今週は お軸が 画 だけで 賛がない
短い軸がなくて 昔からあった 万年青のえを掛けました
それで となりの八畳に掛けたのが
大津絵
大津絵といえば 鬼が一番有名で
鬼の寒念仏
先々週の大津絵は
これは 古い大津絵 肉筆
鬼の角が折れているのは 欲の角を折るという意味だそうです
こっちは 比較的 新しい
角も折れていません
画賛というか
芭蕉の
大津絵の 筆の始めは 何仏 と 書かれています
大津絵というのは 江戸時代の 旅する人のお土産として
仏さまや いろんなものの絵が 書かれて売られていたそうです
芭蕉がよんだ 何仏 というのは
正月三が日は 仏のことにはかかわらないという風習があって
絵師さんたちは 三が日はお休みして
仕事始めに 仏様の絵を書かれたそうです
それで 芭蕉は
仕事始めに どの仏様の絵を書きますか と よんだのでしょうね
筆の初めは 仕事始め
四箇村と 黒もじ
今日の生徒さん お着物がとてもおしゃれ
飛梅のお着物に 淡い色の梅の帯
季節感 たっぷり
お着物も お道具も 床 も 写真を見ただけで
季節が想像できるというのは お茶の素敵なところですね
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