韓国のイ・ミョンバク大統領は日本時間の20日朝早く、訪問先のアメリカをたち、午後6時前、羽田空港に到着しました。韓国の大統領の来日は、平成16年12月に当時のノ・ムヒョン大統領が鹿児島県指宿市を訪問して以来、3年4か月ぶりです。
イ・ミョンバク大統領はこのあと、東京都内のホテルで、日本で暮らすおよそ400人の韓国人との会合に出席しました。この中でイ・ミョンバク大統領は、「韓国が困難に直面するたびに在日の皆さんが助けてくれました」と述べて、ことし2月、スンネムン(崇礼門)、通称ナムデムン(南大門)が火災で焼失した際に、在日韓国人たちが多くの送金をしたことについて感謝の意を表しました。また日本に永住する在日韓国人が地方参政権の実現を求めていることについて、韓国政府としても積極的な支援をしていく方針を明らかにしました。イ・ミョンバク大統領は21日は午前中、総理大臣官邸で福田総理大臣との首脳会談や共同記者会見に臨むほか、天皇陛下とも会見する予定です。(NHKニュース4月20日 20時59分 )
韓国大統領 地方参政権を支援
(NHKニュース04月20日 22時59分)
韓国大統領来日のニュース、NHKの大河ドラマの後のニュースで早速に取り上げられていました。韓国大統領は、「東京都内のホテルで、日本で暮らすおよそ400人の韓国人との会合に出席・・・、「韓国が困難に直面するたびに在日の皆さんが助けてくれました」・・・」・・・ほとんどの日本人には関わりのない内容。そのあと(よほど在日韓国人に要請されているのか) さっそく「在日外国人地方参政権」のお話が出てきたようです。
「日本に永住する在日韓国人が地方参政権の実現を求めていることについて、韓国政府としても積極的な支援をしていく方針」
また、李大統領は「韓国はすでに永住外国人に地方参政権を与えている」と述べたそうですが、韓国がたった二桁にすぎない日本からの永住者に参政権を認めたことと、数十万人に上る在日韓国人に参政権を認めることを単純に相互主義として持ち出すことには無理があり、何よりもこれは第一に日本の内政問題です。日本の内政の重大問題である参政権を外国人に付与せよと、韓国大統領が口出しをすることは止めていただきたいと思います。
憲法に明記されているとおり、
「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利」です。よって、外国人参政権はあり得ません。これはわが国の主権に関わる問題です。
<関連エントリ> 民主党 外国人地方参政権の骨子案