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今週は椿餅 源氏物語にも出てくる 古くからのお菓子です

2023-02-21 21:25:22 | 菓子・スイーツ
 
 

 

とても シンプル もち粉とあんこ

平安時代は お砂糖なんかなかったので

今のようなものではなかったかもしれませんが

 

いまは 2月のお菓子として 

京都などでも 販売されているかもしれませんね

 

松江でも 向月庵さんが毎年出されていましたけれど

今は  お店を閉められましたので こちらで見ることはないです

 

自分が作ってみると  何故 お店で扱うところが少ないのか よくわかりました

 

椿の葉がネックかな

向月庵さんでも 

同じサイズの 傷の無い葉を毎年同じ方にお願いしているとおっしゃってました

椿の葉の価格が高いのかもしれませんね

 

庭の椿の葉を集めてみると

 

 

 

楼蘭は大きくて 浄蓮の春は細長い 西王母も大きい

侘助は 細くて小さい

左上が白玉 使えそうなのは 白玉か四箇村

葉が丸いです

 

中身はとても簡単にできます

 

 

道明寺 100g ひたひたの水に15分くらい付けて

水が多かったり 時間が長くなると 道明寺の粒粒の硬さがなくなります

 

やわらかくしたかったら 水と時間を多く

 

晒に包んで 12~15 分蒸します

好みの硬さまで

蒸しあがった道明寺に塩一つまみと 砂糖15~20グラム 甘さは好みで

混ぜて 最終的に 粘りを出したければ 少しこねてから 小分け

 

 

 

ラップに道明寺をのせて 挟んで 丸く形を作り あんをのせて丸めます

 

晒より ラップのほうが作りやすいです

 

 

最初の試作は葉が細長くて不細工

やはり 葉に丸みがあるほうが見た目がいいです

 

 

すぐに作れます

 

とらやさんは 中にニッキがはいって 色は茶色っぽいです

 

シナモンは手に入りますけれど ニッキは近くのお店にはありません

 

ニッキ餅 美味しいですよね

実家のある 堺の名物でニッキ餅があります

 

今はもう お店もありませんけれど

京都の丸太町にあった 芳富軒さんの雁食

永観堂御用達 ほかの寺さんでもつかわれていたようですが

ニッキの香り 芥子や胡麻 色々なものが入った

小さなお餅 美味しかったです

日持ちもするし お値段もお安い

何度も買いに行って お茶会に送っていただいたこともありました

 

京都も 閉店されたお店が多くて 悲しくなります



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