詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

私にはうたがある

2019-03-09 23:33:26 | 千駄記



鳥ゆけば点列の影追うように手負いの私にはうたがある


昭和の終わりから平成の初期にかけて
地方の単科大学に勤めていた。
それが諸々の事情があってバブル崩壊と共に
今の仕事に就くこととなった。

今日のうたは東京に戻ってきて
今の仕事を始めて間もない頃のもので
三年前に発表した自選100首にも入れたうたである。
短歌は学生時代からやっているが
自分のうたというものは
あたかも一枚の写真のようだと思う。

仕事で、というより会社の経営で、ぶっちゃけ
資金繰りのことで行き詰まり、工場を抜けて
近くの土手沿いを歩いていた時の情景。
ふっと気配がして空を見上げると鳥が
隊列を成して西へと向かっていた。
それを角行のごとくと喩えたり、私を支点としてと
表現したり。
ずいぶんと追い込まれていたってうたを
忘れることはなかったころである。

短歌がなければ生きられないとは思わないが
短歌によって生かされてきたとは思う。


昼めし前。

2019-03-09 13:18:14 | 千駄記



良い陽気の土曜日となりました。

久しぶりに簡単な工事に行ってきました。
野菜の流通倉庫の木製の作業台をステンレスで
覆ってしまうというものです。
かつては木のままでもよかったらしいのですが
近頃は異物混入の問題などで木はダメ
という傾向にあるようです。
これだけ太い角材を使った作業台は
しっかりしていますので、すべてを
ステンレスで作り直すのは勿体ないと
いうことなのでしょう。

こんなに天気が良けりゃどこ行ったって
愉しいだろうなと思いつつ。
週末の朝は下りが混んでいますね。
フツーなら小一時間程度の道のりですが
今朝は小二時間かかりました。

乗り慣れていないちっちゃなクルマで
「晴詠」4号のことなどを企画しながらの
ロンリードライブとなりました。
旅は計画中が面白いなんて言いますけれども
旅行中の方が面白くね?
「晴詠」なんていうちっちゃな冊子でも
作っている最中が面白い。
出稿する頃には見飽きちゃっているわけです。

画像が今日の仕事のひとまずの完成品ですが
このような小さな仕事でも寸法が
間違っていればアウト。
ぴったりに収まりました。ぼくのウデを
わかっていただけたでしょうか。

さて、昼食に出ることにしましょう。