長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーの出発式典会場を辞退した善光寺で同日早朝、チベット暴動の犠牲者を追悼する法要が営まれることになった。市民団体「チベット問題を考える長野の会」(野池元基代表)が21日発表した。
亡命チベット人や支援者の国際組織「チベットに自由を求める学生の会」(SFT)日本支部との共催。善光寺の僧侶5人を含む7人でつくる「平和を願う僧侶の会」(若麻績敬史(わかおみけいし)代表)が協力する。
善光寺本堂で毎朝行われる勤行に合わせて追悼法要を営み、暴動で犠牲になったチベット人と中国人の名前を読み上げる。当日は午前6時半に境内に集合、在日チベット人家族と支援者ら約40人が参列する予定。一般の参加も受け付ける。
法要後、両団体は聖火リレーのルートとなる出発点やJR長野駅前付近などに「チベットに自由を」などと書いた横断幕を掲げ、アピール活動をする。
善光寺に39ある宿坊の一つの住職である若麻績代表は「一人の僧侶として参加し、国や民族などの差異を超えた互いの理解を願う」と話した。(中日新聞)
また、同じく4月26日早朝6時30分から本堂で「回向」が行われるとのことです。
聖火は厳重な警戒のもと長野に向かうというニュースが流れています。
リレースタート地点を辞退した善光寺の、仏教精神に則った静かなしかし圧倒的な抗議は世界中に流れています。長野の平和的で効果的な抗議活動を注目し応援しています。