夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

8㍉フィルムのテレシネ 本番開始で「おっと」

2020-08-19 14:49:49 | Weblog
北信濃も猛暑が続いていますがさすがに夜は涼しくなりました。夕べは寒くて冬の掛け布団を被りました。今朝の気温は19℃!

テレシネの本番を開始。45年前に撮った自主映画のフィルムです。昔は業務用3管カメラを使ってスクリーンプロセス方式でやって画質はそれなりに出来ましたが全部やりなおしです。


中間レンズとカメラの間は外光を防ぐ必要がありますが、セリアの黒い厚紙に変更しました。被せてあるだけですが有効です。


HVR-Z5Jに新しいテープを入れてテレシネ開始。順調です。


ロール分けしたうちの一本、約9分のフィルム(全編は2時間)を録画して、気が付きました。音を忘れてた!
この自主映画はアフレコでセリフも効果音も音楽も入れてあるんです。

当時の8㍉はサウンドフィルム以前で、編集を終えたフィルムを町のカメラ屋経由で現像所に出して磁気コーティングして映写機で録音したんです。

フィルムの端、茶色い部分が磁気録音帯で、広い方がメイントラック、パーフォレーション側はバランスのための磁気帯です。映写機によってはバランス帯も活用してステレオ録音も可能でした。私が使っていたELMO ST1200もステレオ録音対応だったはずです。

これがSH9の磁気ヘッドです。


SH9は後ろにMIC,AUXの入力とMON,SPジャックがあります。MONジャックから音声を取り出してカメラのINPUT 1に入れてセレクターでLINEを選べばいけると考えました。
探したら出てきた抵抗入りのコードと自作のXLR変換アダプターを繋いでと、あれれ、カメラ側をどう設定しても音声を受け付けません。


これが自作のXLR3p/ミニジャックアダプター。


抵抗入りのコードが原因かと直のコードを探しましたがありません。
こんなときはハードオフです。即行。ジャンクの箱をかき回したら一本だけありました。¥110。
これに変更してやってみましたがダメです。


ネットで調べました。
このカメラのLINEは何かが違うらしくて通常は使えないんだと。


こうなればセレクターをMICにしたらどうだろうと試してみました。
INPUT1のセレクターをMICにして


オーディオ設定はこうして。INPUT1を2にも振り分けました。


音声が入りました。インピーダンスの関係で音が変になるかと不安でしたが問題無さそうです。

オーディオレベル表示が上がっているのが見えます。

引き続き作業を再開したいところですが室温が30℃に達しました。各地で高齢者の熱中症が出ています。夜涼しくなったらやりましょう。
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