詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

若書きの一首

2019-03-14 18:00:23 | 千駄記




調味料なき一室に始まりぬ立葵咲く君が肩越し (歌集『解体心書』)
若書きの一首。

川を挟んだ向こう側が町だった
木の橋を何度往復しただろう
春は菜の花 夏には立葵
秋に秋桜、彼岸花が咲く
土手沿いのアパート
18歳で家を出て4都県10か所で
暮らしたわが人生

儚いもんだ。

晴詠3号完成しました。

2019-03-14 12:10:18 | 詩歌探究社「蓮」情報



午前中に到着した「晴詠」3号です。
時間を見ながら発送作業に取り掛かります。
発行日は5月15日付となっておりますが
気にしないでください。
非売品となっておりますが
気にしないでください。
どうしても寄付したいという方は
どうぞご遠慮なく。
私の財布には若干の余裕があります。

ぱらぱらっと捲った感じ
気になる点はありましたが
完成したものは仕方あるまい。

マンガ家の蛭子能収さんから聞いた話です。

昔、連載を二本持っていて、
一本はいわゆるエロ雑誌でもう一本は
競艇の雑誌。
蛭子さんなりにその雑誌に向いたマンガを
描いていたそうです。
あるとき、締切に追われ急いで描き上げ
それぞれの編集部宛に発送して一安心。
と思ったところ、
エロ雑誌に競艇雑誌向けの
競艇雑誌にエロ雑誌向けの
マンガを誤って送ったことに気づいたそうです。
問題があれば編集部から連絡があるだろう
その時に対応すればいいや・・
と思っていたところ
どちらの雑誌からも連絡はなく
普段通りに掲載され、読者からも特に
変った反応はなかったそうです。

つまり、自分が思うほど読まれてない
と、気づいたとのことです。
この話を聞いて、ああ、なるほどと
私も思ったことです。
現代短歌「舟」代表のY田Y美さんから
「自分の短歌の読者は7人くらいと思えばよい」
と聞いたことがあって、ああ、これもなるほどと
思いました。

細かいことは気にすんなってことです。