教材用に織りました。
夜空に星 というイメージなんですが、娘には「忍者の手裏剣みたい」と言われてしまいました。
少し面倒ですが、織りあがれば素敵な模様になるので、生徒さんからは喜ばれると思っています。
糸は市販のウールを使いました。
教材用に織りました。
夜空に星 というイメージなんですが、娘には「忍者の手裏剣みたい」と言われてしまいました。
少し面倒ですが、織りあがれば素敵な模様になるので、生徒さんからは喜ばれると思っています。
糸は市販のウールを使いました。
NHK・BSで また『こころ旅』が始まっています。
日本各地の風景が見られるので、朝のひと時 観ています。
自転車で走る火野正平さんについては、いろいろ言いたいこともありますが、
それはこの際横に置きます。
お手紙に書いてある場所に行ってみるわけですが、それを聞いていると、
いろいろな人に、いろいろな人生があるんだなぁと感じ入ります。
私の心に残る風景は・・・考えてみますと、こんなに永く生きていてもあまりないです。
ただひとつ、小学生になったばかりの頃、迷子になり、歩いても歩いても家に帰りつかなかった景色が
今にして思い出されます。
何かと制限が多かった私の家で、小学生になったばかりの私は、学校から帰ると、そーっとランドセルを
玄関に置き、離れた四辻で待っていた出来たばかりの友達の所へダッシュ
二人で遊びながらその子の家に行ったのですが、それがすっごく遠かったのです。
夕方になり帰るのですが、いつまでも家にたどり着けない
知らない景色ばかりをまっすぐ進みましたが、迷子というのは戻ることを知らないと聞いたことがあります。
知らない小学校の校庭で薪を背負った二宮金次郎の像を見たときは感動しました。
自分が、今、どんな状態なのかも忘れて、「これが二宮金次郎か」 暢気なものです。
そこも通り過ぎて、ずんずん歩いていると、向こうから農作業風体のご夫婦がやってきました。
「お嬢ちゃん、どこ行くの?」とオジサンに尋ねられ、なんと応えたかは忘れましたが、
私はそのオジサン夫婦に助けられ、おうちに連れていかれました。
そこには老夫婦もいて「可愛いからウチの子にしようか」と笑っていたのを覚えています。
晩ご飯をごちそうになり、家のことをいろいろ聞かれ、おじさんは出かけて行きました。
後で聞かされたのは警察に届け出てくれたそうです。
私のうちでは夜遅くなっても帰ってこないことを心配して警察に届けていて、すぐに迎えが来ましたが、
目の玉が飛び出るほど叱られたのは言うまでもありません。
オジサンは、夜になろうというこの時間に見たこともない小さい子が歩いている・・でも、この先は山・・
おかしいと思って保護してくれたのです。
私の中では、このまま歩いていくとどうなるの?と思いつつ、ある種の諦めを感じながらも、
山に沈んでいく真っ赤な太陽と、それが山に写って、なんとも美しい風景に見とれて
歩いていたのでした。
あの時の優しいオジサンたちの様子とともに、真っ赤な山の端の風景は、今でも心に残っています。
いったい、あそこはどこだったんでしょうか
マンションのベランダに富有柿2本を植えてから、毎年 落葉と剪定した時の枝を染めています。
茶色に染まりますが、今回は少し色を変えてみようと思い、五倍子で下染めをしてみました。
媒染は先媒染でミョウバンです。
五倍子で染めた後、柿の落葉と枝で染めましたが、ご覧のように地味目です。
この色は予想外です。
上はシルク・紬、下はシルク・真綿スラブですが、真綿スラブは艶々しています。
紬の方は他の色と段染めにしてみようか・・・とか、真綿スラブは織るときに
蘇芳で染めた赤い糸や、ロッグウッドで染めた黒い糸を混ぜて織ってみたら、
意外と華やかになるかも・・・などなど、考えているところです。
夫がキリギスからお土産に買ってきてくれたカモミールを染めました。
日本で市販されている染め用のカモミールは花だけですが、キルギスではお茶用として
このように売っていたようです。
重さは227g。茎が多いのでタンニンが多いと思われますが、ミョウバンで同浴染めにしました。
カモミールを染め液として2回煮出しました。
糸は絹2000dで、84gを2綛。
染めましたが、1綛は結びを入れて段染めにします。
丁子(ちょうじ)を煮出し、これを段染めにするために使います。
上はカモミールだけ、下は丁子の段染めを入れたところです。
いい感じの茶色が出ています。
段染めは渇きがまだ済んでいませんので、しょぼくれています。
カモミールは同浴染めといって染め液に、直接ミョウバンを入れてしまうので、
念のため、丁子の部分を鉄媒染しました。
カモミールの量に比べて糸が少なかったのと、茎が多かったので、
花だけのカモミールより濃い緑系になり、これはこれで嬉しい色に
染めあがりました。