本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

11月最後の庭から

2009-11-30 | 庭日記
天気予報ではずっと曇りか雨のマークだったのに、思いがけずの小春日和。

庭で輝く珠玉…


メギ



カクレミノ



ヤブコウジ



ナナカマド


…あの季節に咲いた花の化身たち

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冬を迎える庭から

2009-11-28 | 庭日記
昨日までで軒下のバラの剪定、つるバラの誘引、堆肥の施し、ある程度の落ち葉拾いも終了して、もうどこから雪が降ってこようが(近年はめっきり減りましたが、この地方では風に巻き上げられ、雪が下から降ってきます><)スタンバイOKとなりました^^

さてそんな中、耐寒性が弱いのにまだ室内に取り込んでいない鉢が一鉢あります。
「センニチコボウ」を植えてある鉢がそれです。
アンバランスな状態で開花させてしまった昨年の教訓から、今年は春から8月下旬まで4、5回切り戻しを繰り返してきました。
さて成果の程は如何に…



ウ~ン、微妙…納得がいかないというか…
確かに草丈は低く抑えられたものの、紅葉も始まり、これでは脇芽からの開花を愉しむまでには落葉してしまいそうです。
この辺りだと、やはりポインセチアなどと同様に、室内に取り込んで短日処理したほうがいいのかもしれません。
いずれにしても、もうそろそろ室内に入れないといけないし…
初秋から店頭に並ぶ苗は愛くるしい姿で、寄せ植えに利用するのにももってこいなのですが、いざ自分で育てて愉しむとなると、残念ながら私には難易度が高いようです。

8月下旬にタネまきしたビオラたちは少しずつ開花中。



傍らの防寒シートをかけてあるのはベゴニア・センパフローレンス
例年だと1年草扱いしているのですが、今年はダメモトで~
また、これまで風除室や室内に取り込んでいたマーガレットとサルビア・レウカンサも、鉢が大きくて移動の負担が大きくなってきたので、何とか戸外で越冬してくれればと、今年思い切って同様にして戸外での越冬を試すことにしました。

今年最後の一輪、ニュードーン。



先週誘引する際、蕾がひとつだけ残っていたので、この枝だけ切らないで残しておいたのです。
昨日、ひっそり咲いているのに気付きました。

空も、寒々…
これから4ヶ月近く、モノクロームの風景の中で時が流れます。

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雪囲い作業

2009-11-22 | 庭日記
ようやくお天気に恵まれたので、雪囲いを終えることが出来ました。

先々週はトレリスを取り替え、その後は冷たい雨、時々みぞれも交じったりして、気付いたところでは数日前に雪も少しばかりちらつきました。
激しい風を伴う雨音が耳に入ってくる度に、植物のことが気になりハラハラ、ドキドキの毎日でした。

4時間弱程の作業で、剪定をしながら雪囲いを完了し、スタンドなども小屋へ収納~かなり疲れました。
まだ軒下のバラの剪定、落ち葉拾い、堆肥を施す作業が残っています。
11月中に出来るといいのだけれど…

10月はお天気に恵まれたので、植物も元気で少しゆっくり構えすぎていました。
バラも蕾のまま終わりそうなものがたくさん。
秋バラを十分に愉しむには、やはり8月下旬までには切り戻しをしておかなければいけないかもしれません。

作業する前に撮る余裕がなかったので、剪定し終え室内に飾った地植えのバラの最後の様子です。


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優曇華(ウドンゲ)

2009-11-12 | その他
アイアンの鳥かごにくっついている不思議!
「卵のようにも見えるし、或いはもしかして花が咲いたりして~」
ワクワクした気持ちで写真を撮ったのは、4月18日の事でした。
それなのに、いつの間にかすっかりその存在を忘れていました。
が、その謎が解けました^^

『本来は三千年に一度開花すると伝えられる、インドの想像上の植物。我が国ではいつの頃からか、草蜻蛉(クサカゲロウ)の卵を優曇華の名で呼ぶようになった。』(日本大歳時記より)
また、昔は「銀の花」とも呼ばれていたそうです。

そう言えば、夏だったか緑色の翅を持つ昆虫を確かに見掛けました。
あれは、きっとこの卵から生まれたのですね。

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冬の足音

2009-11-11 | 庭日記
日ごと冬の足音が近付いてくる気配の今日この頃、晴れ間を見て少しずつ冬越しの準備を進めています。
室内、風除室、南側軒下への鉢寄せは、この間の日曜日に全て完了。
次の土日あたり、雪囲いに取り掛かれるといいのだけれど…

庭の植物のほとんどが、その足音にかき立てられるように落葉したりと冬への準備を進めているけれど、バラはまだまだ蕾をしたためていて、季節の移ろいとは裏腹のこれからの開花に向けてマイペース振り。
そんなバラを見て、ウチの人が「可愛そうに、ずっと咲かせられて…」と。
果たして、人の手で改良されたバラは幸か不幸か、本当のところどう思っているのでしょう。

でも、ひょうひょうと咲くバラは美しく、逞しく、愛おしく、羨ましく…

写真は4回目開花中のアイスバーグ。



二番花、三番花は切り戻しから1ヶ月ちょっとで開花したけれど(その様子はこちら)、今回はやはり2ヶ月以上かかってしまいました。


そばのカザグルマ、新芽が出てきています。



アレッ?今の時期に新芽?
例年だと、確か2月くらいだったと思うけど…(←今年の写真振り返ったら、3月上旬でした。11/12追記)
古い葉を落として誘引も済ませましたが、果たしてこの新芽、これからやってくる冬を乗り越えられるのでしょうか。

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よせばいいのに、寄せ植え

2009-11-02 | 庭日記
先日、店先に並ぶストックと、ついつい目が合ってしまいました。

香りも良いストックは1年草の中でも大好きなもののひとつですが、この辺りでは冬越しは戸外では無理だし、早春もいつも気にはなるのですが、近頃では秋まで愉しめる1年草が早々と出荷されているので、お得感という点からいつもスルーしてしまうのでした。

傷みもない状態なのに割引価格で、でもきっと売れないでこのままポットの中で枯れていくんだろうな…



そう思ったら…

ダイアモンドフロストとハツユキカズラを寄せて植えていた鉢ですが、冬越しに室内に取り込むのに出来るだけコンパクトになるように、ダイアモンドフロストだけ掘り上げて小さな鉢に植え替えておきました。
そしてハツユキカズラが残ったこの鉢は、戸外でそのまま越冬するつもりで…
ああ、それなのに、また風除室に取り込む羽目になってしまいました。
しかもシクラメンは何度挑戦しても、どうしても3年目をうまく咲かせられなくって、封印したはずなのに…
空間を埋めるのに取り入れちゃってます。



玄関先に置いてある大きくて重い鉢、昨年の冬は葉ボタンとパンジー、ビオラを植えたのだけれど、やはり北風には耐えられず、葉ボタンはとう立ちするまでには到らず、茶色く傷んで見苦しくなってしまいました。
パンジー類も日照不足のせいか、早々と徒長してしまいました。
なので、今年は何も植えないで春になったら開花したビオラを植えようと思っていたのに、やっぱり葉ボタン植えちゃいました~



こちらでは、冬に室外で寄せ植えを愉しむというのは、やはり無理があるのかな…
「よせばいいのに、寄せ植え」という声が、頭の片隅をよぎったりもするのですが、何日も何日も陽射しがない長い冬の間、小さな植物の持つ色のパワーに心暖められて、私にとってかけがえのないものとなっています。

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