夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

古い編集システムのモニターを入れ替えたら

2022-01-20 15:15:44 | Weblog
SD映像の編集に使っている古いワークステーションですが、余っている液晶モニターを何台か入れ替えてみました。
VAIO ブランドの17インチ2台、SONY 15インチ、GreenHouse 17インチを試してSONY 15インチで決まったのですが、Jr が「EIZO のモニターが余ってるよ」。
奥から出してきたそのモニターはブラックボディの15インチ、DVI 仕様。電源コードは 3p の標準でアダプタ不要。
ホコリを払ってSONY 15インチと入れ替えました。
ワークステーション側はもちろん DVI です。

ケーブルは分別して箱に放り込んだ袋に一本ありました。

EIZO FlexScan L461 です。Jr の話では上位の機種ではないとのこと。


コネクタは DVI のみでスッキリしています。


Windows XP を立ち上げたら問題なく表示されました。ドット欠けもないしパネルも傷ひとつありません。
解像度を目いっぱい上げて、細部の手直しをしている作品を Windows Media Player でフルスクリーン再生。


CRT の柔らかさはありませんが予想を超える鮮明な映像です。


何より気に入ったのはモノクロ映像がきれいなこと。他のモニターでは暗部が微妙に紫系になります。
他の液晶モニターは折を見て処分ですね。

さっそく仕掛かりの映像の一部手直しに掛かりました。モニターが鮮明なので作業がしやすいこと。

Premiere6.5 のタイムラインでカットの取り込み位置を変更した見本。庭の家庭菜園で撮った尺取虫です。
尺取虫が歩く(?)姿はひたすら先を急ぐ現代文明を皮肉るためにどうしても必要ですがなかなか見つからず、半ばあきらめていましたが、、、意外なところで遭遇しました。
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ノンリニア編集システムで思いついて試してみたこと

2022-01-19 14:08:56 | Weblog
工房の編集システムのカラーモニターはコンポジット2系統とY/C、RGBがありますが、コンポーネントがありません。
せっかくベーカムがあるのに素材の取り込みの際、本来のコンポーネントの画質をD端子の液晶テレビでしか見ることができないので思い付いて現状でベターな構成をしてみることにしました。
コンポーネントの映像信号をDVに変換する Canopus ADVC-500 は確かDV端子がふたつあったはずだぞ。


ADVC-500 の背面に、6pin と 4pin の DV 端子がありました。

4pin 端子はワークステーションに繋いでありますが 6pin は空いています。

6pin 端子から DIGITAL 8 GV-D200 にケーブルを繋いでみました。


ADVC-500 の DV端子の構成が単純に並列なら両方から出力を取り出すことは出来ないけど別回路なら可能かも。
GV-D200 の S1 映像出力から Ikegami TM1550 の Y/C に繋いで


こんな構成です。


参考のため、先日内部を掃除したときの TM1550 の背面。
Y/C は業務用のしっかりした 7pin コネクタです。コネクタは昔秋葉原で買った物、ケーブルは自作。


TM1550 の CHANNEL を Y/C にして、ベーカムテープを再生。


結果は「出た!」。

S(Y/C) の、滲みの少ない鮮明な映像です。

CHANNNEL A は BVW-70 のコンポジット信号をセレクタ経由で入れてありますが、切り替えると明らかに画質が違います。


ではワークステーションに繋いである 4pin DV はどうかと Premiere を開いてキャプチャ画面を出してみました。

問題なくキャプチャ画面に映像が出ました。

ここで頭の上に豆電球!。
このシステムだとベーカムテープをデジタルで DIGITAL8 テープにバックアップすることが可能です。
いずれコンポーネント入力のあるカラーモニターが手に入ったら ADVC-500 のコンポーネント出力から繋げばいいし、これはこれでそのうち役に立つことがあるかも知れません。
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今日はのんびり過ごそう

2022-01-18 11:32:06 | Weblog
外は小雪が舞っています。
「たまには温泉でのんびり」なんて柄じゃありませんが、敢えて何もせずに過ごしましょう。

映像データをバックアップのために別のHDDにコピーしていますが、1.38TB のデータを USB2.0 で繋いでの作業ですから夕べから始めてまだ当分掛かります。
この HDD から


こちらにコピー中です。ハードオフで買わなくてもやりくりすれば 2TB の HDD がひとつ使えると気が付きました。


残り時間の値はあてになりませんが夕方まで掛かるかな。


コピーしながら編集作業も可能ですが時代遅れのワークステーションでは負担が掛かりそうなのでこのまま放置します。


普段は使わない机の上を整理したので好きな音楽を聞きながら今年計画しているシュールな短編映画の構想をじっくり練ることにしましょう。


スピーカーから中島みゆき「あぶな坂」、岡林信康「山谷ブルース」、高田渡「生活の柄」、次は原田芳雄「蒼い影」、杉田かおる「鳥の歌」。
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古いワークステーションで映像編集中にトラブル発生

2022-01-16 17:03:32 | Weblog
パソコンなんて、全面的に信用しちゃいけません。頻繁に腹も立つけど騙し騙し言うことを聞かせるしかありません。
今日は仕掛かりの長編作品の手直しをしていて奴がヘソを曲げました。
その前にデスクの整理をしたんです。


先日は動画をCRTモニターで観たくて物置から重いSONY 17インチを出してセットしてみましたが、ビデオモニターのようにはいかなくて元の液晶に。
デスクにアンプと外付けHDD、DVデッキを載せてコンパクトに収めたんですが、スピーカーが納まらないのでモニターを外形寸法が一回り小さいのに入れ替えたらスッキリ。


別に意味はありませんがスピーカーの上に解体中の長野電鉄屋代線 若穂駅の線路跡で拾った敷石を載せてと


キーボードとマウスもこうすれば本来キーボードを載せるテーブルが自由に使えます。


部屋は汚いけどこのデスクは片付いたので長編の手直しに掛かりました。


ところが一部のシーケンスを再生していたら音声は正常なのに映像が固まっちゃいました。

そのシーケンスのプロジェクトから改めてAVIを書き出して上書き。今度は映像はきれいに再生するけど途中で一部アナログ放送時代のテレビの空きチャンネルのあの音が。
動画をPremiereのタイムラインに置いてみたら


"360 冬支度"プロジェクトを開いて書き出しファイルの設定を上書きにしたので元のデータが生きているのかと


ファイル名を変えて書き出しましたが位置は違うけど同じノイズ。


これは過去にも何度か経験していますがSEじゃないので原因探求なんかしません。
怪しいのはHDDではないかと考えて、近いうちに交換するとしてとりあえずディスクのエラーチェック開始。


どっちみちHDDは2TBを手に入れて早急にコピーする必要があります。AVIファイルは映像ベースでminiDVテープにバックアップは取ってありますがプロジェクトも保存しておかないと細部の手直しが出来ません。
明日は出掛ける用事があるのでハードオフへ行ってきませう。
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外付けHDDの不調原因調査と自作の動画鑑賞

2022-01-15 13:14:31 | Weblog
BGV制作を続けようとEDBetaテープ素材をキャプチャしていたら保存用の外付けHDDが途中で認識されなくなって調査です。
原因はどうもUSBケーブルの接触不良のようで、違うケーブルと入れ替えました。

USBに限らずPCのケーブルって、信頼性が低いですねえ。

これでたぶん大丈夫でしょう。

でもこれが壊れたら一大事ですから近いうちに2TBのドライブを買ってコピーします。

テストのためHDDに入っている自作動画を再生してみました。
前編が2時間22分42秒、後編が2時間18分25秒という超長編です。


おっと、音が変です。Rチャンネルの音が割れてる!
原因はこのアンプです。前からガリがあってVRを何回かまわすと回復していました。
VRは密閉式ですから交換するしか手はありませんが同じ物を手に入れるのが面倒。


カバーを開けたついでに電源を入れたまま内部のホコリを掃除していたら入力切り替えスイッチも接触が悪いのに気が付きました。
ワークステーションのサウンドカードからTUNERに入れてありますがこの位置がダメなので

荒っぽいけどスイッチの隙間から接点復活剤を吹き込んじゃいました。

当面これでいきましょう。


きれいな音が出るようになったので引き続き長編を再生してHDDの調子を見ることにしました。


この作品はYouTubeで公開している「線路端の猫戯子」です。
20年前に廃止になった長野電鉄木島線と10年前廃止の屋代線がテーマで、それを縦糸に時代の世相と自身の青春を交錯させた、映像による長編叙事詩です。
久しぶりに観たこの作品は我ながら傑作で、実に良く出来ています。
「手前みぞ」ではなく、組み込んだ1975年撮影の「新宿1975,冬」と自主映画が絡み合って立体的な映像作品になっています。
未完成のまま見切り発車でYouTubeにアップしましたが、その後追加した項目があるのでそっちも仕上げたいし、まだまだボケていられません。
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BGV 制作を再開

2022-01-13 15:09:41 | Weblog
BGV とは Back Ground Video の略称で、 BGM と似た考え方の映像版だと思えばわかりやすいかと思います。
BGV に定義などありませんが、早い話テレビ的手法ではなくワンカットでたとえば風景を坦々と撮った映像と私は理解しています。
ですから BGV は何の意味もありませんし観て面白いものでもありません。一言で表現すれば「窓から見える風景」です。

BGV を知ったとき、これなら自分にも出来る、やってみたいと思いました。
さっそくビデオカメラのカタログを集め、ビデオα の特集を買って本格的なカメラを調べました。ある日、ソニーの展示会を見に行って、今まで見たこともない大きなビデオカメラに遭遇。EDBeta の EDC-50 です。
ビデオの世界には放送用、業務用、民生用があるのを知りましたがEDC-50 は当時の民生用では最高峰でした。
業務用はとても手が出ないけどこれなら現実的。

それから間もなく当時の物品税が廃止になって70万円オーバーの EDC-50 が数万円安くなったので内緒で借金して購入しました。確か 67万円強だったと思います。
以来、休日は北信濃一帯の風景を撮りまくりました。
デッキはその後ラオックスで展示品の EDV-9000 をかなり安く手に入れました。

というわけで録画済みの EDBeta テープは100本以上。これを生かさない手はありません。BGV 第2作の制作開始です。
素材テープは3本、旧豊田村の小高い丘にあった蕎麦畑の秋と真冬の風景です。
メインとして使う秋晴れの蕎麦畑で収録した映像を再生して


Rex Video でキャプチャ。調子が変だと思ったら原因は Sコードでした。切れかかっているみたいで他のコードと入れ替え。


ところが30分過ぎでヘッドが詰まって映像が出なくなってやり直し。
クリーニングテープを掛けて最初から。
今度は大丈夫です。液晶テレビも使って時々横目で確認。テープは2時間ですからその間睨めっこしている訳には参りません。


この作業をあと2回やらないと。アナログテープなので IN/OUT ポイントを設定して自動キャプチャは出来ません。


今では廃盤で貴重なビデオテープです。
なお、そんなことをする人は居ないでしょうがEDBeta テープはそのままベーカムにも使えます。その場合、テープ速度は6倍ですから2時間テープが20分しか使えません。


まだキャプチャは1時間を過ぎたところです。
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撮りためた膨大なビデオテープ

2022-01-12 15:58:00 | Weblog
1989年、40歳から Sony EDC-50 とIKegami の業務用カメラで撮ってきたテープがそのままになっています。

これは EDBeta テープ、105本ありました。


他に業務用3管カメラで撮った Umatic テープも段ボール箱一杯。


内容は BGV いわゆる環境ビデオの素材。
残念なことに日本で最初に環境ビデオを提唱、作成した新井満氏は昨年亡くなりました。

彼の考える環境ビデオは通常のカット構成ではなく撮りっぱなしのワンカット映像。私がそれを知ったのは確か当時の月刊誌「小型映画」で、書店で見つけたこの本も買い込みました。

とりあえず眠っていた EDBeta テープを何本か再生してみました。


先日クリーニングテープの不具合で慌てた EDV-9000 は途中でヘッドが詰まって別のクリーニングテープを使ってから快調です。


古いワークステーションで静止画を取り込んでみました。コントラストが弱いのはPCの画像用にレベル補正していないからで映像では正常です。


黒姫山麓の開拓地。確か偏光フィルターを使ったのでコントラストが強めです。


丘のりんご畑。純白の花が満開です。テープ後半で近所のネコが散歩に来たのが写っているはずです。


信濃町の踏み切り。線路は当時の信越本線です。2時間テープには下り特急白山をはじめ懐かしい列車が通過します。


厳冬の黒姫開拓。晴れた夕暮れで立ち木の長い影が徐々に長くなります。


旧豊田村の山の手です。雪の上に三脚を立てて夕日が沈むまでひたすら長回し。後半、傾いた太陽で画面にハレーションが出ますが実に綺麗です。

この映像を液晶テレビに出してみたら EDBeta と相性がいいのか意外に良好な画質でした。


EDBeta 素材は1本だけ旧鬼無里村の戸隠山を背にした古い萱葺きの家の四季の風景を BGV に仕上げて「山里の原風景」のタイトルで YouTube で公開していますが、素材には事欠かないので編集を再開してなんとかしましょう。
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カラーモニター Ikegami TM1550 を掃除

2022-01-11 15:05:28 | Weblog
先日は黒姫の湧き水を汲みに行ったら雪に埋もれていてあきらめましたが、お茶もコーヒーもロックの氷も水道水では明らかに味が落ちるので改めて行ってみました。
出ていました!


4リットル入り焼酎のペットボトル10本を確保。

これで一週間以上間に合います。

出掛けたついでにこのところ断念しているウォーキングの基地を見てきました。

冬場はこのコースは無理です。

ずいぶん永く使ってきた Ikegami TM1550 モニターですが、久しぶりに内部を清掃することにしました。

外へ持ち出してエアコンプレッサーで溜まったほこりを吹き飛ばしてきましょう。

コンポジット3系統と Y/C7pin 、他に RGB 入力がありますが残念ながらコンポーネントはありません。恐らくビデオ編集スタジオではなく医療機関か画像関係の会社で使われていたものと思います。

ベーカムのコンポーネントは当面液晶テレビで代用していますがやっぱりちゃんとしたコンポーネント入力のあるモニターが欲しいなあ。
昨日、古いワークステーションのモニターを仕舞いこんであった CRT に変更して自作の映像を見ました。ブラウン管らしい映像ですが、ビデオ用カラーモニターと PC モニターでは表示原理が違いますからイマイチ。

それにしてもこのモニター、間違いなく20年以上昔の製品ですがまだしっかりしています。


問題はこれ、操作部のカバーが本体側のピンを破損しちゃって面白くありません。

なんとかしようといろいろやり始めましたがどの方法もうまくいきません。
別にカバーは無くても構わないからこのまま使いましょうか。

そんなことを考えながらベーカムの映像を出してみました。

掃除前より画面がくっきりしたような気がします。
アナログのしかもブラウン管、この立体感は液晶では表現できません。
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Ikegami のカメラ調整で使う小物を改良

2022-01-09 16:32:47 | Weblog
以前 Ikegami の放送用カメラを調整した際、波形モニターとベクトルスコープの波形をデジカメで記録するためコンデジをセットするフードを作りましたが、今回はカメラを不調になった PowerShot A530 から IXY DIGITAL 500 に変更です。
加工自体は済んでいますがカメラをしっかり固定しつつカードとバッテリーを簡単に出し入れできるように追加工を済ませました。

綿棒のキャップに入っているのが今日作った部品です。


例によってガラクタの箱から出したカメラ固定ネジをこうして取り付けました。


フードにセット。ネジは脱落しないように考えました。


こんな具合にベクトルスコープに引っ掛けます。


PowerShot と位置関係が微妙に違うので覗き穴とレンズの鏡筒が干渉します。適当に穴を広げました。
塗装が剥げたけど気にしない。


位置関係を調整して


IXY DIGITAL 500 試し撮りしてみました。

バッチリです。

650x530pixel でトリミングするとこうなります。


次回カメラの調整をする機会があればこれは役に立ちますねえ。
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冬の風景 北信濃編

2022-01-08 14:25:00 | Weblog
昨日の夕方、FinePix S2Pro を持って町内のりんご畑の様子を見に行ってきました。
あの庚申塚はどんな情景か、どうしても行ってみたくなったからです。


去年の夏はこうでした。同じ町に住んでいてあのとき初めて見つけたりんご畑の中の庚申塚です。


広い畑の中、道の両脇にキジが餌を求めて歩き回っていたので車を停めました。雄の兄弟でしょうか。


車を降りたときには畑の中へ。一羽は飛び去ってしまいましたが雪の上に途中まで足跡が残っていました。


振り返ると低い太陽と冬寒の風景。


写真と映像で撮りたいポイントは無尽蔵にありますが、冬は雪があって活動範囲は限られます。
一番のお気に入りのあの場所は

雪解けを待たないと無理。
ん、りんごの木の剪定作業が始まれば行けるかな。
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