨の被害に心痛みます。
台風17号から変わった温帯低気圧の影響で、窓の外から聞こえる吹きすさぶ風の音に心穏やかではありません。
どうかこれ以上被害が広がりませんように、祈るばかりです。