ここ数日、食欲がなく胃が痛く、吐き気もする日が続き、夏バテでしょうか。
こんなことは初めてでちょっと弱気になりました。
ところが、5月に藤澤ノリマサさんのディナーショーのチケットを
買っていることに気が付きました。
期日は7月27日・・・いやはや慌てました。
行けるのか、どころか食事ができない・・・ ディナーショーだしなぁ
と迷いましたが、チケットを手に「行こう!」と決めて、昨夜行って参りました。
あ、ひと言お断りをしますが、私はこの藤澤ノリマサさんの音楽が好きで、
時々、彼のことをブログに書きます。
興味が無い方にはどうぞお許しください。
藤澤ノリマサさん
この写真は当日私宛てにいただいたものです。(笑)
と言うのは言い過ぎで、9/5発売のカバーアルバムの予約をした人間だけが
いただけるものです。
『私宛てに』と言ったのは、サインの下に書かれてある「LOVE ♡」というひと言は
各人すべて違う言葉が書かれているというので『私宛てに』と都合よく言いました。ウフッ
場所はホテル椿山荘東京です。
冬に生歌を聴いただけで、ずいぶん久しぶりでした。
2年前に 更なる発展を目指して事務所とレコード会社を移籍したノリマサさんから
6月末に、突然「7月1日で独立します」というメールが届きました。
何があったのか、彼の望むことと事務所側の方向性が違ったのか、わかりませんが、
今年 デビュー10周年、記念すべきイベントが開かれる予定だったでしょうに、
たぶんそれらはご破算になっただろうと想像します。
だからこそ、ディナーは食べなくても、歌だけは聞きたかったのです。
一般にディナーショーの食事は美味しいものではないことは常識です。
ですから、食事に何の期待もしていませんでしたが、
フランス料理のコース、飲み物は赤ワイン&白ワインを少しずつですが いただきました。
体調を崩したらどうしようと思いましたので、水だけは何杯もお代わりしました。
さっ!そんなことはどうでもいいのですっ!
ショーが始まって登場したノリマサさん、ただでさえ細い人が、二回り近くも細くなり、
それでも、いつもよりはじけるように歌い続けてくれました。
何かを吹き飛ばすように・・・というのは考え過ぎでしょうか。
MCは相変わらずの”天然”でボケまくりで笑わせてくれました。
そして、カンツォーネのピアノ弾き語りは、この人にしかできない逸品もの、
クラシックのベルカント唱法を駆使したノリマサさんの歌は
レコード会社のいう「唯一無二の歌い手」どおりです。
「新アルバムには まだ入れていないけど入れるつもり」という新譜の紹介があり、
これは『AVANTI-La vita e bell- 』というタイトルです。
これはイタリア語でAVANTI=前に進む、La vita e bell =素晴らしい人生 という
意味らしいです。
この「ディナーショーで歌うつもりで作った」そうで、現在の心境だと
言おうとしているのだと思いました。
今、置かれている状況については何も語りませんでしたが、
詞を聞きながら、この歌にすべてが込められていると思いました。
歌の最後の強く長いトーンを聞きながら、心に響くものがありました。
アンコールの後、白いスーツに着かえたノリマサさんは歌いながら客席全員と
握手をして回りました。3曲歌いました。
1卓10人、23卓あったので、230人です。 ご苦労様でした。
私はディナーショーが初めてでこれは初体験でしたが、隣りの方に伺ったら
ディナーショーでは、いつもそうだそうです。
中には泣きそうに感激している人がいたり、ご高齢の男性にも
優しく接しているノリマサさんを見ていると、ご苦労さまを乗り越えて
良かったんじゃないかと思いました。
そして、ノリマサさんの握手でのお見送りを受けて帰途に就きました。
そして、そして、この私もすっかり元気になり、夏バテはどこへやら、
出かける時とは段違いに元気に帰宅したので、夫もKUUも喜んでくれました(?)。
さぁっ!元気にいくか!!