夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

再び長野新幹線車両センター

2019-12-06 14:36:00 | Weblog
週二回の実家訪問の帰りに長野新幹線車両センターの様子を見てきました。台風19号救援で出動していた自衛隊は撤収しましたが今後引き続き復旧と復興作業が続くことになります。
あの災害の二日前まで週2回のウォーキングをしていた車両センター外周道路は泥の撤去作業がまだ続いていて、よそ者が歩くのは気が引けます。冬場は替わりに歩いた信濃町は寒くて雪も降るのでどうしようかと考えています。
車両センターの様子をデジカメで撮っていたら通りがかりの若い人が話しかけてきて「向こうへ行けば車両の解体が見られる」とのこと。そういえばさっき水没したりんご畑で木を切っていた彼です。短い会話の最後に「どんどん(被災地の)状況を発信して」。もちろんです。

車両センター北東の角からの様子です。


近付くと流れ着いたままのゴミの向こうに廃車、解体される12編成の一部、E7の1編成が置かれていました。


見ていると寂しそうで哀れになってきます。


まだ何年も走るはずだったのに。


北陸新幹線開業前に初めて間近にE7の全体を見たのはここでした。それがこんなに早くこんな事態になるとは。


側溝に詰まっていた泥は撤去されました。ウォーキング中に何度も露草を見た所です。


車両センターの北東から。このあたりの水田も水没しました。


先日まで自衛隊が駐屯していた「りんごの湯」裏の三念沢です。堤防の上の流れてきたゴミはまだそのままです。


普段はほとんど水が流れていない川ですが穂保で決壊した千曲川の水はここまで来ました。


車両センターの中ではヘルメットを被った作業員の方々が忙しそうに動いていました。E7十編成とW7二編成はこれから本格的に解体されるようですが、しっかり見ておきたいと思う反面見たくないとも。複雑な思いです。

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