☆☆ゆきのおと Yuki's Note ♪☆☆

☆名越(なごや)左源太時敏の玄孫が綴る日々のあれこれや家族の歴史. 
☆記事・写真などの複写・転載はご遠慮ください

立冬 従姉の訃報

2008-11-08 13:05:08 | 日記

 昨日7日、立冬の朝7時前、埼玉に住む弟からの電話で
従姉(いとこ)が息を引き取ったことを知った。
彼女の22歳になる長男から連絡があったそうだ。

 覚悟はしていたけど、それが今日だなんて‥‥。
この週末にでもあの子のお見舞いに行けやしないかと
あれこれ考えていたのに‥‥。

         ☆

 従姉とは同い年。私より3ヶ月早く産まれた。
今年はふたりとも年女で、8月生まれの彼女は一足先に48歳になっていた。

 彼女が県外の大学に進学してからはほとんどお互いに連絡もしないままだったけど、
母親同士が姉妹なため、節目節目では彼女の状況を聞かされていた。
 今度結婚するらしい、とか、子どもが産まれたらしい、とか。

 離婚して、その当時彼女の兄が暮らしていた長野へ
子ども3人を連れて移って行ったそうだ、とか。

        ☆☆

 その彼女が、今年6月になって
癌であること、しかし治療して仕事にも復帰してることを
こちらに住む彼女の実家に連絡してきたそうだ。
それに関しては、私はあとになって聞かされたのだけど。

 10月中旬、彼女に連絡を取りたいことがあったので現住所を訊いた際に、
病気にかかっていて入院してるらしいことを知った。

 その時はまだ彼女の実家でも詳しい状況がわからず、今年の8月頃には本人からの電話で
10月の連休には子どもを連れてこちらへ一度帰ってくる予定にしていると聞いていて、
その日を心待ちにしていたようだ。

 先月末から見舞いにいっている彼女の兄によると、
あちらでの職場の同僚にも、鹿児島に帰りたいと何度も言っていたそうだ。。

 結局、それはとうとう叶わなかった。。

       ☆☆☆

 彼女の病状を聞かされてからは、
遠く離れていても、何かしらできることがあるんじゃないか、
そんな気持ちで過ごす毎日が続き、
その一方で、”もし、間に合わなかったら‥‥”という思いが浮かんでは、
具体的な行動に移せない自分がいた。

 そんな日々の中、郷里を離れて暮らすミクシィの友人には
「友達とのやり取りは、出来れば直に声が聞ける方がいいと思うよ」
というアドバイスをしていながら、それから数日後になってようやく、
「そうだ!
 ヴォイスレターで声を届けることができるんじゃないかしら?!」
と思い付いたのだけど、
「テープだけ送っても、カセットデッキ(プレイヤー)がないとだめだし、
 届いてすぐにでも聴いてもらえるように、プレイヤーごと送らなきゃ」
など、考えをめぐらせるだけで、実現には至らなかった。

 ただ、埼玉の義妹の機転で、写メールで送った私のポートレートを見てもらえたので
少しでも近くに感じてもらえたかもしれない、と思っている。


       ☆☆☆☆

 Kちゃんに直接話しかけたかった。
中学のときのバスケ部仲間にも声をかけてメッセージを入れてもらって
声を聴かせたかった。
 遠い郷里で不安を抱えている両親の声も聴かせてあげたかった。

 いろんな思いが頭をよぎると、次から次から涙があふれてくる。

 訃報を聞いて、「あぁ、とうとう‥‥」と思いはしたものの、
しばらくは何を思うでもなく、それでも朝9時半頃には、
いつの間にか頭の中にいろいろな想いや言葉が充満してきたので
「文章に書き留めなければ‥‥」と思ったのに、
きのう、普段行きなれない場所に行き
家に帰り着いてからというもの随分疲れを感じていた上に、
今夜くらいたまにはいいかな、と夜更かししてしまって油断した。
 風邪の引き初めのように、今日は体の節々の痛みと微熱から来るだるさで
横にならざるをえない状況になってしまった。

 自業自得である。自滅だ。

 初め腰がひどく痛むと思ったが、徐々に全身に痛みが広がっていった。

 腰痛は、物理的な負荷によるものは当然ながら、
心理的なことでも痛みを感じるシステムになっていることがわかったと、
TVで言っていたけれど、それはともかく、
今はおとなしく体を休めるほかに何も出来そうにない。

 リアルタイムな感情を形に出来ないことのもどかしさといったら‥‥!

 せめてノートに書き付けるくらいしとかなきゃ、と
冴えない頭で文章を組み立てている。


☆ 叔母さん、叔父さん、大丈夫かなぁ‥‥。
役に立たない、腑甲斐無い従妹でごめんね、Kちゃん‥‥。

                     ('08 11/7 13:09 記す)

* 感情の揺れ動きにはかなりタイムラグがあります。
実はこのあとも書き続けていたのですが、それはまた次の日記にでも綴ってみようと思います。
 今は、このことをしっかり受けとめることが出来ていますので、
ご心配には及びません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする