夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

短編映画の構想を練り上げる

2023-03-20 15:44:47 | Weblog

74歳にしてまだまだやり足りないことが山ほどあります。

創作では短編映画のプランがあって、4年前から構想を練っていて未だ実現せず。

その映画は16ミリモノクロを予定しています。

でもこのご時勢、シネフィルムでの撮影が実際可能なものか。

撮影機材は揃っているんですが。

で、考えました。第一段階はビデオで撮影してもいいんじゃないか。

Ikegami HL-79E/BVU-150 又は HL-95/BVV-5 なら面白い味が出そうです。

それで編集してビデオ版として仕上げて、別途16ミリに挑戦してシネ版ってどうでしょう。

先日買った古本2冊は作ろうとしている作品の理論的根拠になりそうです。

ロケハンで撮ってきた写真はアルバムに貼ってあります。

以下、写真によるコンテです。

トップシーンはこれ。歩道の短いトンネルから初老の男が現れます。登場人物は彼だけ。

俯瞰カットで歩く男。

脇の鉄階段の下に現れた男が一瞬上を見て足を止めます。

男の主観。右手要壁の上を画面外へ歩く男。それは過去の男なのか未来の男なのか。

男、階段を上がってくる。

階段を上がっていく男。

要壁の先から階段の方向を見ている男、向こうへ歩き出す。

要壁の上、狭い歩道を歩いて来る男。脇の草むらに入って行く。

山道。男が登って行く。

低い木立の横に男が来て立ち止まる。

男の視線の先。歩道の先に短いトンネルが見える。これはつい先ほど通ったトンネルか?

横から。男、短いトンネルに入る。

トンネルの壁。落書きがある。男が横切って行く。

外への階段。男が現れ、上がって行く。なんで短いトンネルがこうなるんだ!

階段の出口。男が出てくる。

トンネルの先に出口。男、出て行く。

最初のカット。男、トンネルを出て来る。これは最初のカットをそのまま使います。

基本構成はこれだけです。

これを様々に加工、デジャブ現象、メビウスの輪、その他を利用して肉付けします。

クラインの壷も活用しましょう。

時間と空間も超越する構成で、男は歩いたり階段を上がったり振り向いたり。

もちろん結論なんていうものはありませんし教訓なんか完全否定。

根拠の無い映像文法に馴らされた視聴者は訳がわからなくなるでしょう。

そんな映像作品があってもいいと思うのです。

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コンデジをぶら下げてウォーキング ②

2023-03-19 15:25:59 | Weblog

続いてウォーキング終盤です。

丘の上一帯は果樹園と畑が広がっています。向こうに大きなケヤキが並んでいるのであちらに向かいます。

こうして撮った写真を見ると右上から左下に向かう構図が多い傾向。

広い道路に出る所にタラの木。これは栽培しているようです。

今下ってきた道です。

戻るのはこの道。歩道があるので安心。

笹の葉の色は雪景色に合いますがもう春。

午前中は空気が澄んでいるのでスッキリ。

道路の反対側もちょっと見て行きましょう。

別に意味の無いカットですがいいじゃないですか。

振り返って。あれはりんごじゃないかも。

こちら側は歩道が無いので危ない。遠くの雪山は根子岳です。あの山の向こうは群馬。

振り返ると歩いている人。天気のいい日曜日なので歩いている人が多いですね。

この上が先ほど歩いた所です。車で通る度にこの上はどうなってるのかと思っていました。

ほら、また同じ斜め構図。

咄嗟にカメラを向けて感性のまま。

笹の葉が透けています。

そろそろ出発点です。下は田子(たこ)川。

リクリエーションパークへの階段です。

上りました。

一周して車のところに戻ってきました。

右奥の体育館は色がアイボリーホワイトで最悪のセンス。遠くからでも異様に目立つんです。

今日は30分程度で Cyber-Shot DSC-P10 で計126枚撮りました。

コンデジで気軽に撮ったスナップ写真ですがこんな取り組みも面白いですね。

本当はフィルムのPENで撮ったほうがいいに決まってますが¥が掛かります。

折をみてそっちもやってみますが。

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コンデジをぶら下げてウォーキング ①

2023-03-19 14:49:56 | Weblog

少々寒いけど前に下見してすっかり気に入ったコースを歩いてきました。

場所は長野市北部のリクリエーションパーク北西に広がる一帯、畑の中の道です。

3次元空間を2次元の平面で捉える写真という観点で、歩きながら色々試して感性を磨くことにしました。

今時のデジタルカメラはバカチョンで、誰がどうやっても失敗なく撮れますがそれを逆用してバチバチと。

 

各種グラウンドと体育館、遊園地のある広大な敷地に車を停めてこの階段を下ります。

小さな橋を渡るといきなり上り坂。

何だこりゃ。

結構きつい上り坂です。車だとあまり感じないんですが。

本気で歩くと息が切れるので今日は散歩ペース。

坂を上りきると視界が開けます。

ここは去年の夏に通ったら草が伸びて黄色い花が咲き乱れていました。ただし外来植物で猛烈に繁殖するやつですが。

振り向くと丘の上の東長野病院が見えます。右方向には清泉女学院大学/清泉女学院短期大学。

全景はこんな感じ。

雑然とした畑で梅の花が満開でした。

先に進みましょう。小さな畑が雑然と広がっています。

りんごの木の選定作業で出た枝が積み上げられています。

この木はまだ選定が済んでいないのかな。

更に畑の中を進むと小さな谷に向かいます。

谷の入り口にも梅が。これも満開です。

振り向くと私好みの空間。

裸木の隙間から春の日差し。

谷を越えて前進。

ここも好みの空間です。

開けた畑からリクリエーションパークが望めます。

続きは②へ。

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晩酌の誘惑に負けて事態は進展せず

2023-03-18 20:25:42 | Weblog

日課となっている絵は昼近くに仕上げました。笑うなかれ。

顔出しで YouTube サイトにアップする古い放送用カメラの紹介を収録しようと考えていましたが、、、

日中は外の生活音が邪魔になるので夜に。と思っていましたが、晩酌の誘惑には勝てません。

誰もそうでしょうが、出来ない理由を挙げて問題を先延ばしして現状に甘んじる自分につくづく呆れます。

明日出来ることは今日はやらない方針はひとつ間違うと何も進展しません。

今日やらない理由はもうひとつ。昨日隣町で写真を撮った時間帯が寒くて風邪気味ということ。

危ないとは思ったんですが。

昨日の信濃町は北風で0℃程度だったと思います。

今日は同じ信濃町のスタンドへ灯油を買いに行きましたが雪が舞っていました。

風邪かなと思っても医者へ行けない状況なので朝は自家製ドクダミ茶、夕方は葛根湯を飲みました。

まあこんな日もあるでしょう。

そういえば夕方友人から携帯に電話があって車の話から世界情勢、政治まで長話をしました。

お互いに本音で語る相手が少ない状況なので長い電話になりました。

今日は早めに床につくことにします。

 このブログの昨日の閲覧数は 1,036 に達しました。

過去最高。こんな超マニアックな記事なのに物好きな人たちに感激しています。

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ACアダプタが出てきたぞ!

2023-03-17 16:05:35 | Weblog

編集ラック周辺を整理していたら CanoScan 9950F の AC アダプターが見当たらなくて探しました。

AC アダプタをいくつも放り込んだ段ボール箱にはありません。

とんでもない所にそれは隠れていました。しっかり袋に入れて保管していたんです。

9950F は各種ネガフィルムのスキャンに対応していて最大のメリットはハーフサイズも受け付ける事。

フィルムホルダーは全部揃っているので次回いつ使うかはわかりませんがすぐに使えるようにしておきます。

 

一件落着したので毎度の湧き水汲みに行ってきました。

4㍑の焼酎のペットボトルを12本。家にまだ手付かずが4本。よくもまあこんなに焼酎を飲んだものです。

帰りは当然写真を撮ってきました。

田んぼは先日まで雪景色でしたがほとんど消えていました。

畑の隅のこんな小屋は被写体として大好物です。

なんでもない風景ですが絵の素材になります。

この朽ちた小屋も去年の夏から撮っています。

今日は薄曇りで山が見えないのが幸いして普段は気にも留めない風景に意識が集中します。

モグラが這い出した跡でしょう。

脇道を進むとこれが。晴れていれば向こうに黒姫と妙高が構えています。

地元に戻って

絵の世界です。

ちょうどおばあちゃんが一輪車を押していたのが目に入ったので。

絵にするならコンクリートの電柱は抜いちゃいましょう。

明日はこれを描こうとプリントアウトしました。

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少々お疲れ気味で

2023-03-16 20:11:48 | Weblog

このところあれこれやっていさいさか疲れました。

といって、一日何もしないというのは苦手。「たまには温泉でゆっくり」という感覚はありません。

昼食後横になってうつらうつらしていたら付けっぱなしのテレビが「バクダッドカフェ」を放送中。

この映画は前に全編観たことがあります。

銃撃戦もカーアクションもCGも無いし劇的な出来事もありません。

基本的にアメリカ映画は趣味じゃないんですがこの映画は好きです。

 

先日やり始めた木工細工ですが、ペンキを塗って完成させました。

編集ラックの下に置いて Canon のスキャナーを収納するんです。

ところがこのスキャナーの AC アダプタが見当たりません。

アダプタはこんなにあるのに行方不明です。

これはまたハードオフのジャンク箱をかき回して探すことになりそうです。

ラック周りを整理していたら「ん?」。このカップはクラインの壷か?

残念ながらクラインの壷にはなっていませんでした。

夜は毎日のように YouTube の「一月万冊」を見ているので読書が進みません。

”時間の不思議”はまだ途中までしか読んでいません。

読み終われば映像における時間と空間についていいヒントが得られそうです。

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NAS サーバーを入手

2023-03-15 21:33:50 | Weblog

メインのワークステーション周りを整理しようとこんな木工細工。

端材の板で作って塗装に掛かりましたが缶スプレーでは当然うまく塗れません。

ペンキで塗ろうとしたら薄め液が足りないぞ。

奥方の食料買出しに同行してダイソーに寄ったけどペイント薄め液は置いてありません。

ホームセンターに行って買ったけど天気が最高なので国道19号線方面の梅の花を見にいこうじゃないかという話に。

おっと、その前にあれが届くかも。

帰ったらそれは届いていました。

さっそく開封。

丁寧な梱包の中から出てきました。NASサーバーです。

内臓HDDは1TBx2。

さすがはサーバー、HDDはワンタッチで脱着できます。

なるほど、こうなってるのか。

こいつの担当は Jr.です。資金は私が出しましたがこいつの扱いは未知の分野なので彼に任せます。

というわけで午後は梅の花を見に行ってきました。

信州新町の梅園です。ここは入り口までは来たことがありますが奥に入ったのは初めてです。

ここの様子は毎年テレビで紹介するんですが、今年は例年より早く開花したので満開になっているのはまだ知られていません。

園内はまだ人が少なくて最高。

もっといい写真も撮れましたがそれは見せません。

足を伸ばして山の手へ。

何度も見てきた風景ですが、時間帯と光の状況が最高。

更に毎年この時期に通る道を進むと、写真ではとても表現できない畑の風景。

山道を進むと絶景が待ち構えていました。

数十メートルの範囲で「これもいい」「こっちもいいぞ」。

満腹になっての帰り道で。

この一帯で一番気に入っている風景です。

最後は数年前から折につけ訪れているポイントも抑えておきました。

一人よがりで捕らえた風景写真ですが、撮りながら思ったのはやはり写真は安直だということ。

これを例えばスマホの動画機能は論外として、3管のベーカムで撮影するなら気構えは異次元です。

撮影ポイント、言い換えれば座標の決定から機材のセッティングと時間帯の選定。なまじの作業ではありません。

デジカメを手持ちで気軽に撮るのとは覚悟が全く違います。

なのに同行した撮影技術も根拠も無い奥方がスマホで安直に撮った写真がきれいに撮れているという矛盾。

頭が混乱します。

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映像は空間と時間を自由に移動できる?

2023-03-13 16:29:58 | Weblog

昨日夕方、北信濃にも黄砂が流れてきました。

二階の窓から見えた西の空です。

写真は三次元空間を二次元で記録します。

上の写真を見て、人間は通常立体空間を認識します。

手前の屋根は十数メートル先、向こうの屋根は数十メートル先。

山は数キロ先。黄色い太陽は地球から約1億5000万㌔メートル。

太陽から地球まで光が届くのに約8分ですから、この写真は8分の時間差も記録されています。

今朝、古い柱時計のゼンマイを巻きました。

ゼンマイを巻く感触はアナログそのもの。

振り子は規則正しく歯車を回して時を刻んでいます。

工房には砂時計もあります。これは更にアナログ。

原理は全く違いますが時間経過を示す意味では柱時計と同じです。

 

映像は時間軸が存在する点で写真とは違うと考えていましたが、間違いだったのかも。

昨日の写真を見て認識が変わりました。それは置いときましょう。

 

映像は三次元空間を写真と同じく二次元で記録しますが、写真とは違う意味で時間軸が存在します。

それが現実世界と違うのは編集により時間軸と空間を自由に移動できるように見える点です。

撮影順はあくまでも現実の時間軸ですが。

ここに現像済みの16ミリフィルムがあります。

各コマはまさに写真で、それが毎秒24コマ間欠送りすることで動きが見えます。

フィルムの長手方向はまさに時間軸です。

編集者はこのフィルムを切って順序を入れ替えて、フィルムの中での話しですが時間軸を自由に組み替えます。

写っている対象は三次元空間からカメラマンが選び、カメラが捉え、フィルムに定着した二次元、平面です。

 

うまく表現できませんが、映像についてこんな角度から考えてみたら根拠のない映像文法から開放されるのではないかと。

ルミエール兄弟の時代に戻って出直すってのはどうでしょう。

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気だるい早春の午後に

2023-03-12 16:06:31 | Weblog

工房の窓から見る北西の空はうっすらと黄色く霞んでいます。黄砂でしょうか。

カメラ調整作業を録画するには日曜は外から様々な生活音が聞こえて不都合です。

今はどこかで誰かがチェーンソーを使っています。

読書の続きです。

難しい数式は飛ばすとして、興味を持った一節がありました。

一郎と二郎が大阪に向かう新幹線に乗った設定です。

一郎がビュッフェに行って食事を済ませた後、二郎もビュッフェに行ってサンドウィッチを食べてきたのです。

一郎が「どこで食べたんだい」。

二郎は「カウンターのいちばん手前があいていたから、そこで食べたんだ」。

一郎「なあんだ、ぼくと同じ場所で食べたんじゃあないか」。

 これは車内での話で、外から見ると一郎が食事をしたのは静岡で二郎がサンドウィッチを食べたのは名古屋。

なるほど。これは重大なヒント、映像を作る際応用が効きます。考えときましょう。

次に読むのはこれ。同じ都築卓司著「時間の不思議」です。

その前にプリンターのインク ICY50A1 が終わったので買いに行かないと。

インクは途中で買うとしてこの気だるい光の風景を EOS20D で捉えようじゃないか。

夏場はウォーキングで歩くコース。ネコが歩いていました。

雪解けの小川。定番ですが。

このあたりはまだ雪景色です。

黒姫山麓に足を伸ばしてみました。水彩画にもってこいです。

山を下りてしなの鉄道の某踏み切りに差し掛かったらちょうど警報機が鳴り出しました。

いままで半世紀、映像は独学ですがいつの間にか関連する本は数十冊になりました。

これで全部なのか一部なのかは言いません。

この他に月刊 ビデオα が大量にありましたがもう参考にすることもないので処分しました。

では、読書に戻ります。またいいヒントがつかめるかも。

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久しぶりにコースを変えてウォーキングと読書

2023-03-11 15:50:23 | Weblog

冬の間ウォーキングは積雪のため休まざるを得ませんでした。

先日下見して気に入ったコースで久しぶりに歩いてきました。

長野市郊外の丘陵地帯で、高低差があって車に気を使うこともない最高の空間です。

北部リクリエーションパークに車を置いて狭い坂道を登り、畑の中の道を歩いて歩道のある広い道路を戻ります。

薄っすら汗をかいて爽快でした。

帰ってから今日は何をしようか考えましたが雪が消えた庭で本を読むことにしました。

「四次元の世界」という古い BLUE BACS 、都築卓司 1969年の本です。

― 超空間から相対性理論へ ―

去年の秋は豊作だった庭の豆柿はすっかり実が落ちてしまいました。

築34年の家は老朽化して立て替えの時期ですがそんな資金もありませんから自力で補修です。

西の空は微かに黄砂が舞っているようです。春ですねえ。

薔薇は今年も白い花を咲かせることでしょう。

家庭菜園の脇にオオイヌノフグリ。これを見ると春を実感します。

雪景色にアクセントになっていた南天は終わりです。

読書を続けようとしましたが風が冷たくなってきました。

続きは工房に入って。

この本は今後写真と映像、更に絵に取り組むために役に立ちそうです。

空間と時間、四次元について面白い視点で書かれています。

それって、自分がやっている事と共通する部分があって、隠れた理論的裏付けになります。

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