夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ベーカムVCR BVV-5の整備

2018-12-13 16:43:55 | Weblog
BVV-5はSony/Ikegamiの一世代前の放送用カメラにドッキングして使う定番のベーカムドッカブルVCRでした。私の手元には3台あって2台はIkegami HL-57とHL-59にセットしてあり、もう一台予備機があります。いずれHL-95を手に入れたときのために使えるか確認しようと今日そいつを引っ張り出してきました。


段ボール箱の中で埃まみれでした

刷毛で埃を掃除していたら不具合が見つかりました。サイドの録画表示灯の部分のカバーが欠品です。機能には支障ないもののこれではみっともないです。動作は全く問題ありませんでした。

黙ってればわからないかも

HL-57に取り付けた物と比べてみると、

これが本来の姿

大掃除の合間にこのカバーを作っちゃえということに。
ガラクタを探したらこんなアルミのアングルが出てきました。

加工して余った材料は捨てずに保管しています

バイスにくわえて切断。外は寒いけど日が当たっているのであまり苦にはなりません。

いつか頑丈な作業台を作る気はあるんですが

こんな部品を切り出しました。

板厚1.5mm 幅4.6mm 長さ13mm

LEDのカバーは半透明の樹脂。こんな電線固定用のサドルがあったのでこれを加工します。

透明度が本物とほぼ同じ

カッターで切り出しました。

アールの形状がミソ

本物はプレートの部分に「REC」と印刷してあるのでIllustratorで似たフォントを使ってマット紙に印刷。背景はBVVの色に合わせました。これを両面テープでアルミで作ったプレートに貼り付けるんです。


プレートとLEDカバーをボンドで固定。どうですか。もっともらしいでしょ。


HL-57にドッキング、テープを入れてテスト。


レンズのスタートボタンを押すとご覧の通り。


このBVV-5はバッテリーケースと取っ手が欠品です。これもいずれ欲しいけど、そんなことをしているときりがないし。とりあえずは一段落でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする