舛添厚労相の問責決議案提出へ 民主党、年金公約違反で
2008.4.1 12:20
民主党は1日午前の役員会と常任幹事会で、宙に浮いた年金記録問題の公約に違反したとして、舛添要一厚生労働相への問責決議案を参院に提出を検討することを決めた。
宙に浮いた年金記録5000万件をめぐっては、3月末時点で統合の可能性があるにもかかわらず通知できなかった記録が3000万件以上も残り、「3月末までに記録統合の可能性のある人に通知する」とした政府・与党の公約は達成できなかった。
民主党はこれを問題視しており、同日昼の野党国対委員長会談で、他の野党に問責決議案の提出について打診し、協力を要請する。
舛添氏への問責決議案は、ガソリン値下げが実現した今、年金問題を後半国会の重要テーマに再浮上させ、政府・与党を追及していくねらいがある。実際の提出のタイミングは国会情勢などをみて判断する。http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080401/stt0804011225002-n1.htm
また問責決議案ですか。人のあらを探し探し、人の邪魔をすることのみで数十年時が過ぎた政党。年金問題においては、トップとして舛添厚労相の責任は確かに重大ですが、その現場社会保険庁で業務にかかわってきた公務員たちの組合幹部を身内議員に抱え、この身内のミスに触れることにない民主党に問責などと声を上げる資格があるのか。自治労出身民主党相原久美子議員はこれだけの結果を招いても「
あの当時、労働組合が、職場の改善要求を出して何が悪い。こちら」と開き直るだけ。国政を担う可能性のある政党の議員ならば、せめて「労組として職場の改善要求の行き過ぎがこのような結果を招いた原因の一つであることを反省し、事態収拾に全力を尽くす」くらいは言うべきではないのか。自分の非は認めないまま結果はそっくり政府に責任転換、厚労相を槍玉にあげて糾弾し問責決議案?民主党、労組の責任転換体質にはほとほとうんざりさせられます。「他」を責めることだけは異様に長けた民主党。大きい声を上げたものが勝ち、現場の責任はなかったことにしてしまうつもりでしょう。
福田政権には、はやく退いてもらわなければあちこちで混乱が広がるばかりですが、こちらの野党はその場かぎり責任転換が上手すぎ。支持母体を見れば日本のために働く気があるのかどうかも怪しいもの、政権どころか政党としてもとても信用することができません。真保守派の誕生を強く望みます。