線路端の猫戯子(ねこじゃらし)からの抜粋を次々に公開しています。
本日も3本をアップしました。
これらに対してコメントも多数寄せられています。
その中に"Am I the only one to have the weirdest french voice over ?" というのがありました。
日本語に翻訳したら「最も奇妙なフランス語の音声を持っているのは私だけでしょうか?」
そりゃそうでしょう。もちろんですが私はフランス語の勉強なんてしていません。
ナレーションは原稿を Google 翻訳 でフランス語に変換、読み上げサイトを使って音声化したものです。
これが実は簡単な作業ではなく、フランス語と日本語の根本的な違いを思い知らされました。
原稿の文面を何度も書き換えたり順序を入れ替えたり日本語に際翻訳の繰り返しでした。
その上フランス語は発音できない言葉があって、例えば木島線の駅名をそれっぽく発音させるのは苦労しました。
駅名の「柳沢」を Yanagisawa で語らせると「やなじさわ」になるのでスペルを変えて何度も試行錯誤。
他にも妙な発音やアクセントになる単語は数えきれません。
日本語的な微妙な言い回しはフランス語では表現できないらしい事もちょっとだけ理解しました。
でもね、これで構わないんです。字幕が入れてありますから意味は通じるはずです。
昔の藤村有弘さん(古いなあ)のインチキ外国語の世界だと思っていただいて結構。
こんなことは通訳の誤訳、映画の吹き替え改変や省略した字幕だって珍しくありません。
そんなこんなも含めて作り手としてはこれでいいと思っています。
試作段階でこれを見たTVの某ディレクター氏は「フランス人のお友達が居るんですか?」。
全部英語ならほぼ通じるんでしょうがメインにフランス語(もどき)を採用した趣旨を感じていただけない人が居るとは。
昨今は変な日本語だって氾濫してるじゃないですか。草とかワロタなんか。
まあ細かいことは考えないで作り手が何を主張しているか、そこを見てほしいんです。