このところ連続で「線路端の猫戯子」からの抜粋を YouTube にアップしています。
本当はそれじゃなく新しい映像作品を作りたいんですが。
でも本音ではあの長編で持てる力のすべてを使い切ったのだと感じています。
工房には HL-79E の他にも様々な古いカメラがあって、いつでも撮影可能なのに撮る対象が見つからない状態です。
これが写真なら気ままにカメラを向けて撮れるんですが、それじゃあ写真家に失礼かな?。
”線路端の猫戯子”は廃止されるまでの一年を、「消える可愛そうな鉄道」ではなく「電車のある日常」を記録しました。
撮り続ける間にあの鉄道路線の時代背景と世相、そこにクロスする自身を重ねて立体的に構成。
取り組み甲斐がありました。
YouTube には長野電鉄木島線と屋代線に関する動画は何本もありますが、どれも単に電車を追ったものと廃線跡を訪ねる物です。
「あんなのとは違うんだ!」。
あれだけの情熱を注ぎ込む対象が今は見つかりません。
このところ切り出した短編を連続でアップしているのはそういう事です。
次なる対象は漠然と「ふるさとの情景」を考えているんですが、どうなりますか。
では、今度アップした短編の紹介です。YouTube にリンクを張ってあります。