北海道で生まれ育った私は「オリンピックは冬がいい」と思っています。
中でも「スキー競技が王道である」とまで思っているのです。
その上「スキーはノルディック複合、アルペン複合じゃなくては」とも思っています。
雪深い故郷で物心ついた時からスキーを履いている私は雪が降ると、もうスキーの準備をします。
家には広い庭があり、そこへ屋根から落ちた雪が固まり、幼い子供にとっては絶好のスキー場でした。
小学校時代は学校から帰るとすぐに庭のスキー場でスキーを履いて滑りました。
学校では遠い家の子はスキー通学をしていました。
学校の玄関には『スキー立て』があり、履いてきたスキーを脱ぐとそこへ立てかけます。
全校的にスキー遠足があり、学校からスキーを履いて出発します。
山上で腰につけたきたおにぎり🍙を食べると冷え切ったおにぎりが胃に落ちていき
寒さで震えたものです。
中学になってからは学校の友達と下校後待ち合わせて近くの山へスキーに行っていました。
私ができるのは滑降だけで、回転などを上手に滑る友達はカッコ良くて羨ましかったです。
私はスキーはクロスカントリーが好きで、林の中で木々を走り抜けるのが大好きでした。
風を切り頬を粉雪が舞い散るのは爽快でした。
というわけで、当然、あまり注目されていないけどオリンピックでも世界大会でも
ノルディック総合に熱い視線を向けてきたのです。
渡部暁斗選手には長年注目してきましたが、今年は世界大会でも成績上がっていませんでした。
「いよいよ最後かな」と思っていたのですが、ラージヒルで銅メダルを取り大喜びしました。
団体は他の選手にあまり期待できない上に、毎年4位というのが精いっぱいで、世界でも
「日本の4位は定位置」などと言われていたのです。
昨夜はお風呂から出てテレビをつけると、ノルディック決勝の真っ最中!
最後は立ち上がって「行け!!行け!!行け!!」と叫んでいました(笑)
お風呂から出てきた夫が「どうしたの!?」と驚き、笑い出す始末でした。
日本チームは従来はジャンプで稼ぎ、後の走力の分まで点数を保っていたのですが、
そこに注目され「日本が勝たないように」という他国の嫉妬心でルールが変えられ
ジャンプの点数が低くなり、走力距離が増えるという嫌なルールができました。
それでも挫けないのが日本です。
渡部暁斗選手はそこを克服する努力をしてきた人です。
今回も戦略を練って日本選手に合わせたような戦術できました。
本当に嬉しくてたまりません。
以前、暁斗選手のドキュメンタリーをテレビで観たことがありますが、
それはそれはストイックな生活をしている人です。
様々な暁斗選手の姿が思い浮かんできて、万歳をしている姿を見て涙が出ました。
もちろん昨夜は遅くまでジャック・ダニエルで祝いました。
右から2番目が渡部暁斗選手です。(日経新聞2/18朝刊)
KUUの話
私の毎日はほとんど同じ順番で家事を進めて行きます。
KUUはそれを覚えていて、立ち上がる私を見ると「次はそこでしょ」と言わんばかりに
私の先を走ります。
まるで命令されているかのように私はそれについていって仕事をします。
しっかり見張られながら仕事をする私・・・
1週間に1回木曜日の朝食にゆで卵を食べます。
KUUはそれを待っています。
なぜか木曜日の朝は朝食の準備をしている私に機嫌よく声をかけ
その瞬間を待つのです。
私のゆで卵の分から白味を割って小指の先ほどの黄身を削ってお皿に乗せてやると
「いただきます」はしませんが、うれしそうペロペロなめて食べます。
「ごちそうさま」もなく、引き揚げます。見るとお水を飲んでいます。
なぜ、木曜日が解るのか不思議です。
ゆで卵が出来上がるタイムウオッチの音は他のタイムウオッチと違う音なのですが、
ゆで卵のタイムウオッチの音が解るのです。
この研ぎ澄まされた感覚!猫は素晴らしい!!いや、KUUが素晴らしい!!!
今日の写真は呼ばれてお返事するKUUをカメラを構えて撮りました。